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隠れキラリ!テーブルマナーde大人磨き女子磨き

レストランで失敗しないテーブルマナーのご案内をしています。

お米の歴史と和食文化の成り立ち

2019-08-15 13:14:03 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

私たち日本人が、昔から当たり前のように食べているご飯、味噌汁、漬物。そこにおかずとして焼魚や肉、総菜などいろいろあるわけですが、どんなおかずであってもご飯・味噌汁・漬物は必ずセットで出されます。そんな日本の食事形式を改めて見直してみると、お米が愛おしく、味噌汁を深く味わい、漬物が作られる技術に感動し、和食をもった楽しみたく(←食べたく)なり、和食がもっと好きになりますよ。

【お米文化の歴史を紐解く】

日本でお米が栽培されたのは、縄文時代の後期と言われています。このころは、焼き畑や湿地でお米を栽培されていたようですが、弥生時代に入り中国から水田稲作の技術が入ってきて、本格的な農耕文化が成立していきます。さらに、古墳時代に入り、大陸との交流や渡来人の移住などを通して、土木技術や牛馬を使う稲作技術が発達していきました。が、調理法としては水を加えて煮るという方法のため、固いお粥や雑炊的な状態だったようです。

そして、奈良時代に入るとお米と麹を使ったお酒が造られるようにもなり、平安時代には高温で煮炊きができる鉄製や陶器の釜が広がり、柔らかいご飯が広まりました。

鎌倉時代になって、いよいよ私たちが聞きなれている「精進料理」が中国の禅宗から入ってきて、修行のひとつだった料理から一般庶民に広がることになります。

室町時代になると、農業生産が増え、お米を常食とする習慣が庶民に普及していったそうです。このころに確率されたのが「本膳料理」といって、いくつもの「膳」が並べられた形式でだされる料理です。昔の旅館の大部屋に、仲居さんが料理を膳に乗せて運んでくる光景ですが、ご存知でしょうかね?。

また、本膳料理の形式は日本伝統の婚礼で行われる「三三九度」の儀式で受け継がれているのですが、今の若い人は見たことがないかもしれませんね。この本膳料理は、現在の「一汁三菜」の原型とされているものです。

そして、江戸時代に入り再び鎖国政策が始まり、すべての食糧を自給自足で賄わなければならくなり、それによって生まれたのが「日本料理」となり、独自の料理(和食)が完成されたそうです。この時代に経済力が向上し、町民の間で飲酒と美食を楽しむことが一般化され、それに合わせて料亭でコース料理が出さるようになりました。ここで「会席料理」が誕生し、現在の和食の主流となっています。

【一汁三菜は世界も注目する完璧な食事形式】

一汁三菜とは、ご飯(米)を「主」にした構成で、日本の食事形式の特徴を表した言葉です。ご飯を主食とし、ご飯以外を副食としています。その副食は、さらに主菜(肉や魚など)と副菜(野菜など)に分けられます。それに汁物が1つとおかずが3種類ついて三菜となり「一汁三菜」となります。ご飯とお漬物は必ずセットされるものなので、敢えてカウントしません。

また、おかずが2種の場合は一汁二菜となり、おかずが5種あれば一汁五菜となります。つまり、ご飯と味噌汁、おかずと漬物があれば、和食の基本である「一汁三菜」の基本スタイルが出来上がります。

一汁三菜は、栄養面からみても極めてバランスの良い食事形式です。主食のご飯からはエネルギー源となる炭水化物(糖質)が摂れ、主菜(肉や魚など)からは動物性蛋白質が摂れ、副菜(野菜など)からはビタミンやミネラル、食物繊維などが摂れます。

また、味噌汁からは良質な植物性蛋白質、漬物は発酵食品ですから乳酸菌が含まれています。一汁三菜って、実に素晴らしい食事形式だと思いませんか?一汁三菜を知ると、もう和食が一番!と思えるのは私だけでしょうか(笑)。和食の歴史を知れば知るほど、丁寧に食事をして、出汁から調味料に至るまでしっかりと味わいたいと思えます。そのためにも、和食にふさわしい食べ方(テーブルマナー)・美しい食べ方をこれからも身につけていきたいと思います♪

・テーブルマナーを身につけたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

・自分に自信をつけたい

・堂々と食事ができるようになりたい

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どこまでオシャレすればいい?気になるドレスコードの線引き

2019-08-14 13:51:43 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

最近は、フランス料理と言っても、とても身近に感じられるようになった気がします。なぜなら、ドレスコードの指定がゆるいお店が多くなりましたから。

利用する側とすれば、ドレスコードを指定されると「格式が高いお店なのでは?」「お高くとまっているお店なのでは?」と思いがちですが、お店側の意図は「オシャレをしてお越しいただけるような、サービスが行き届いたお店です・雰囲気もお料理も期待していただけるお店です」また「オシャレで利用するお店として努力している」というアピールでもあります。

お店によってドレスコードのある・なしは様々です。ブラッスリーやビストロのお店では「ドレスコードなし」がほとんど。レストラン以上でもドレスコードは「短パン・サンダルはご遠慮ください」という表記止まり。ミシュラン店での指定は「スマートカジュアル」がほとんど。気取った服装をしなくても利用できるとなると"心持ち"が少し緩みますから、それがマナーにも現れてしまわないようにしたいものです。

【よく聞くスマートカジュアルってどんな服装?】

さて、多くのお店で指定されている「スマートカジュアル」ですが、"カジュアル"がついているから、砕けた感じやでいいのでは?と思っていませんか?たとえば、ジーンズやTシャツ、スニーカー、サンダルといった服装をイメージする人が多いかと思いますが、意味をはき違えると周りとのお付き合いに"失敗"してしまいますので気をつけましょう。

スマートカジュアルとは、女性なら清楚なイメージを醸し出す服装で、きれいめの外出着といったところでしょうか。具体的にはワンピースまたはブラウスとスカート、パンツスタイルでもOK。露出は控えめ、スカート丈は膝辺り。そこにネックレスがあると、それだけでおしゃれ感がアップしますので身に付けることをおすすめします。

男性なら、Tシャツの上に上着あり、または襟ありのシャツなら上着なしでもOKです。下はスラックスまたはチノパンツでもOK。ジーンズならダメージ加工は避けて、上が襟ありのシャツまたは上着があればOKです。短パンに関しては、丈の長さや雰囲気によりますので、着用を考えている場合はお店に問い合わせてみるのが確実です。

履物は、男女ともスニーカーやサンダル、スリッパ系は避けるべき。サンダルは、足先の指が出ているものはNG。足先が隠れている、覆われているサンダルはOKです。女性のミュールは、ヒールがあるという点でギリギリセーフといったところでしょうか。フォーマルではNGです。

【ドレスコードとはその場にふさわしい服装】

では、お店の格式別にどんな服装がベターなのかを紹介していきます。

※関連記事↓↓↓

『お店の格式を知れば使い分けができる!失敗しないお店選びとは』

<ブラッスリー・ビストロ>

「ドレスコードなし」というお店がほとんどですので、おしゃれ度を同席者に合わせるとか、お店の雰囲気を考えて装うと、その時間が楽しいものになると思います。

<レストラン>

ここは、「スマートカジュアル」を指定いるお店も少なからずあります。たとえお店のホームページに「ドレスコードなし」とあっても、短パン、サンダルといったスタイルはNGです。男女とも清潔感がある服装を心がけましょう。

<オーベルジュ>

オーベルジュは、もともとは宿泊施設が付いた高級レストランです。この場合は、食事のために装いを変えてエレガントにするのがベター。ドレッシーなイメージが向いています。ランチでもワンピースにパンプス、ネックレスまで心掛けるのがベターです。男性はジャケットが必須。

<メゾングラン>

最上級のお店ですから、誰が見てもエレガントな装いがベストです。思い切ってドレス感覚の装いをしたほうがお店にマッチしますよ。過度な露出をする必要ないですが、少しぐらいデコルテが開いてもOK。ただし、その開いたデコルテにはキラリと目立つネックレスをつけましょう。ネックレスがあるのとないのとでは大違い!ドレッシーな装いでもスマートカジュアルに見えてしまう場合もありますから。

男性は、もちろんのことジャケット着用またはスーツです。できれば胸にポケットチーフがあればベストです。

【ドレスコードを理由におしゃれして出かけよう♪】

日本人の質として何事も「控え目」というのが根底にあり、どんな時でも抑え気味なバランスをとっているように感じます。ですが、せっかく非日常を味わう素敵なレストランに行くのであれば、ぜひとも精一杯のおしゃれをして、思いっきり非日常を楽しむべきだと思います。そんなあなたに憧れて「わたしももっとおしゃれをして出かけよう!」というお友だちが増えるかもしれません。そうゆう素敵な伝染で集まった仲間ができれば、さらに有意義な時間・非日常になると思います。

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始まりから終わりまでキラキラオーラ!パンケーキの美しい食べ方

2019-08-13 10:31:20 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

ブームがまだ続いているパンケーキ、私も大好きです。お店によって、いろいろ工夫されたトッピングやデコレーション。やりすぎでしょ!というくらいにクリームが盛られたパンケーキを食べるときには、そんなパンケーキを「美しく食べてやるー!」みたいな意地(?)で楽しんでいます。

美味しいものをいただく礼儀として、美しい食べ方で綺麗なお皿にして食べ終わりたいといつも考えています。そうすることで、ただ食べるより、もっと味わいもっと幸せを感じられるから。ぜひ、なんでもかんでも美しい食べ方で食べてみてください。自分の中の世界が変わるはず…。私は変わりました~♪ということで、今回はホットケーキを基本に美しい食べ方をご紹介します。

【シロップのかけ方から美しく?!

まず、ホットケーキを十文字に切り分けます。そのときに、のっかているバターは右上のホットケーキの上によけておきます。十文字に切り分けてから、シロップを回しかけましょう。このシロップを回しかけるとき、どのようにしていますか?ぐるぐると渦巻きにする人が多いと思います。ホットケーキが丸いので、円ということにつられてしまうので、渦巻きの回しかけをするような気がしています。もちろん、どんなかけ方をしてもいいのですが、「美しい」という点にこだわるとしたら、私は円でなく「Z」のジグザグかけをします。

話がそれますが、実はこのアルファベットの「Z」には面白い法則みたいなものがあって、たとえば観客がたくさんいるステージに上がると緊張しますし、目線をどこに置いたり向けたりすればいいのか戸惑いますよね。そんなときに、観客の右上の端をスタート地点に、「Z」で目線を向けていくと、とても美しい立ち振る舞いに見えるんですよ。また、松花堂弁当のような箱膳が出された食事のときも、どこから食べようかという「迷い箸」はマナー違反になりますが、迷わず右上の端から「Z」の流れで食べていくと、とても自信のある振る舞いに見えるんです。

なので、ぐるぐる渦巻きよりもジグザグ「Z」でシロップをかけたほうが、とてもスムーズで見た目にも美しいのでぜひやってみてください♪

【食べる位置を固定する!お皿を動かさない】

さて、十文字に切り分けたら、手前の右下の1/4から食べはじめます。そして、常にこの位置に他の1/4のホットケーキを移動させて食べることで、お皿をくるくる回ることなく美しく食べ進めることができます。

食べ方は、1/4になったホットケーキをさらに放射線に1/3にカットしながら食べていきます。ホットケーキの大きさにもよりますが、あまり細かい放射線にカットすると、今度はくずがでやすいので避けたいです。ひとまず1/3にカットします。このときも、食べるたびにカットしていきます。最初に放射線状に3等分してしまわないでね。全部切り分けてしまうという行為は、見た目に美しくありませんので、どんな食べ物も一口食べるたびに切るのが基本です。

【一口サイズにカットして食べるのが基本】

そして、1/3にカットしたものの、それを一口で食べるには大き過ぎる場合は、さらに半分ぐらいにカットします。このときに、斜めにナイフを入れてカットすると美しいです。そして、右上によけておいたバターをほんの少しナイフで取って一口分のホットケーキにつけてから食べます。バターを最初に塗り付けてしまうと、塗り付けた跡が残りますし、シロップがキレイになじまないので美しくありません。どちらかというと汚い景色になり、それを最後まで見ながら食べるというのは、自分だけでなく周りの同席者も美味しさが半減します。そんな配慮もテーブルマナーの意義です。

【円という形を活かした美しい食べ方】

こうして一口分ずつ、3等分したホットケーキを食べたら、最初の1/4分が終わりますよね。そうしたら、次は手前左側にある1/4分を空いた(最初に食べた)位置に移動させます。そして、食べ方は同様に放射線に3等分をイメージして、その1つ分をさらに1/2の一口サイズにカットしていただきます。バターをナイフで取って一口分につけて食べます。これを繰り返していくだけです。

ここで、下半分を食べ終わりましたね。残りは上半分です。次に食べるのは、左上の1/4分のホットケーキです。これを最初の位置=手前右下のところに移動させます。あとは、食べ方は今までと同じようにします。

そして、最後に残った1/4分をやはり最初の位置のところに移動させて、同様に食べていきます。これでお皿をぐるぐると回すことなく、またホットケーキを適当に切り分けることもなく、円という形を活かしつつ一定の法則のもと、ずっと美しい食べ方で食べ終わることができます。食べ終わったお皿の上は、切り分けたくずも少なく(←私はチリ1つ残しませんが笑)とても美しいですから、ぜひやってみてください。

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実食!テーブルマナーで和食の基本を抑えよう

2019-08-11 15:13:02 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

暑さにめげず、西麻布にあります『ラ・ボンバンス』で美食会♪和食の創作料理をいただいてきました。お店は、しっとり大人モダンという雰囲気です。まさに隠れ家的。今回は8名の参加でしたので、個室を用意していただきました。席に着くなり、冷たいお茶を出してくださり、とても有り難かったです。「暑い中お越しいただき…」というお店の気持ちを表したおもてなしですね。お店の点数アップです(笑)。では、お料理とともにテーブルマナーを実践して参りましょう。

【和食は器の扱い方が大事!】

とても粋なアンダープレート(サービスプレートとも言う)と箸置き。大人~って感じです♪全員が揃うまで、メニュー表を見ながら本日のお料理を確認。全7品のコースでした。全員が揃ったところで、最初のオーダーは食前酒。個々にお好きなものを注文します。ミネラルウォーターでもいいですし、ソフトドリンク、スパークリングワインなどなどお好みで。

オーダーが終わったら、簡単に自己紹介をさせていただいて、ナプキンを膝の上に広げます。このときに、主催者や中心者、また目上の人がナプキンを取るより先に自分のナプキンを取るのはNGです。これ、意外にできていない人が多いです。ちょっとしたことですが、大きくイメージを左右しますので、仕事などでの会食では注意しましょう。

一品目は、茄子を蒸したものとトマトのジュレ、カレー味で仕上げられていました。用意されたスプーンで、手前から奥に向かって食べ進めていきます。いきなり真ん中にあるもの(この場合はトマト)から食べるのは行儀が悪いとされていますので注意しましょう。

和食の基本は、手に持てる大きさの器は必ず持って食べるのですが、こちらの器が洋食器に近いということと、持って食べるには少し大きいので、手に持たずに置いたままでいただきます。しかし、左手は必ず器の脚の部分に添えていただきます。

【器とお箸の関係!一呼吸の所作で優雅に】

二品目は、3種の前菜が出されました。こちらは小鉢なので、必ず手に持っていただきます。また、一皿だけを食べ進めるのではなく、左回りに少しずつ食べ進めていきます。食べ方は、器を両手で持ち上げてからお箸を取り上げます。そして、器を置く前にまずお箸を置いて、それから小鉢を両手で元の位置に戻します。器を変えるときはこれを繰り返します。お箸を下げないで、器を片手で扱うのNGです。

こうするとことでゆっくりと食事をするようになりますので、より料理を味わい、少量でも満腹感が湧いてきます。

また、右下にある枝豆ですが、通常は枝豆を手でつまんで中の豆を押し出しながら口に入れると思います。ところが、たまに上手く押し出せなくて、ピューと豆が飛んで行くこともありますよね。そうならないために、まずお皿の上でちょっとだけさやをむいて、豆が出る場所を作ります。それから口の前で押し出すと、確実に口の中へ入れることができますよ。汚れた手は、お手拭きまたはナプキンで拭けばOKです。

三品目は鰻のお椀でした。蓋を取ったら右上に置きますが、このときに蓋の裏に絵柄があれば一瞬でもその美しさを楽しんで一呼吸おいてから、蓋を右上に置きます。そして、お椀を両手で持ち上げて、まず汁だけをいただきます。それから、お箸を取り上げて中の具をいただきます。汁と具を交互にいただく際に、お箸の先はお椀の中に入れたままにします。たまに、お箸を持ったまま椀の外に出して汁を飲む人がいますが、これは片手で器を扱っていることになるのでNGです。必ずお箸の先をお椀の中に入れて、お箸で具を押さえておくと汁が飲みやすいという意味でも理にかなっている所作です。

食べ終わったら、お椀に蓋をして元の状態に戻します。そして、少し左上へお椀を移動させます。これで食べ終わりましたという合図です。飲み物以外の食事は、基本左側からサーブされますので、食べ終わったお椀を左側へ移動させておくと、お店の方が取りやすいです。これもお店とのコミュニケーションのひとつです。

【焼き魚に必ず出る"はじかみ"は最後のお口直し】

四品目は真鯛と無花果をいただきました。こちらも左の焼き魚から箸をつけ、無花果と交互にいただきます。そして、焼き魚に必ず添えられている「はじかみ」は最後に食べて、口の中をさっぱりとさせます。こうすることで、次のお料理をしっかり味わえる準備をするわけです。

五品目は、牛の炙りにフカヒレのあんかけ。こちらも手前から崩しながら、そして白髪ねぎと一緒にいただきます。最初に白髪ねぎをよけて中央から食べるのはよろしくありません。お皿の上の景色をなるべく変えないようにいただくのが美しい食べ方です。

【最後までゆっくり丁寧にいただく】

六品目は食事(ご飯/味噌汁/香の物)。食べる順番は、まずお椀の蓋を取り(右上に置く)、お椀だけを両手で取り上げて一口汁をいただきます。それからお箸を取り上げて、中の具をいただきます。

次にご飯を食べます。その際は、一旦お箸を置いてから両手で味噌汁のお椀を元の位置に戻し、それから両手でご飯を持ち上げてから、お箸を取り上げます。これが器とお箸の関係であり、和食の基本です。

ご飯は、手前から奥に向かって食べすすめますが、ご飯を2層に分けるイメージで、上段を手前から奥に向かって食べ、それから下段を手前から奥に向かって食べるようにします。これも、美しい景色を保ちながら上品に食べる方法です。

そうなると、気になるのが香の物(漬物)をいつ・どのように食べるかですね。香の物はご飯のお供的な存在ですが、ご飯の上にお漬物を置くのはNGです。ご飯もお漬物も、料理の1品として最後まで丁寧にいただきましょう。ご飯とお漬物を交互にいただいて構いません。

最後のデザートは、なんと!白いコーヒーのムース。見た目は乳製品系だけど味はコーヒー。とてもユニークですが美味しかったです。これで今回のコースは終了。和食も丁寧に食べると結構時間がかかりますが、ゆっくり時間をかけて食べることでゆとりが生まれますので、そのゆとりは周りとの会話をしっかり楽しむためのもの。こうして有意義な状況がつくられるのですね。ぜひ、テーブルマナーを身につけて、有意義な時間をつくってください。

・テーブルマナーを身につけたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

・自分に自信をつけたい

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パスタの美しい食べ方で、もう服を汚さない

2019-08-09 14:43:44 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

食べる機会が多いパスタですが、メニューによってはソースが跳ねて服を汚したりすることがありませんか?ソースのシミが付くと、目立つし落としにくいし、食べた後で他のにすれば良かったと後悔することもあるのではないでしょうか。

食べた後のお皿の上がソースが残り過ぎたり広がる過ぎて、ちょっと汚いとか恥ずかしいから早く食べ終わったお皿をさげてほしいと思ったりしませんか?そんな経験があると、パスタを食べたくても躊躇してしまいますよね。一人で食べるならまだしも、同席者がいるとなおさら!本当はパスタを食べたいのに、失敗してイメージダウンするよりは、安全に食べられるサンドイッチやサラダプレートをオーダーしておこうと。私も何度白い服をダメにしたことが…(泣)

また、食べている最中もソースが口の周りにはみ出して、その度に紙ナプキンを何枚も使ってお皿の横でゴミが増え、そのゴミを食べ終わったお皿の上に山盛り…なんていう食べ方になっていませんか?これもパスタの"あるある"の1つ。

ぜひ、最後のお皿の上がキレイに終わるように美しい食べ方をマスターしましょう。好きなパスタをいつでもどこでも堂々と食べられる「美しい食べ方」をご紹介します。

カフェなどでパスタを注文すると、フォークとスプーンが出てくるところがありますが、通常のレストランでは、スープ系のパスタ料理以外はフォークしか置かれません。なので、普段からフォークだけで美しく食べる練習をすると、いざという時に失敗しないですよ。

まずは「美しい食べ方の三原則」を覚えておきましょう。

1.一口サイズになるように巻き取る

最初に数本をフォークの先に取り込んでも、ぐるぐると巻き付けいくとどんどん量が多くなり、一口サイズではなく大口サイズになってしまいます。最初に取るのを2~3本にし、フォークを垂直に立てて巻いていくと、一口サイズで上品に口に入れられます。

2.パスタを食べている途中で噛み切らない

うまく巻き付けられなくて、フォークの下でぶらさがっている麺を噛み切ってお皿に戻すのはやめましょう。そうならないためにも、最初の取り込みを2,3本にしておくと、最後までしっかりフォークに巻き付けることができます。

3.ソースを最初にぐちゃぐちゃ混ぜない

パスタが出て来たときにソースが中心に盛られているような場合、つい全体に行きわたらせようと、最初にぐちゃぐちゃ混ぜたくなるかもしれませんが、これはNG!とっても美しくない光景ですし、最後に食べ終わったあとのお皿がパスタで引きずった跡が残り、言うまでもなく美しくありません。

この3原則を実践するだけでも、かなり美しく食べられます。では、パスタの種類とともに美しい食べ方をご紹介します。

食べる機会が多いのがロングパスタのメニューですね。麺の太さでいくつか種類がありますが、一般的に麺の断面が円形で太さが1.6mm~1.7mmの「スパゲッティーニ」。お皿の窪みにびっしり盛られたパスタの場合は、パスタ全体をちょっと後ろに寄せて、右手前に巻き取るスペースを作りましょう。間違っても頂点から食べることがないように。料理の中心から食べはじめるのは、お行儀が悪いとされています。

スパゲッティーニより少し麺が細い「フェデリーニ」、幅は1.4mm~1.5mm 。上の画像のようにムール貝がのっている場合、左手で殻を持ち、右手のフォークを身に刺していただきます。最初に全部の殻を取るのではなく、食べるたびに殻を取るようにしましょう。


断面が楕円形で3mmぐらいある「リングイネ」は、濃いソースとの相性がいいパスタです。 三原則に沿って、具を麺に絡めながらいただきましょう。パスタだけが残るとか、最後に具が余るということがないようにバランスを考えて、ときにはフォークの腹に具のみをすくって食べるのもOK。

麺の形状が平らで幅が5~10mmの「タリアテッレ」。こちらも三原則に沿っていただきます。麺が平らな分、巻き取ると量が多くなるので、2本をフォークの先で取り込んで巻くようにすると一口サイズになります。

巻かないパスタと言えば、ペンネやフリッジ、コンキリエなどのショートパスタ。これらのショートパスタは、ついフォークで刺してしまいがちですが、なるべくフォークのに載せて口に運ぶようにするのがエレガントです。小さい貝のようなパスタをいちいち刺して食べる光景は、とても幼稚に見えます。レディなら上手くフォークの腹に載せて、ゆっくり食べるようにするとベストです。

パスタの上にどん!と載った渡り蟹。これはどうやって食べたらいいの?一番上はだいたいが飾りで載せられていますので、最初にお皿の奥によけます。もし食べられる部分がある場合は、専用のピックが出されるかフィンガーボウルが出されるので、それぞれを使って身を取り出してパスタとともにいただきましょう。


どんなパスタも最後まで「美しい食べ方」を意識して美しい姿勢で食べるようにしてみてくださいね。

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