主夫の徒然なるままに

主夫 脊柱管狭窄症 その体験 その5

 脊椎管狭窄症 その5
 脊椎管狭窄症は、足のしびれや腰の痛みで歩くことができなる坐骨神経痛と呼ばれる症状である。脊椎の中の神経が圧迫され、神経の機能がおびやかされる病気だが、痛みに耐え、さらに耐え続けることで神経機能が麻痺、つまり、例えば、足を動かす脳の指令が足に届かなくなるような病気だ。.昔は、手術の後、3人に1人が、車いす状態になることもあったようだが、現在では、比較的安全な手術で、全国の大きな病院では、どこでも実施されている。比較的早めの手術の決断が、神経を救う。

 手術日の翌日、あまり痛みもなく、ベッドの上では比較的自由に動けるので、本を読んだり、ラジオを聴いたりしながら時間をつぶしていた。今夜もあのおじさんの唸り声を聞かなければと思うと憂鬱になるが、いつのまにか、さらに一日が過ぎた。大の方のトイレがしたくなったが、そう緊急ではなかったけれども、ここは一度経験しておこうと看護師に頼んで見た。布団の中にお丸のような便器が入れられ、けっこう気兼ねなく用を足すことができるようになっていて安心したが、やはり寝たままの排便は難しかった。さらに次の日には、つながっていた管が全部外され、ナースステイションから離れた病室に移動、静かさが戻ってきた。担当の医学部学生が、いろいろ話しにくるので、自分の手術の様子を聞いてみた。お尻の穴に体温計を突っ込まれ、背中の骨をノミとトンカチでガツガツ削っていた、と聞いた。想像するとなんとも恥ずかしいようなおぞましいような風景だけれども、看護師の娘に聞いてみると、学生が話に来るのはそれが仕事で、体温計はそこにさしているのは手術では普通だそうだ。でも、どの学生も初めて見たときは結構尻込みしたんじゃないかと想像する。
 さて、手術後一週間もすると結構歩けるようになり、痛みもなく、されにリハビリも始まった。2週間もせずに退院となり、家でのお風呂にしばらく浸かれない不自由の後、1ヵ月後には、普通の生活となった。その後、コロナで病院が大変なことになってしまったようで、早く手術をして正解だったとつくづく思った。
 
 さて、この病気になって多くの本を図書館から借りて読んだが、最近、「名医が語る最新・最良の治療『腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニア』(法研)」という本を見つけた。もし、手術前にこの本を読んでいたら、かなりの不安を払拭できたのではないかと思った。数十歩しか歩けず、手術するしか方法がなかったのは事実だが、背骨の手術と聞いただけでやはり恐れおののく部分は小さくなかった。同じ手術を心配している方がいたら、ぜひ読んでみることをお勧めする。医学の進歩はやはりすばらしい。
 回復出来て、みなさんに感謝します。
でも、今年の年末、もう一つの手術が待っています。(涙)

<主夫の夕食>
肉量に飽きたら、これ「シャケのホイール焼き」なんども作ったのでいい感じの仕上がりに。かぼちゃの煮物も得意料理になりそうだ。

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