みわたせば やなぎ さくらを こきまぜて みやこぞ 春のにしきなり ける 素性法師 そせい平安前期の僧。俗名は良岑玄利、別称は良因朝臣。左近将監。遍昭の子で父の命により出家。三十六歌仙の一人。 二首 夏歌 題しらず惜しめどもとまらぬ春もあるものをいはぬにきたる夏衣かな 戀歌五 題しらず逢ふことの形見をだにもみてしがな人は絶ゆとも見つつ忍ばむ 令和5年12月15日 壱/八