Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

最終戦から得たもの

2005-07-16 | Weblog
結局、今日が今季のHLV最終戦となってしまった。
僕はというとトライは無く、DFでチームに貢献。
何度も何度もタックルを繰り返したが、チームは負けてしまった。

試合内容はというと全くいつも通り。
結局シーズン開幕当初からの課題が全く修正できないまま今季が終わった。
ラインアウトで毎回ミス。
つまらない反則であっさりPG。
不必要な(絶対蹴ってはいけないシュチュエーションで)キックで相手にボールを献上。

毎回毎回同じことの繰り返しで、よくみんな平気だと頭をひねる。
僕から忠告はしたが、文化の違いか、僕の語学力が低いのか、とにかく同じことを毎回繰り返す。
個人の力は各選手物凄いものを持っているのだが、チームとしては機能していない。
練習も走りこみと簡単なムーヴの練習に終始し、何故負けたのかという事を理解せぬまま次の試合が始まる。

TAKAPUNAに勝てたように、何かが変われば大化けするチームなのは確かだが。
今回、その事を伝えきれなかった事が非常に歯がゆい。

来季、僕がまたHLVでプレーするかどうかは未定だが、もしもする事になれば同じ轍は踏まないようにしたい。

試合後、対戦相手に笑顔で接する事が出来たのは、何よりの収穫ではないだろうか。
日本でプレーしていた時なら絶対にそのままロッカーに引き下がるところだ。
是非、次の試合にも勝ってもらいたい。

ただ僕は悔しさを忘れたわけではない。
悔しい気持ちは相手にぶつけるべきではないと学習できたのだ。

負け試合で対戦相手に悪態をついたり、レフリーのせいにしたりする事は日本ではよく見る風景だが、こちらではそういうものを見たことが無い。
相手に負けたのはこちらが弱かったから。
それ以上でもそれ以下でもない。

悔しかったら悪態をつく前に練習すべきだ。
僕はそう思う。


順位決定戦

2005-07-16 | Weblog
今は現地時間11時。
今日は負ければ最終戦になる大事な大事な試合。

NZへ来て4ヶ月。
いろいろな事があり僕を成長させてくれた。
もしも負ければ今季のクラブラグビーが終了する。
もちろんNPCへの道が完全に閉ざされたわけではないが、一段落する事は確かだ。

家族や友人の理解を得て単身NZに乗り込んだわけだが、その全ての人の期待に応えるべく今から出陣する。
現地で知り合った友人達にも勝利を誓った。

自分ひとりの力でどうにかなるほどラグビーは簡単なスポーツではないが、僕の全てをかけてチームを勝利に導きたい。

最初はNZでプレーする事だけで気持ちがいっぱいになり、プレミアでの初出場から数試合はそれだけで満足していた。
ここ数試合はプレミアで出場する事が普通になり、もしかしたら試合をこなしていたのかもしれないと反省している。

もう一度初心に返り、自分を見つめなおして試合に臨もう。
自分ひとりでここまで来れたわけではない事を。
僕の今までの経緯が全て今に集約される。
大袈裟に言えば、少なくとも今日の試合のために今までの人生があったことは確か。

あの時ラグビーを始めた事も。
あの時グラウンド整備した事も。
あの時の飲み会も。
あの時の会話も。

全てを15時からはじまる80分間にかけたい。