セルフビルド de 自宅建築日記 @秩父 -自分の家は自分で建てる!!-

人力社のカメラマン阪口です。ただいま埼玉の秩父地方で家をセルフビルドで建ててます。www.jinriki.net

屋根の作成 その13

2012年06月11日 | セルフビルド/屋根
ケチケチ煙突大作戦の第三弾です。
屋根から突き出ている煙突の重さと風等による揺れを支えるルーフサポートですが、固定金具にしては高すぎる。
そこで自作することにしました。ホームセンターであれこれ選んで買ってきた金物を組み合わせて、出来上がったのがこれです。

接近画像(笑)

説明するほどの事もない、簡単な造りです。
設置するとこんな感じになる予定。屋根につけた時に真ん中の輪が水平になるよう、屋根に付くステーと、輪っかが自在に動くのがポイントです。



早速取り付けたい所ですが、煙突に関しては防火のために色々とガイドラインがあります。
前回、煙突の通る穴は50cm四方で開けると書きましたが、さらにこれに厚さ12mm以上の防火素材で木部をカバーする事になっております。
そこで、ホームセンターでケイカル板の6mmを購入、二枚重ねにして12mmの枠を造りました。


ここから、あらためて煙突本体を輪にとおし、正式に設置します。

煙突上部から床の上のストーブまで5~6m。木製の柱なら、少々力任せにいけますが、
金属製の煙突では、角度が少しずれただけで、ストーブとの接続が面倒な事になるであろう事、確実です。ココは慎重に角度調整したいところ。
ちなみに、ステーの根元はこんな感じです。(ちゃちいです!!)


さて、煙突設置に納得がいったら、つぎはフラッシングの装着です。
ココで少し問題が。ケチって購入したアルミ製のフラッシングですが、ステンレスに比べアルミは、使用できるコーキング等の接着剤がとても少ない事がわかりました。
どうにも、相性が良くないそうです。大型のホームセンターまで行って、いろいろと探した所、やっとの事で、これを選びました。

商品名「ビッグストレッチ」
チューブに書いてある、「プライマー不要」というのがキーポイントです。
アルミに使えるコーキングや塗料でも「プライマーによる処理をしてから」というものが多かったです。
意味は良く解りませんが、面倒ごとはさけた方が無難ですものね(笑)

コーキング材をフラッシングに塗り付けて屋根に貼付けます。


上の写真にご注目、フラッシングがアスファルトシングルと下地材にまたがって接着されてますね。

このあと、アスファルトシングルを敷き詰めていくとこうなります。

ココで注目していただきたいのは、
フラッシングの下1/3程度は屋根材のアスファルトシングルの上。
フラッシングの上2/3程度は、アスファルトシングルの下という事です。


こうすることで、アスファルトシングルの上流から下ってきた雨水は、フラッシングの金属板下1/3を通り過ぎて下流へ流れていきます。
唯一、水がぶつかる円柱部分も、丸みのために水が滞留しませんし、接続面は金属の溶接なので水はしみ込みません。

これが、屋根材の上にフラッシング全体がでていると、板の部分の上流側の辺を、コーキングのみで防水しなければなりません。
コーキングが切れると中に水が入る事になります。ですので、上半分以上は屋根材の下に敷き込むのが安全なのですが、ホントにこれで良かったのかな???

さてココまでで煙突はひとまず完成です。本当にこれで大丈夫だったのかどうかは、1~2年後に判明すると思われます・・・
この工事、新築だから簡単に施工できますが、完成した屋根にあとからつける場合は難しい事になるのでしょうね。

ところで、屋根の施工はもう少し続きますよ・・・

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