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電池製造大手が520万円支払い和解 偽装請負訴訟

2009-04-04 22:52:08 | 非正規労働
 朝日新聞の報道によると、「ユアサバッテリー」で有名な「ユアサ」で、偽装請負発覚後、派遣社員として働いていた労働者が「非正規切り」された問題で、3名に520万円支払うことで勝利・和解したという。

 会社がなくなってしまうので、雇用を守ることはできなかったが、多くの労働者が泣き寝入りしている状況に一つの道をしめした成果である。

電池製造大手が520万円支払い和解 偽装請負訴訟(朝日新聞) - goo ニュース


     朝日新聞 2009年4月4日22時16分

 実態は就労先から指示を受ける直接雇用の形態なのに、請負会社の社員として「偽装請負」状態で働かせたのは不当だとして、大手電池メーカー「ジーエス・ユアサパワーサプライ」(京都市)の前身会社の労働者3人がユアサ社に直接雇用の確認などを求めた訴訟があり、同社が3人に各520万円を支払うことで大阪地裁(菊井一夫裁判官)で和解した。

 訴状などによると、3人は98年以降、前身会社「ユアサコーポレーション」の大阪府内の工場で請負会社の社員として働いた。04年7月、原告らから「偽装請負だ」との通報を受けた大阪労働局が同社に改善を指導した後、3人は派遣契約に切り替えられた。さらに05年3月、工場の閉鎖に伴い雇い止めされた。

 労働者側は訴訟で「当初からユアサ側との間で黙示の労働契約が成立していた」と主張し、ユアサ側は否定していた。双方とも「和解内容を口外しない約束なので、何もコメントできない」としている。(阪本輝昭)