コンデジの中でも小ささを競うものもあった。
画像左がペンタックスオプティオS1、右がニコンクールピクスS
02だ。
S1のほうが丁度カードサイズで、十分小さいが、これより古い6
00万画素時代のS5nとかの方がもう少し長辺が小さい。
S1は1400万画素CCDでセンサーサイズは1/2.3型だ。
右のほうはニコンクールピクスS02、大きさはもう小さい、「お
風呂セット」についてくる小さい石鹸二枚分くらいの大きさしかな
い。
1300万画素だがセンサーサイズはスマホサイズの1/3.1型で
その代わりCMOSセンサーである。
さて撮って見ると、まずオプティオS1から。
LEDスタンドライトだけで撮っているけれど、AWBが追いつか
ないと言うか、ちょっと緑色っぽい。
露出もちょっと暗めな感じだが、これが外に出て写すとまるで変わ
るから面白い。
基本的に暗いところは弱いようだ。
で、こっちがクールピクスS02
ぱっと見こちらのほうがきれいだが、何となくペタッと平面的では
ある。
画素数は両方ともほぼ変わらないけれど、大きさが違うので面積比
で言えばセンサーの小さいS02の方が「高画素機」だが、だから
と言って画質がいいと言うわけではない。
高画素=きれい、ではないのでここでは設計の年代とCCDとCM
OSの差が出たと言うところだろうか。
実際S02の方がここではよいように見えるが細かいところは塗り
つぶし気味に見えるし立体感で負ける。
最近ちょくちょく使っているニコンのS5100もCCDだがこれ
も大きさ的には「普通のコンデジの小さい方」でS1より一回りも
大きくない、ちょこっと大きいと言うか、長辺方向に長いだけだ。
まあ、カードサイズくらいだとポッケに入れていても邪魔にはなら
ないし、1/2.3型センサーなら極普通のコンデジサイズなので
わたしはオプティオS1を推す。
但し設計が古く(HOYA時代のペンタックス製品だ)二コンS0
2のようにサクサク撮るのはちょっと難しい。
ちょっとしたコツがいるのだ。
AFも早くはないしAWBや露出制御も古いのでそれなりの撮り方
をしないとうまくいかない。
ただそれが分かっていてこういうものだと思って使えばきれいな画
像を撮ることができる。
二コンS02の方はもうとにかく小さいのが売りであって、撮るの
も簡単だしタッチパネルにも対応している(と言うか小さすぎてボ
タンを置くところがない)しCMOS機なので暗いところにも多少
は強いしいいところもあるのだけれど、小さくしすぎたがために三
脚穴が無いとか、バッテリーやマイクロSDカードは分解しないと
取り出せないのでコードがないと使い物にならないとか制約がある。
まあ、究極に小さいとなると今ならここに無いけれど二コンキーミ
ッション80もあるけれど、あれはコンデジと言うよりアクション
カムに近いからここでは別と言う事で。
どっちも一長一短あるけれど、どのみち古いのでそれなりと言うか
コツがいるわけで、それさえ覚えてしまえばお散歩やカバンの友に
丁度いいし、持っていても面白いのでこれでいいのだろう。
本日の種:ペンタックスMX-1・オプティオS1・二コンS02