今回はアル中の話ではありません。
先日護国寺という、将軍綱吉が建立したお寺に行ってまいりました。護国寺は観光用の寺ではないので拝観料もなく、結構よい仏像が間近で見られるというお得なお寺です。
本堂の後ろには広大な墓地が広がります。もともと将軍家ゆかりのお寺ですし、宮家のお墓などもあるということで極めて立派というか巨大ななお墓があります。
墓石を見ると、●●男爵とか××伯爵等の文字が墓石に刻まれ、なぜかその伯爵のお墓には鳥居がたっていたりします。知っている名前では極真会館の創設者、マス大山先生や山縣有朋元帥のお墓などもあります。きっと時間をかけて見回れば、さらに有名人のお墓が見つかるでしょう。
お花が供えられ、きれいに掃除されたお墓が思ったよりあり、お墓参りをしている人が多いのだなと思いました。そしてそれを見ているうちに「ああ、墓参りをしたい!」という気持ちになりました。
そのときに直感的に感じたのが、「墓参りは先祖のためにやるのではない、最終的には自分自身のためにやるのだ」という事です。それは、アディクションの自助グループで「サービスは他人のためにやるのではない、自分のためにやるのだ!」というニュアンスと通じるものがあるように感じました。
私はお墓が凄く遠いので、墓参りは大旅行になります。もし身近にお墓があるのなら、定期的に墓参りをするのはとても精神衛生上良いような気がしました。
墓参りの心理的効用について語ってみたいのですが、それが語れるようになるのはまだまだ先になりそうです。まずは私が勉強しなくっちゃね。