Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

復調の兆し。

2005-07-25 | Weblog
先々週の週末でクラブリーグが終了し、自分のやる気を支えていた“つっかえ棒”のようなものが外されて思いっきり顔面から地面に突っ込んだような1週間が過ぎた。
こういう現象は何かを一生懸命長年やってきた人間に多く見られる現象で、医学的にも病名がついている。burnout-syndrome(燃え尽き症候群)。
例えば長年やり甲斐を感じてきた仕事を定年退職した人が急に何もする事がなくなりボケる。
僕のような性格にはなおさらキツイ。
普通の日でも一日予定が入っていなければ何をしていいか分からず、時間を潰すのに非常に苦労する。
休日の過ごし方には人それぞれあるだろうが、一日中寝てた・・・なんか信じられない。
僕にとっては苦行の他ならない。
中学や高校の時はオフという概念がなかったため1年中練習するのが当たり前。
大学に入るとオフという存在に初めて出会ったのだが、毎年選手権近くなると誰かが「今年はオフがないらしい」という嘘を流し、その情報戦に命をかける。しかも本当にオフがなかったりする。
あっても3週間くらい。
それはそれで、その3週間を如何に有意義なオフにするかを考え実行し、遊んでいる暇がないくらい遊ぶのだ。
それは社会人になっても同じで、短いオフ期間に有給休暇を固めて取って旅行や飲み会に興じる。

18年間の毎年の事が、今季は違ったのだ。
リーグが終了し、ノースハーバー地区のNPCメンバーにも選出されず、この先が全く見えないオフ期間。
まわりのみんなは仕事や勉強で忙しく、遊んでくれる人もいない。
何かしなければという思いが強く、何かを必死で探すが、結局何もやることがない。
一日中家から出なかったり、何もする気が起こらないから結局ご飯も食べずそのまま寝てしまったり、本当に精神的に病んでいた。
とりあえずジョギングはしようとやってみたが、何か違う。
こうなったら酒だ・・・と、普段飲まない日本酒を購入して飲むも、これまた何にも得ない。
得るものは翌日の二日酔いと下痢のみ。
そんな数日を過ごして、自分の焦りと格闘している時に、はっと気付かされる言葉に会い、ようやく前を向く気力が出来た。

今はまだ倒れたまま目だけは開いている状態だろう。
これから膝をつき、立ち上がり、歩き出し、そして走り出すまでにはまだ少しの時間がかかりそうだが、その為のガソリンは一気に入れてもらえた気がする。

ノースハーバー地区のNPC入りは残念ながら夢と終わった。
しかし他地区のNPCから・・・
この事はしっかり決まってから報告する事にする。

新しい目標が見つかれば、後はそれに向かって努力するのみ。簡単だ。
そして自分を如何に逃げられない状況に追い込むかも慣れた作業。
とりあえず、今日引っ越す。
環境を変えるのもひとつの手段だと思う。
そしてジムのそばに新しい家を見つけ、今日からジムに通う事になる。
その為のお金も必要になるので、職探しは急務だ。
しかも来季もNZでプレーする為にはビザが必要。
ワークビザといわれるもので、こちらで仕事をする為のビザ。
それを発行できる大手に就職しないといけない。

何もする事がない状況から一転、やる事だらけで目が回りそうだが、その方が僕の性にあっている。
日本のみんなにも良い報告ができるよう、リスタートする。