『高気密高断熱で自然素材の家が好きな一級建築士のブログ』

茨城県取手市 シンク設計事務所 辰野峻也のブログです
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「人間万事塞翁が馬」、座右の銘はありますか?

2021年04月02日 23時09分46秒 | Weblog
4月になり新学期が始まりましたね。今年は車からのみですが、桜をみてほっこりしています。

先日、amazonプライムから『フォレスト・ガンプ/一期一会』という映画を見ました。
1994年の映画で、僕が中学生の頃にレンタルで借りて、何度もくりかえし見ていたという思い出の映画です。
当時から20年以上が経ち、改めてみて感じたことは、人生には何があるかわからない、正に「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさおうがうま)」を表している映画だったのだなと感じました。
「人間万事塞翁が馬」、座右の銘としている方も多いと思います。

「人間万事塞翁が馬」とは、中国の古いことわざです。
塞というのはお城のこと、翁とは老翁(おきなというおじいさん)のことで、昔、中国の城の近くに村があり、その村に住んでいたおじいさんのお話です。
おじいさんは、一人息子と一緒に暮らしていました。おじいさんの唯一の財産は、一頭の馬でした。ある日、その大事な馬が逃げ出してしまうところから全てははじまります。村の人々は集まってきて、おじいさんに「大変だったね」と慰めにきます。ですがその後 数日が経ち、逃げてしまった馬は、一頭の綺麗な名馬を連れておじいさんのもとに帰ってきます。村の人々はまた集まってきて、今度は「素晴らしい、良かったですね」と声をかけてくれます。それからまたある日のこと、一人息子がその名馬に乗っていると、馬から落ちてしまい、足を骨折してしまいます。また村の人々が集まってきて、今度は「とんだ災難ですね」と声をかけました。…しばらくすると、戦争が起こりました。村の若者は、ほとんどが戦争に行き命を落としましたが、一人息子は足を骨折して歩けなかったので戦争に行くことができず、生き残りました。
というお話です。
つまり「人間万事塞翁が馬」とは、人生の幸不幸は予測できないもの。それを原因として、すぐ逆の立場に変わりうるので、軽率に一喜一憂すべきではない、ということの教えです。

『フォレスト・ガンプ/一期一会』映画の中では、主人公フォレストの母の言葉に、「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身はわからない。」という言葉が出てきます。これが、物語を通して「人間万事塞翁が馬」に通じるものがあるのです。

僕の性格は、何があっても結構前向きです。
落ち込むこともありますが、たとえ思い通りにいかないことでも、結果それが良いこととなるように、何ができるかをいつも前向きに考えます。
逆に、思い通りにうまくいっていたとしても「勝って兜の緒を締めよ」という油断することのない気持ちでいるように戒めています。


因みに、僕の座右の銘のひとつに、「人生の失敗とは、失敗を恐れて挑戦しないこと」という言葉があります。
高校生の時、社会の先生から教えられた言葉で、当時の僕には衝撃が走ったのを覚えています。
のちに著名人の似たような言葉があることを知りましたが、今でも何か特別な選択をしなければならないときには先生の言葉を思い出します。
考えずに、とにかく何にでも挑戦しようとは思いませんが、失敗を恐れて何もしない、ということはやめようと決めています。一歩踏み出すことが大事です。その結果として、何か得るものがありますから、成功、失敗にこだわることはないのだと思います。
それから、もう一つ好きな言葉を上げるとすれば「努力と感謝」ですね。これはもうシンプルに好きです。努力は力になるし、普段から色々なことに、ありがたいという気持ちがあります。

これからも臆することなく、新しいことに挑戦して、努力して、なりたい自分になれるように日々精進していきます。