ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

この先

2014-05-29 00:27:37 | ブログ

026
今の生活は貧乏ながらも幸せだ。
奥方(まだ正式に奥方になったわけではないが)はとても優し
く良くしてくれるし、一緒にいて楽しく、私も奥方を大切にし
ている。

その一方で、前の家族(ある日仕事に行っている間に忽然と姿
を消した。いわゆる失踪である。その後電話一本、はがき一枚
の連絡もないので、もう帰るつもりは無いのだろう。ちなみに
住民票は未だここのままだ)の事もきになる。
なにせ子供3人の事も分らずじまいで何所でどうしているのか
皆目見当もつかない。

勿論今の奥方もその事は全部知っている。
要するに私が何か悪いのであろうがそれが分らない。
失敗は経験だがあまりにもそれは大きく、傷つき、未だ大きな
影を背負っている私だ。 

その大きな影は今の奥方にとっても気になるところであろうし
私がスッパリ諦めれば済む事なのだがそういうわけにも行かな
いのだ。
私はその狭間に挟まれ苦しみ奥方はやはり気にしていることだ
ろう。

さいしょの女房は、私がトラックに乗って一週間家に帰らない
うちに男を作って離婚した。
その次が前の家族で子供もいる。
しかし失踪してしまった。
警察署には届けてあるが、そんな事でいちいち警察署が動くは
ずも無く、これも無駄に終わっている。

さて今の奥方だが、こんな私といつまで一緒にいてくれるのか
失敗は経験だとかいたがその通りで今まで失敗して来た事を今
度こそするものかと私は誓っている。
だが、考えるのは当の奥方で、私ではない。
いつかまた忽然と姿を消すのではないかと言う不安が襲う。
何しろ私は背中にでっかい刀傷を負った浪人である。
いつ嫌気が差して出て行かれても仕方がないし文句の言いよう
が無い。

独りぼっちはさびしい。
しかしもしそうなったとしたらそれは仕方のないことだ。
全て私が悪いのだ。
今の奥方がいつまでも傍らにいてくれる事が私の願いだ。
それには奥方に無用な心配をかけてはならぬ。
これは自分の中だけの問題にして、独り悶絶するより仕方のな
いことなのだ。
そしてその影を見せないように、やさしく気を使って接してい
かねばならぬ。

もう独りぼっちは金輪際御免こうむりたいが、それは奥方の気
持ち次第なので私はどうすることも出来ないのだ。

コメント
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