ジローのヨーロッパ考・続編

“ジローのヨーロッパ考”に続く内容です。

アイルランド発(datelined Ireland): Brazil’s president tests positive

2020-07-23 18:24:21 | 日記

2020年7月23日(Thu.) オヤっと思いましたが、ブラジル大統領は2度目の陽性反応を示したそうです。(ニュースソース: The Liberal.ie  7月23日発 )

<原文の一部>

Covid-19: Brazil’s president tests positive for Covid-19 for a second time

Brazil’s president Jair Bolsonaro has tested positive for Covid-19 for a second time.

Bolsonaro, who repeatedly downplayed the severity of the disease as ‘a little flu’, first tested positive two weeks ago.

Brazil is one of the worst-hit countries in the world, with over 2.17m confirmed infections and almost 82,000 deaths.

(抜粋)ブラジル大統領が2度目の陽性反応を示しています。1回目は2週間前のことだったのですが、今回もちょっとしたインフルエンザのようなものだと軽んじた発言をしています。(意訳) ブラジルは最悪状況(COVID19に関し)にある国の一つで、2百17万人の感染者とほぼ82,000人の死者を出しています。

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このブラジルも、感染防止よりも経済を優先させているように伝わって来ています。が、かく言う日本も、“GoTo“など、感染防止策もほぼ無策状態の中で経済対策に前のめりしているようにしか見れません。少なくとも、経済対策を実施するのであれば、その対極(車の両輪のように)にある感染防止策、つまり、感染発生カ所に関してのみのピンポイント lockdown を行うことが必須です。しかも、感染者数が記録的数値更新中の最中に強行したことは失策の非難を免れないでしょう。そして、仮に、この施策の影響を受けて感染が拡大し、重傷者の増加(後遺症の恐れも)や死者が出ることになっても、政府は責任など取れないのです。全く、昔の戦時中と同じようなもので、全体主義の傾向を強く感じます。兵士や民間人・市民の幾人かに犠牲が出ても、綺麗ごとを口にすれど内実、政権は意に介さないでしょう。

もう一つ、今朝の報道番組によると、厚労省関係者は、PCR検査拡大を進めることによって“疑陽性“判定者が僅か(0.1%)でも発生してしまい、それが人権侵害となって行政(厚労省)側の大きな負担になってしまうことを恐れていると解説されていました。これは、“ハンセン病“のことが大きく影響を与えていることに依るとも説明されていました。これは確かに反省すべき重要事項だと同感しますが、今回のコロナに関しては、仮に疑陽性判定(誤判定)が出たとしても、それによる隔離措置は1〜2週間のことであり、ハンセン病に関する人権侵害とは大きく事情が違うのです。また、多くの人々の安全確保を優先する為に、個人の自由が一時的に制限されることは止むを得ないことと考えることが妥当と思います。類似のこととして、海外から日本に入国・帰国したとして、検疫の為に2週間ほどを空港で足止めされることと変わりはありません。一時的に自由が制限されるのです(当ブログの以前の記事に類似のコメントをしています)。そして、これらの論理思考が厚労省関係者に出来ないとは情けない限りです。しかし、“よーく“考えると、こんな思考はすぐに出来る筈なので、PCR検査の拡大充実化を進めない本当の理由は他にあると考えざるを得ません。政権や行政はウソをついているのでは無いでしょうか・・・と言うのが私の個人見解です。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。

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