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隠れキラリ!テーブルマナーde大人磨き女子磨き

レストランで失敗しないテーブルマナーのご案内をしています。

日本料理を美しくいただく3つの作法

2019-08-21 12:18:01 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

和食・日本料理のマナーを学んでいきますと、もっと和食・日本料理を食べたい!という気持ちにさせてくれます。「和食って普段の食事で食べてるから…」と、さほど感動されない方も少なからずいらっしゃると思いますが、テーブルマナー(食卓作法)は、家での食事の仕方と同じではありません。また、家での食事の仕方そのままで日本料理店や和食店を利用していては、同席者に不愉快な思いを与えてしまっているかもしれませんよ。ぜひ、基本である3つの作法「箸の使い方」「器の扱い方」「懐紙の利用」をご紹介したいと思います。

【正しいお箸の使い方:上げ下げの所作】

普段は無造作に慣れ親しんでいるお箸だと思いますが、お箸の扱い方にも作法があります。それは「三手」という方法で箸を上げ下げする所作です。慣れればとっても簡単で、とっても美しい所作!ぜひ身につけていただきたいと思います♪

①右手で箸の中央を掴んで取り上げます

②左手を箸の下に添えます

③右手で後方に滑られて箸の下にくぐり、箸を正しく持つ

お箸を箸置き戻すときは、この逆の三手で戻します。いついかなる場所でも、和食をいただくときはこの三手でお箸を扱ってみてください。このお箸にかけるほんの少し時間が、心にゆとりをもたらしてくれて、目の前の料理にちゃんと向き合う姿勢ができます。

そしてお箸の動かし方は、上の箸だけを動かし下の箸は動かさないのが正しい使い方ですが、これこそ難しいのではないでしょうか。ぜひ、姿勢を正してお箸の動かし方もチェックしてみてください。

次にお箸の休ませ方ですが、箸置きに置く際に口に触れている箸先は、箸置きより3cmほど出して置くようにしましょう。箸置きは、もともとお膳に触れないようにという意味で用意されていますので、お箸を箸置きに置くときは、箸先を少し外に出して置きます。もし箸置きが無い場合は、箸袋で千代結びなどの簡単な箸置きを作って代用するといいです。←"エレ女"(エレガント女子)ならぜひやってね♪

<食事がおわったら…>

食事が終わったら、口につけた箸先をあらわにしておくのはNGマナー。懐紙で箸先を覆うか、または箸袋に戻し、袋の先を折っておけば「使用済み」のお箸であるという合図になりますし、とても清潔感がある終わり方ですから、最後の最後でガッカリなイメージを残さないためにも大事な所作です。

【正しい和食器の扱い方:蓋付きの椀】

洋食では食器は置いたまま食事をします(持つのはNG)が、和食では手に持てるサイズの器は持ち上げて食べるのが原則です。様々な器の中でも、蓋付きの椀を扱う作法をご紹介します。

①左手を椀に添え、右手の親指と人差し指で蓋の糸底(突起部分)の手前を持ち、残りの3本の指で糸底の奥側に添えます。

②蓋を少しずらして手前を上げ、中からもれる香りを楽しみます。

③「の」の字を書くように、蓋を半回しをしながら内側を上に向けて左手を添えます。

④右手を持ち換えて、椀の右奥に置きます。

⑤両手で椀を持ち上げてから箸を取り、椀種や具材をいただきます。

食べ終わったら、上記の逆の手順でお椀の蓋を元に戻します。そして、左上に少し移動させれば、食べ終わった合図になります。

【懐紙を使ってより美しい所作を身に付けよう】

日本料理に限らず、食事をするときにとても便利な懐紙。普段持ち歩いている人は少ないかもしれませんが、実はとっても使い勝手がいいんですよ。

ふところ(懐)に入れる紙と書いてあるように、昔の人は着物の懐に入れて持ち歩いていました。今でゆうところの、ハンカチやティッシュのようなもので、身だしなみの道具として使っていました。それ以外の用途として、メモ帳代わりにも使っていたようです。

和食のお店では、おしぼりはあってもナプキンが無いところもあります。そんな時に懐紙があれば、食事中に汚れた口元を拭いたりすることができます。また、食べ終わったあとの魚の骨を隠すなどして、お皿の上を美しい景色にすることができます。←"エレ女"(エレガント女子)ならぜひやってね♪

さらに、冷たい飲み物を注文したときに、時間が経つとグラスに結露ができてテーブルが塗れてしまうことってありますよね。そんな時に、懐紙をコースター代わりにすると、水気を吸い取ってくれるのでポタポタ水滴を落とさずにすみます。

一番使ってほしい時というのは、和食を食べるときに「手皿」はNGなので、懐紙で取り皿代わりにしていただけると、美しい所作で食事をしていただけます。和紙なので軽く、そしてしっかりとした形状を保てるので使い慣れていただくと、とても便利になりますよ。

・テーブルマナーを身につけたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

・自分に自信をつけたい

・堂々と食事ができるようになりたい

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開講してまだ2ヶ月!テーブルマナー講座に嬉しいレビューをいただきました

2019-08-20 08:40:00 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

テーブルマナー講座を開講してまだ2ヶ月足らず…。初めて行ったのが6月26日でした。講座を開講するに至った経緯ですが、6年前に会社を辞めてフリーで美容の仕事を請け負い、メディアやクライアントさんにお世話になりながら、空いた時間(ほぼ毎週)に食べ歩きを始めたんです。オシャレなレストランで美味しい食事とおしゃべり、週末が楽しみで仕方ありませんでした。

3年経ったころには一緒に食事をするメンバーも増え、毎回8~10名で集まるようになり、ますます楽しくなりました。ところが、女性ばかりが集まると必ずと言っていいほど起こるのが愚痴や陰口…。「あの人、肘ついて食べるよね」「あの人、いつも声が大きくてうるさいよね」と。私は、はじめは「人のことなんて気にするほうが悪い」「自分が楽しければいいのでは?」と思っていたのですが、やはり苦情が増えたり、お店からもうるさくて注意されるようになって、これは良くない!と思いました。

そう思うようになってから、人が食事をする様子までが気になるようになり、周りを見るようになったんです。そうすると「えっ?」と思える食べ方を目にすることが多々あり、もしかしたら、テーブルマナーって知っているようで正しく身についていないのかもと考えるようになり、そんな方が多いならテーブルマナーを広めよう!と発心し現在に至っています。利用者は、20代~60代と幅広い年齢層となっています。

【経験を活かした楽しい講座です】

もともと人前でしゃべる美容講座や大手通販番組のテレビ(←生放送)に出演する仕事を長くやっているので(←こちらも現役)、分かりやすく・楽しくお伝えするのは難しくなく、テーブルマナー講座にも活かせられると思いました。

現在、開講している講座は5つ。ステップを踏んで身につくようにと考えました。一番人気の講座は、やはりフランス料理のマナー講座です。いたるところに気軽に利用できる洋食屋さんがたくさんありますが、ちゃんとしたコース料理をいただくとなると、みなさん自信がないようです。また、20代の方は、結婚式に呼ばれることがあるため、テーブルマナーを身に付けたいと利用されているようです。

そして、ただ「やり方」だけを説明するのではなく、「なぜそうするのか」「なぜそうゆう決まりになったのか」という、テーブルマナーの由来と意義・意味を交えてレクチャーしていますので、とても理解しやすいと嬉しいお声をいただいています。ですが、自然と振舞えるようになるには、いろいろなお店を利用して、常に美しく食べることを意識しなければ身に付きません。

いつも冒頭にお伝えするのが、そこが居酒屋だろうとミシュラン店だろうと、出された料理を美しく食べることが究極のテーブルマナーです。なので、一皿一皿食べ終わるごとに、ご自分のお皿の上を見て「美しいかそうでないか」を心に留めてもらっています。もし美しくないと思ったら、「よし!次はもっときれいに食べるぞ」と、楽しみを作っていただければいいんですよとお伝えしています。

【喜びの3つのレビューをご紹介】

さて、講座を受けた方からレビューをいただくなんて、私にはこの上ない幸せです!初めてのことでもありますので、美容の仕事をしたときよりも感動がありました(笑)。やはり、生の声は心に響きます♪この場をお借りして、ご紹介させていただきますね。

<60代 女性>

今までは、会食時それほど楽しめていませんでした。今回参加させていただき、緊張の中にも楽しく学ばせていただきました。形だけでなく、歴史等についてもお話を頂き、他の参加者さんの言葉を借りれば、説得力がありました。充実した時間を過ごせました。ありがとうございました。もっと学びたいと思っています。

<20代 女性>

今までは「キレイに食べなければ…」と義務感のように感じていましたが、「次はどれだけキレイに食べられるかな」と前向きに考えられるように思考転換していただき、今後食事と向き合うことが楽しくなるような講座でした。ありがとうございました!

<30代 女性>

何故マナーが大切なのかを時間をかけて教えてくださいました。参加して正解でした。これから誰とでも食事をするのが前向きな気持ちになりそうです。

料理の世界は常に進化し、新しい創作が私たちに感動と非日常を味わせてくれます。そんなシェフ渾身の美味しい料理をいただくのですから、たとえラーメンであろうと、小さなケーキであろうと、いかなる時も行儀と礼儀で感謝を伝えたい、それがテーブルマナーの意義でもあります。

・テーブルマナーを身につけたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

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実食!日本人はお皿の上のお掃除がお好き?

2019-08-19 15:34:26 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

今回は銀座のフレンチのお店で『美しい食べ方の人は人脈が広がる!テーブルマナーフレンチ編』のマナー講座を開催しました。松戸や所沢、立川など、遠方からのご参加に感謝いたします。

毎回、レストラン選びにも余念がないのですが、テーブルマナー講座に適したメニューであること、料金があまり高くないこと、半個室または個室が確保できることなど、いろいろと条件も加味して探しています。

今回利用したお店は、半個室というより仕切りがあるだけで、お隣でしゃべる大きな声がうるさくて、ちょっとやりずらいお店でした。お店の人にも「もう少し声を抑えてほしい」とお願いしたのですが、まったく効果なし。完全な個室やご自分の家ならともかく、周りに配慮できない「大きな声」は一番マナー違反。「みっともない」ので、ぜひ控えていただきたいと思います。

【無意識にやってしまう3つのNGマナー】

さて、各料理ごとに食べ方のレクチャーをするも、やはり普段の「」は必ず出ます。今回のテーブルマナーでも食べる様子をみていると、「これをしている人、なぜか多い」を思える癖は以下の3つ。無意識にやっている癖ですから、心当たりはないかもしれませんが、食事をする際にぜひ意識してみてください。あなたの周りにもいるはず…

①カトラリーを扱う動作が大きい

これは、イメージとしてがさつな印象を与えます。お皿の上で力を入れてカトラリーを扱っていると、動作が大きくなりがちです。では、小さな動作をするればいいのかというと、そうではありません。ゆっくりとした動作をするだけで印象が随分違って、エレガントになります。

今回も、終始「ゆっくり召し上がってください」と連呼(笑)。たとえ、カトラリーの扱い方に慣れていなくても、ゆっくりとした動作をすることで、丁寧に食事をしていると思われ、それは良いイメージになります。

②素材をお皿の上で引きずりまわしてソースをつけている

言葉にするとちょっと大袈裟に感じるかもしれませんが、実際の光景はまさに素材の「引きずりまわし」です(笑)。ソースをなるべくお皿に残したくないあまり、きれい(?)にしようとして、フォークに刺した素材をお皿の上で滑らせて、ソースをぬぐっている状態です。これ、無意識にしている人がほとんどです!素材でお皿の上をお掃除しているかのようで、決して美しい食べ方ではありません。

なぜそうなるのかと言うと、ナイフを正しく使えていないのです。ナイフは切るだけのものではありません。支える、抑える、すくうなど、使いこなせると美しく食べることができます。今回も、ナイフを使ってソースを素材に絡ませるようレクチャーしたのですが、緊張していると、無意識にいつもの癖が出るものですから、仕方ないですね。

③残した素材がお皿の上でバラバラ

嫌いなもの、口に合わないもの、お腹いっぱいで入らないものを残すことはやむを得ないですが、食べ終わったあとに「まとめる」という考えがないためか、まだ食事をするの?と思わせる(←給仕係さんに)中途半端な終わり方になっています。やむなく残してしまうものがあれば、それはお皿の隅にまとめましょう。

お皿の上で残されたものがバラバラになっていたら、「お片付けが苦手な人?」「なんでもやりっぱなし?」と、私生活まで連想させてしまいます。案の定、退店するときに椅子を中に入れないままでした。もちろん、そこまでチェックしていますし、椅子を中に入れてもらいましたよ。

「テーブルマナーなんて教わらなくても大丈夫」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、人には必ず"癖"があります。その癖がNGマナーになっていたら、それは「大丈夫」とは言えませんので、ぜひご自分の良くない「癖」には気づいていただきたいと思います。

もし、大事な仕事での会食やここぞというデート、さらにはお顔合わせなどのときに、癖が導くマイナスイメージを自ら放つことはないですよね。また、無意識だから気づきにくい「癖」は、人から指摘されないと直しようがないと思いますので、親しい周りに指摘される前に、ぜひテーブルマナー講座を利用していただきたいと思います。

・テーブルマナーを身につけたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

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これさえ抑えておけば"鼻高"さん!日本料理の5つの伝統

2019-08-17 11:56:00 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

日本料理店でいただくコース料理に、「会席料理」と「懐石料理」がありますが、どちらも同じ読みの「カイセキ料理」です。お店選びに利用するサイトを見ると、ジャンルのところに懐石・会席の両方が表記されています。「これって、どうして?」「どちらも同じなの?」と思われたことはありませんか?それぞれの意味や料理は全く違うものですが、現在ではあまり区別がなくコース料理として出されています。

また、日本の伝統料理として「精進料理」や「松花堂弁当」についても、雑学としてご紹介したいと思います。

【伝統1:懐石料理の由来って?】

懐石料理は、室町時代から安土桃山時代にかけて普及したコース料理。そもそもは茶会の席で振る舞われていた料理で、メインのお茶をいただく前に軽く食事をするもので千利休によって生まれた料理です。

料理の基本は「一汁三菜」で、最初にご飯と味噌汁、向付(刺身)が出されます。が、このときのご飯はほんの一口程度。もてなす主人の挨拶代わりとして出されるものです。その後は、煮物や焼き物などが大皿や鉢に盛られ、それらを取り回していただきます。そして、最後にお菓子とお茶をいただくというスタイルです。

では、なぜ「懐」と「石」を用いた懐石料理という表現をしたのかと言うと、禅宗の修行僧が一日一善による空腹をしのぐために、温石(温めた石)を懐に入れていたことに由来したものです。軽い食事を意味したものが懐石料理ということです。

【伝統2:会席料理と懐石料理の違いは何?】

会席料理は、江戸時代に入って経済力が向上した町民たちが、飲酒と美食を楽しむ風潮が広まったことにより生まれた料理です。料亭で、お酒とともに楽しむ"酒の肴"として次々と料理が出されるようになり、それが現在のコース料理としての「会席料理」となりました。料理とお酒を十分に堪能したあと、最後にご飯と味噌汁、漬物が出されるところが、懐石料理と大きく違うところです。

つまり、懐石料理は茶会席でいただく軽い食事のもので、会席料理はお酒を楽しむためのコース料理ということです。が、現在の日本料理店では、懐石・会席料理のどちらも最後に食事と味噌汁、漬物が出されますので、懐石と会席を大きく使い分けしているわけではなく、日本料理というくくりで捉えれば良いと思います。

【伝統3:精進料理も味わってみよう】

精進料理は、お寺でいただく料理というイメージがあるかと思います。それもそのはず、精進料理は、鎌倉時代に中国から禅宗が伝来したことで誕生しました。なぜなら、禅宗では料理を作ることも修行のひとつで、「精」は修行に専念することという意味があり、「進」はいかなる時も修行を怠らない行為を意味しています。

また、精進料理は肉や魚などの動物性の食材を一切用いません。これは、殺生という考え方もありますし、僧侶は納められた「お供物」を食べていたので、腐る肉や魚は食べない習慣になっていたからという説もあります。いずれにせよ、植物性の食材を出汁を使ったり油で揚げたり、また和えたりと工夫して作っていたものが精進料理というわけです。

【伝統4:松花堂弁当の元祖は吉兆?】

日本の伝統料理はまだまだあります。松花堂弁当、十文字に切り分けられた箱が特徴的ですが、最近は耳にすることが少なくなったかもしれません。一般的なのは幕の内弁当ではないでしょうかね。また、いろいろな御膳料理がありますので、松花堂弁当だけが印象に残るという機会が少ないかもしれません。

この松花堂弁当は、そもそも茶会で出す懐石料理を箱に詰めてお弁当にしたもので、「松花堂」は江戸初期の京都の住職のお名前です。もともと農家で種入れとして使われていた十文字の箱を松花堂 昭乗(しょうじょう)が見初め、小物入れにして愛用していたそうです。その小物入れを大阪の料亭・吉兆の創始者が見て、料理を入れる器にできないものかと考案したのが松花堂弁当だそうです。

さて、吉兆の元祖・松花堂弁当と一般的な松花堂弁当では、ご飯の配置に違いがあります。吉兆では、右手前にご飯が配置されています。これは、お箸を持つ手に一番近い場所で食べやすくという意図があるらしいです。それに対し一般的な松花堂弁当の配置は、基本の日本料理の配置に沿って、上の画像のように左手前にご飯が配置されています。

【伝統5:和菓子の魅力と黒文字】

和菓子は日本の伝統的なお菓子ですね。主な原料は、小豆や大豆、葛粉、和三盆糖など自然由来の素材が多いです。また、日本の四季や行事に合わせて、情緒豊かに表現されているのも特徴です。たとえば、桃の節句は牡丹餅、花見のころは桜餅、お盆の時季は水羊羹、十五夜は月見団子など、季節ならではの風物と行事やお祝いなどと結びついて作られています。

そして、和菓子と一緒に伝統的と言えるのが、和菓子をいただくときに使用する「黒文字」という高級爪楊枝。黒文字は、クスノキ科の落葉低木「クロモジ」の木を削って作ります。元来は、茶会の亭主が自ら削って作り、客は使用後に懐紙に包んで持ち帰るのが礼儀だそうです。

日本の食事マナー(食卓作法)を歴史から知ると、奥が深いものがあるのがわかりますので楽しくなりませんか。深く知ればこそ、マナーも自然と身につくものだと思います。

・テーブルマナーを身につけたい

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やめてほしいお箸のNGマナー!美しく食べるための正しい箸の使い方

2019-08-16 11:14:28 | テーブルマナー

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

毎日何気なく食べている和食。とくれば、食事をする際のお箸も何気なく使っていると思います。幼稚園に入るころには、もうお箸を使って食べるようになっていたりしますよね。だから、当たり前でお箸を使って食事をしますが、そのお箸、正しく使えていますでしょうか?また、正しいお箸の使い方をご存知でしょうか?改めてみていきたいと思います。

【知っておきたい!お箸のやってはいけない使い方】

中国から伝わって来たお箸が、日本の文化として浸透したのは奈良時代のころ。それ以来、お箸だけを使って食事をする"箸文化"と和食が日本の歴史を綴ってきました。食事をする際のお箸の使い方として、切る・はさむが基本です。決して、フォークのように食べ物に突き刺して使う行為はしないでね。

さて、外で食事をするときによく見かける、箸袋に書かれた文字「おてもと」。おてもとって何?と思われたことがありますか?これは「手元の箸」を略したもので、個人で使っていただく箸という意味です。

なぜ「おてもと」と言うようになったかですが、室町時代に普及した懐石料理で出される大皿や鉢に盛られた料理を全員で取り回していただくのですが、その際には取り分けように「取り箸」がついています。その取り箸で自分の皿に取り、自分の口に入れるときには手元にある箸を使って食べていたことから、個人で使う箸を「おてもと」と言うようになったのです。

ですから、おてもとで大皿の料理を取り分けるのはマナー違反となりますので、シェアする際には「取り箸」として新たな割りばしを用意するのがマナーです。その他にも、お箸でやってはいけない所作がありますので、同席者に不愉快な思いをさせないためにも、ぜひ覚えておいてください。

<刺し箸>

先ほどもお伝えしましたが、食べ物をお箸で刺すという行為はNGです。ありがちなのが芋類の煮物。お箸で切りたいけど、つるっと滑ってしまいそうなので、お箸で刺して食べているということがあると思います。が、決して美しい食べ方ではありませんし、食べ物に対しての感謝が感じられない行為です。一口で食べられない場合は、器の中で半分にカットして、お箸で挟んで口に運びましょう。どうしても挟みにくい場合は、お箸の片方だけを刺し、もう片方で挟むようにすればギリギリOKです。

<立て箸>

ご飯の上にお箸を垂直に立てる行為ですが、さすがにこれをする人は少ないと思います。見かけるのは、故人の食事をお供えするときの光景ぐらいだと思います。ただ、近いことをしている人をテーブルマナー講座で見かけます。「えっ?まさか!」という声が聞こそうですが…。ご飯を食べるときに、なぜか垂直に箸を入れてご飯をすくう人がいました。見ていてとても食べにくそうと思ったのですが、ご本人は癖になっているようでした。お箸を垂直に扱うことはありません。必ず斜めに扱うのが美しい所作です。

<渡し箸>

器の上にお箸を置くことを「渡し箸」といいます。これもNGマナーです。器は料理を引き立てる大切な役割を担っていますし、器にも日本のおもてなしの心がありますので、箸置きとして扱うのは失礼な所作です。お箸は必ず箸置きに置きましょう。もし箸置きが無い場合は、箸袋で簡単な箸置きを作ったり、折敷(足のないお膳)がある場合はその端にお箸の先をのせておきます。

<探り箸>

器の底のほうにある具材を探って食べることです。美しく盛られた料理をなるべく崩さないようにいただくのがマナーです。和食に限らず、盛り付けられた手前や左端からいただきましょう。

<指し箸>

こちらもたま~に見かける行為です。箸を持った手で人を指す行為は、相手にも失礼で、とっても見苦しいのでやめましょう。

<ねぶり箸>

お箸の先についた食べ残りやご飯つぶを口の中でなめる行為をねぶり箸と言います。これも見苦しいですので、汚れた箸先は「懐紙」を使って取り除きます。

つい普段の習慣が出てしまうことも多々あるかと思いますが、今や世界が注目する「和食」ですから、ぜひとも正しいお箸の使い方で、美しく和食を食べる姿を身につけてみてはいかがでしょうか。

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・自分に自信をつけたい

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