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janpal

人生これ,雑記.

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生物の演算と複素数

2015-04-14 05:01:17 | 本と雑誌

粗っぽく考えると,K(√-1)は,√-1=iを実数体に付加した,拡大体である.不思議な感じなのは,確率論の論理と,φ(s-x)という直交性をψ(sx)=ψ(x)という形の直交性(このようなsの全体をユニタリー群という)に変換することが,内部的につながっている感じがすることである.確率論は,構造を持ったまとまりを拡大する(素体の拡大のような感じで)装置のようなものなのだろうか.そういう仕組みが,生物のミクロの仕組みには備わっていて,生物現象と論理観察が共生するような場で,生命はいろいろな反応を制御しているとか,そういうイメージはないだろうか.決定論的なのか,確率論的な装置を含むなんらか非決定論的な仕組みが生物現象には伴っているのかという感じの疑問である.生物現象は複雑系だといわれるのだが,決定論か非決定論かという対比は,複雑に絡んだままのような気がする.

コンピュータも0,1の論理だが,0, 1自体が不思議な代数構造を内に秘めているとすれば,そこを,明らかにすれば,知的な地球外生命体とシグナルのやり取りできるかもしれないじゃないかと,SFぽく考えることも出来る.どっちみち,宇宙人とのコンタクトといっても,0,1カプセルを宇宙に放流するしか確かめようがないのだから.

ファン・ノイマン『作用素環の数理』,ちくま学芸文庫,をザーッと読んでいると,そんな気がしてくる.

ベクトルa, bに対して内積(a,b)=0のとき,aとbは直交するわけだが,内積(a,b)は,一つの(双対)作用だから,生物学でいうニッチ(経済的地位関係)という感じにも読める.そこに、不思議とリジッドな機構が埋め込まれているとすれば、エピジェネテックスな観点として,観察できるかもしれない.

クロネッカーのδとかグリーン関数のようなものを,エキゾチックに備えた対象の演算という感じになるだろうかと思案する.そういう形の影響が,例えば,7次元の影響が4次元の姿で影響するような感じで,案外,身近に現れているのかもしれない.我々の棲む時空から,高次元時空と我々の時空へと逆分解する感じだろうか.0, 1の世界は,本当は,そういう世界なのかもしれない.

ネットの話題ニュースにあるように,ホーキング博士を,そういう0,1カプセルにして宇宙に放流できれば,もっとも理想的な探査装置になるだろうが,そのままそうするわけにもいかないだろう.記事や合成写真を見れば,そのまま放出している感じだが,ギャグとはいえ,乱暴である.ヒルベルト空間や量子力学の論理を土台に,新たな可能性の論理に想いを馳せる,そういう視点が必要ではなかろうか.それがまさに0,1カプセルの視点であって,そうすれば,いろいろな工夫が生まれてくるのではないか.と,まあ,ギャグってみただけである.

「ビッグバンは特異点である」ということも,ビッグバンは偽特異点をまとった真の特異点が,偽特異点別宇宙につながっている姿だというように,真空と偽真空になぞらえて考えればいいのだろうか.暗黒エネルギーとか,暗黒物質とかその証拠ということなのだろうか.CERNはビッグバンを間接的に観測しようとしてるとか.そして,0,1カプセルになったホーキングとか.

位相(topology)は,集合やクラスターなどが解析性のようなものを持つように付与された構造のことだから,特定の遺伝子がそういう役割をもっている可能性もあるかもしれない.位相座遺伝子というような.ノンコーディングな配列の何万,何十万という繰り返しも,遺伝子のエルゴード性の反映ということになるのだろうか.感覚的な表現でいうと,軌道は,不定な形の領域の点に対応する領域の点の近傍を通ることになるというような完備性を,遺伝子の配列は備えているという感じだろうか.そうなら、そういう役割を担った遺伝子を特定できることにつながるかもしれないわけだから.数学的な言葉では、コンパクト化とか.面を線に戻すような感じもしなくはないが.

「力学系がエルゴード的であることが明白に証明された体系の例は少ないが,少し複雑な体系はおそらくエルゴード的であり統計力学が適用されるというのが,統計力学の基礎に対する考え方の一つである.」(戸田盛和著『ソリトン,カオス,フラクタル』,60ページ),そいうことを,ちょっと生物学に関連付けて話つくってみたという感じで.

エネルギーの劣化が一定の時空で,どれだけの系が発生しうるかとか.そういう系に影響しない外部とどれだけの情報がやりとりされるかとか.突然,相変異(相転移)を起こしそうな無限延長円周を有限にくりこむには,確率の考えに基づいた統計的な扱いが必要になるとか.エルゴード機構と暗黒物質や暗黒エネルギーが,指数定理的に結びついているイメージとか,考えられそうである.分子系や生物系のような複雑なものは,そのような機構をどう使って,生命現象を発現させているのか.長い時間でみれば,粗い生命現象の発現戦略と精密性を充足した発現形式は,ほぼ似たようなものである,ということになるのだろうか.生命現象の,h→0の極限とか.科学ニュースにあったような,シロイヌナズナを使った,アポトーシスに関する,新たな発生再生機構の解明とか結びつかないだろうか.「粗い」というのは,細かい影響に左右されないという感じである.生物が,生命活動を維持するために必要な複雑な仕組みを維持するためには,どのように,「粗い」情報と「精密な」情報を認識して,どう組み直しているのか疑問にならないだろうか.

例えば,そのような目的のために,細胞の記憶を書き換えて,発現パターンの分布変化に変換するような,時間概念を生物が採っていればと考えれば,生体時計の役割がわかるとか.時間が,ユークリッド幾何の平行線の公準のような役割になるとか.下手すると,「無限」の暴走になるとか.これは,単なる勘で言っているだけであるが,素人の勘も外れるとは限らないではないか.カノニック時間とか.

エルゴード性とそれに伴うdark class(暗黒集合あるいは暗黒類という感じで)のもつれを,生物が時間概念として活用して,生命活動を営んでいるのじゃないか,Ω×O→Ωのような感じのdark classの集合列Oをうまく取り込んでいるのじゃないかというイメージを,エルゴードの原理に重ねてみた.

コルモゴロフの「解析」にある, は,むしろ,dark集合列Oの存在を言っているのじゃないか,という見方は成り立たないものなのだろうか.そういうつながりや,原理のもつ縺(もつ)れを現象化する仕組みを,生命は備えているのかもしれない.

最近の,生物学の動向は,発生再生の仕組みや,その系譜化の組み替えに関する成果が多いような気がするが,生物学の専門の見地からは,どう見えるのだろうか.エルゴードは確率論や複雑系に関係するのはわかっていることだろうが,素人には,どうも要領を得にくく感じる.例えば,Ω×O→OとΩ×O→Ωを,R(M,N)やM・Nのように使う感じになるだろうか.

 


音と形---memo(1)

2015-03-22 01:35:06 | 本と雑誌

 

音と形に関しては,意外と形而上学的というか神秘主義という感じがつきまとう.そういう感じを表現する言葉はないか,あるいは,そういう言葉を造ろうと考えれば,「延長と回転」とか「表象の遠特異的な双曲性」とか,わかるようで内容のよくわからない言葉が引っかかる.突き詰めて行こうとすれば,相当の労力も必要になるのだろう.例えば,「連続体を原子的に個々の孤立した要素の体系として把握するのではなくて,反復分割により発生的に構成することに関しては,ブラウワーやワイルの論文を参照」(『幾何学の基礎をなす仮説について』,「ワイルの解説」,ちくま学芸文庫)というような文は,どういうことを言っているのだろうか.リーマンは「延長」といい,リーは「回転」というという感じで,「延長と回転」という造語を行えば,音と形が邂逅する表象になるかもしれない.とは言っても,単なる造語であり,いわば,当たりをつけておくための符牒にすぎないという前提で.P+Qiが実数であるとは,Q=0であるということだから,正式の意味とは別な,「実数性」という造語もできるだろうか.

「個々に孤立した要素として原子をとらえる」のも,そう簡単だとは思わないが、「反復分割により発生的に構成する」となると,どういうイメージが湧くのだろうか.リーマン幾何は,いわば,現代のユークリッド幾何学のようなものであるといいながら,形而上学的・神秘主義的な感覚が隠れたままというのもどんなものなのだろうと思う.そういう意味では,生物系が,そういう状況を脱して進んでいこうという態勢があることは,いいことではなかろうか.逆行する風潮もあるような感じもするが,そのうち明らかになるのだろう.

数学者リーマンが,草案段階であったとしても,生物学と物理学を結びつけるのに労力を傾けたが,生物学と数学を結びつけるのには,全く関心を払わなかったとすれば,皮肉である.双方の機が熟していなかったということもあるのかもしれない.どうであれ,リーマンのそういう面は,不評なのだろう.私は,最近,そういう面の底堅さを感じるのだが,それは,流動的で変化の激しい硬さのような感じである.わかりにくい芸術センスというのか,審美的な硬さというべきものなのだろうか.

再生産とは,表象の親しみである,といえば,経済学が嫌うことだろうが,そう非経済学的だろうか.ある意味では,最近,非経済学的な表象の経済化という面も,もちろんそう勝手にではなく,相当活性化しているのかもしれない.さらには,重力と遠特異的双曲性などと考えれば,膜宇宙論と重力波の検出なんてことになるかもしれない.もちろん,単なる思い付きであるという前提で.しかし,思い付きもしない科学などそう楽しいものなのだろうか.私にはよくわからない.なにも,特別な審美眼が備わったなどというつもりではないが,そういう感じの感じがするという意味である.感じとは,感じることであるはずだから.

 

 

               

         せせらぎの 堰の水面に 桜咲き いにしへ人の 心し思ほゆ

 

 


メディアとカルト詐欺

2015-03-12 03:45:13 | 本と雑誌

大分,芸術的なセンスの吐露に労力を使ったので,といっても,細かい内容は,随時付け足そうと思っているのだが,社会的な問題が,レベルの低い痴れチョン詐欺騒ぎだらけで,どうして,こういう世の中になっているのだろうと思う.吉本のせいなのか,NHKや毎日新聞のせいなのか.

NHKも毎日新聞も,科学面は弱そうだから,新聞系の科学担当は,なんとかの科学とか,創価学会のカルト分派が多いのだろうか.NHKの科学番組でまともなのは,海外の番組を買ったやつだけのような気がする.STAP騒動では,分子生物学会をはじめとする科学コミュニティーが,科学的な対応を取れていないということで番組も結ばれていたが,それは良心的な方で,捏造だとか,研究倫理だとか騒ぎ仕向けてる記者連中が,カルト詐欺のお先棒担ぎかもしれないではないか.そうでないという保証はあるのだろうか.データの改ざんや,しつくらえでデータを都合よく書き足すなんてのは,日常茶飯事のところも多いのではなかろうか.もちろん,そんなことはやらないというところも多いだろうが.ご体裁か,学者社会のお作法か知らないが,そういう,本末転倒ののも幅を利かせているようである.

民主党と吉本とNHKと毎日新聞はヤーチョンカルト詐欺の支援組織という印象さえうける.そういう体質は,以前から蔓延していたのだろうが、原発だの,科学利権だのに,世間たぶらかして便乗しようという,腹黒さは相変わらずのようである.そういうのばれてるから,ますます,妙ちくりんな大新聞様様気取りがエスカレートしているのかもしれない.私は,メディア系の論説は信じたことないが,時代のいやらしがメディア自体のいやらしさとしてどう現れるか分析してみれば,有益かもしれない.メディア批判など意味のないことはしたくないが,ヤクザのベンツに囲われるのが,女子アナのステータスシンボルという斡旋まがいのコメンテーター(田原とか,昔の筑紫とか)も多いかもしれない.それが,噂の真相というものである.大人の社会の.ヤーチョン詐欺崩れのメディアが,そう大したものかどうか知らないが,どうせ見せかけだけで,やる気もない,報道の自由なんてものは,やめておけばいいのである.大して問題ない.逆に,大して影響ないから,メディアがしゃぶってきた騙しのアメが減るというので,危機感を持っているのかもしれない.泥棒や詐欺師が六法全書にかじりついているようなもんだろうから.日本語もたどたどしくなる.

メディア人としてなどというのは,ヤーチョンと島田紳助のようなものだから,芸能人として大物になるかもしれないが,人として生きればいいのである.お作法というのは,ヤーチョンとつるんだやらせお作法のことだから,そういうの多いのだろうと思う.メディアが社会正義などと騒ぐときには,なぜか,詐欺だの汚職だのがばれそうなときが多くて,どうやってメディア自体は逃げるかのやらせが多い気がする.

 私は,メディアのやらせより,メディアの自滅をやってもらって,自分の言いたいことは,言いたいだけいうことにしているので,なんら困らない.社会の弱いところにつけこんでやらせ取材で騒いでのし上がろう的なのも多いようだし,そういうメディア関係は信頼ならない.

 ありえないことだが、メディアがそいういう慣例的な体質を自ら検証して,メディアとして再生していくというような,そんな自浄作用の期待をぶら下げて,言論の自由だの,憲法問題だのいうようなら,選挙資金は税金詐欺で賄えるという政治家や官僚と同じ穴の狢というところだろう.政治家の考える金のいらない選挙は,裏金選挙資金の税泥合法化というようなことと同じである.だって実際しょうがないじゃないかというのが動機である.メディアに自浄作用など期待できるだろうか.政治家やメディアも銭に苦労するのはわかるが,お作法にしてはいけないだろう.

企業組織は,利潤を追求するために,不断のイノベーションを宿命づけられる.利潤は,結局,どれだけ,価値下落を単価に組み込めるかできまる.例えば,通常,2000円の商品を作るのに,1000円の費用がかかるものとすれば,例えば,500円ですむような新規技術を手にすれば,その技術が業界で標準化するまでは,1000円の儲けが1500円の儲けになる.標準化すれば,2000円の商品が1500円になるから(比率で考えると,2000円の商品が1000円になる.儲けも,500円に減る).単に1500円儲けようとすれば,2500円で売らなければならないから,競争に負ける.しかし,不断にそのような,儲けを得られそうなのは,独占や寡占企業だけである.結果,企業の統合が進み(潜在的に3倍の儲けを先取りできるから),そういうカラクリ自体が多角化して,マネーゲームが生じる.独占体や寡占企業は,イノベーションの動機を占有する.仮にそう考えたとすれば,企業のガバナンスは,独占体や寡占企業の占有を前提にしなければならない.個別の企業の創意や専門化は,限定的であらざる得ない.当然,ややこしい現象が多々伴なうことなので,次第に,それ自体が,企業のお作法になる,なんてことで,お作法の起源がわかるとか.大企業には,お作法系のクラブが多いとか.

お金は,価値指標でもあるから,イノベーションの動機が占有された,独占体や寡占企業の強い国では,企業の業績が鈍くなる.通貨価値が上がれば株価が下がる.通貨価値の下落基調と株価の上げ基調がマッチングしているのは,アメリカ経済だけなのかもしれない.日本経済は,アメリカの海外通貨子会社のような国として,アメリカナイズの影響を受ける.

経済も、non-codingな部分の影響が大きく効いてくる現象が多いとすれば,その影響を制限することで,経済事象の傾斜を制御することになるのだろうか.そういう実験の一つの例として,日本の土地バブル崩壊の期限制御があるだろうか.その目的は,世界同時不況のnon-coding制御なんてことは考えられないだろうか.そういうところにも,生命科学関係の現象や原理,関連する技術の急速な進展の影響があるのかもしれない.

STAP現象の深さも,私はまだよくわからないが,色々と検討されることはいいことである.判りもしないのに決めつけやるより,科学に通じる.例えば.小保方さんが,エプロンのポケットにネズミの赤ちゃんをしのばせていたなんて話は,マウスの背景が,遺伝子的に同じとか,外部調査委の報告にもあるし,あるいは,若山研のネズミ管理の不手際もあるしで,今では,ほとんど聞かないが,そういう疑義を鵜呑みにしたままの連中も,世間や,メディアゴロには多いのだろうと思う.変な連中である.知ったかぶりしたいだけなのか,おばかなミーハーに体裁つけたいだけなのかわからないが,いい年した連中までそんなのがいる.メディア騒ぎの一部にそういう連中が紛れているのだろう.だが、重要性を持った,解明の難しい,難航を極める研究をやることは,いいことである.意義は違うが,私などは、生まれてこのかた、そういうのばかりである.大して気にしないが,メディア的に言えば,捏造研究ばかりである.しかし,政治家のコネで,楽な研究でかっこつけて,研究費だけがっぽり遊興費なんて動機は生じないが,そういうのが,科学コミュニティーには潜んでいるのだろう.そういうの隠すのが,メディア体質というものなのだろう.メディア的などっかの総連もどきバイアスがかかると,そういう動機の強くない研究者も,そう仕向けられてしまうのではなかろうか.

 

ソーシャルネット関連で興信所詐欺メールとか.最近そういうのが多い.チンピラ詐欺が全国に広がっているのかもしれない.変な法律用語を多用して,警察・公安の請負業者を名乗っていたりするから,刑務所内に詐欺常習者の斡旋源でもあるのだろうか.騙されないようにすべきである.たちの悪さから,馬鹿の一つ覚えのような連中を,仕向けているようなのも蔓延っているのじゃなかろうか.つまり詐欺チョンコミュニティーが,のさばっている.メディアにもいそうな連中だが.政治家の質もそういうのもどきになっているからかもしれない.詐欺グループまがいの政治家も増えてないだろうか.西川きよしとか(吉本だから),三原じゅん子とか,そういう犯罪者連中に担がれないようにすべきである.良い子は,ネット詐欺犯罪やってはいけないスピーチやるべきである.うむ,一人一人は悪い子なんていない,なんて,教育評論家まがいに言っておけばいいのである.カタログ法律用語とか,カタログ政治用語覚えたての政治家がいい政治家的風潮も不思議なきがするが,なんか,ネットなくてもいそうな感じの連中に見えてしょうがない.


STAP騒動とSTAP研究

2015-02-10 18:09:12 | 本と雑誌

理研本体のようにB級の研究しかできないところが,最前線の研究を行うようなときに,STAP騒動のようなことが起きやすい.大学でも,名の定まった隠居名誉教授を招き入れて,ご体裁保つようなところがあるわけだから,体裁と内実がチグハグなところも多いはずである.実質的な背任行為を行っているのは,理研やそこに巣食うご隠居連中ではないかと思ったりする.むしろ,科学研究の信頼を損ねて,科学の価値を,堕落した価値にすり替えているのは,そういう連中ではないかと思っている.そのうち,そうなるのではなかろうか.

まず,理研は研究内容について何も説明していないばかりでなく,自らの判断の妥当性も検討しようとする態度が見受けられない.もちろん,検証や再現実験をやらせたことはいいことだと思うが、更に、再々実験やるくらいの責任を果たさないようでは、科学的結果を評価するべきところとは認めがたい.ハーバードに丸投げではなく,ハーバードを問いただすような姿勢がなくてはいけない.堕落した科学お作法達者に科学はできない.

などというと,なんと不遜な言いぶりかというのもいるかもしれないが,そういう態度なのは,どちらの方なのだろうと思う.科学を科学と見ないのが幅をきかせているのじゃないかという疑念を生じるようなことが,この国の仕組みにはあるようである.気構えだけのばあさん達の圧力が強いのだろうか.男の私には,少し理解しがたいことがまかり通っている感じがしている.男であろうとしてるのか,形式張っているのか区別つき難く感じることが,たまに見受けられる.調査委員会の結果とて,理研は承認するにしてもしないにしても,科学としての判断はしてないじゃなかろうか.犯罪的なことは,犯人いるかどうかもわからないままなわけだから,どういうお作法が成り立つのだろうと思ったりする.思い込みやご都合のやらせ裁判を理研がやらされているということだろうか.器のないのが,科学や学問に押し付けだけは多いというのは,どっかの核実験体質に似ている感じを受ける.ババ爺が科学のお作法の基準なのだろうか.不思議でしょうがない.

私は,そもそも生物関係はグレーな分野という感じで,あまり関心なかった方だが,遺伝子だDNAだという話ぐらいで,ここに来て,ようやく生物系も日の当たる大道りを歩くようになった感じで,いいことだと思うのだが,相変わらず,隠居部屋学問のような感じの影響が大きいらしい.

私のような素人に言わせれば,STAP研究は,そりゃ,科学的にか学問的にか重要な結果になるような内容をもちうることに理解を示す専門家もいずに,少数のグループが勝手にやりたい放題な研究をやったなどいうことは,ありゃ面白いだろうけど,ありそうもないし,まして,作れるのは私だけだからと,小保方さんが実験女王気取るためにやったというのは,なおさら,ありえそうもないと感じるが,科学ジャーナリズムが理解力のないのを,あれこれ因縁つけながら場つなぎしていたのなら話は,一応,理解できるが,それは,科学を商売に利用するための手練手管だから,それはそれとして,理研の判断が,果たしてどういうものなのかについて,表面的なことばかりで,釈然としない.脱法的なゴリ押しを前提として,法的な体裁で悪意を行おうという体質と変わりない感じがする.そういうのを,隠居学者が利用してるのじゃないだろうかと疑う.

 

岩波『数学辞典』から,難しい積分方程式の解法の例をコピペしてみます.要は,初等積分の基本事項を使えば,意味が取れるという例を示そうという意図で,境界条件付き微分方程式を積分方程式に帰着する,多分,簡単な場合の例としてあげてあるのだろうということで(式の展開を一つ加えたが,説明からそういうことだろうということで),

積分を求めるには,理論はすごく難しい内容を持っているが,実際に解く際には,初等的な性質をうまく工夫するとかが有効なことが多い,と聞いた覚えがある.

先端の科学の事情を,社会に説明するには,そういう要点を得た説明を組み立てる,一手間をかけて欲しいものである.問題によって,難しかったり,案外簡単だったりすることもあるだろうが,社会への説明責任とはそういうことではないのだろうか.社会として,どういう連中を想定しているのだろうか.あんたは含まれてないとか言われそうではあるが.

 

とか.を適当に選んだとき, なら,は解だから.しかし境界条件を満たさない.しかし,含意は重要なのかもしれない.

 

STAP騒動は,ほとんど自己申告の内容を,一部のカルトもどきな連中が,誰からか知らないが情報渡されて、千葉大とか東大の薬物疑惑の隠れ蓑にするためにか,本当の研究不正であぐらかいていたような,文科省筋のパンフレット学者の目くらましで調子付いて,騒いだだけなのじゃなかろうか.吉村とか難波とかは,古い常識盾に,カルト担ぎで,カルトネットでもてはやされただけじゃなかろうか.何か,科学的な情報あっただろうか.その手のメディアは,もともとカルトチョンだから,嘘が混じっても垂れ流しだから,科学自体の問題には役に立たない.ジモンとかは,税の横流し業者もどきではなかろうか.税のネコババ癒着というのか.科学も廃れたものである.残念である.カルト勧誘に来ていたアル中のお姉ちゃんは元気だろうかと,懐かしく思い出す.カルトやめとけと,言っておけばよかったと,多少後悔する.

STAP騒動のように,紛らわしい騒動作りを,案外,あちこちで仕組んでいるようなのも,いまだ多いのではないかという気がしている.やらせ騒動作りといえば,総会屋などが思い浮かぶが、カルトと総会屋も根でつながっているのじゃなかろうか.

STAP研究としては,難しいことでつまづいても,躓くのは科学者であって、科学は頓着無く,歩いていくのだから,一息ついたら、科学として続ければよさそうに思うが,政治家にカルトもどきの文科族ぽいのでもいるのか,訳のわからん雰囲気なのか底意地の悪さなのか醸し出しているムラ的ヒスが幅きかせているようだから,困ったものである.そういう連中は,また,世間を悪事隠しに使おうとするに決まっている. 

 

 【エンハンサー(enhancer)とサイレンサー(silencer)】

隣接する遺伝子の転写を促進するDNA上の調整領域(シス作用エレメント)で,プロモータからの距離や位置(上流か,下流か)によってあまり影響を受けないものをいう.同様に,近傍遺伝子の転写を抑制する調整領域をサイレンサー(silencer)と呼ぶ.

特異的な塩基配列を認識してDNAに結合する転写活性化因子(transcriptional activator)結合部位がクラスターをなして存在する場合が多く,各結合部位単独ではエンハンサーの機能を果たさない.

クラスター(cluster, 群)は集団の要素の分布から類似の要素を集めた群にまとめたものとあるが,集団の要素という場合の要素とは,どういうものかとか,群にまとめるとはどういうことかとか,相同性と通じてないかとか,上流(upstream open reading frame, uORF)とか下流というのは,転写の開始位置からの非コード領域の位置関係らしいが,下流への影響とか, 数千塩基対離れた下流からの影響とか,理研の「FANTOM」がCAGE法で網羅的に解析した結果,エンハンサーの活性化が転写の先行イベントとして働くことを明らかにしたという,最近の記事が,関連が深そうである.STAP研究の調査委報告とかも.研究活動は,こういう具合につながっているのかなと思える,優れた例ではなかろうか.科学研究な訳だから,難しい研究の関連となると多忙を極めそうではあるが.STAP研究はその実態が歪曲されて,日本の科学ジャーナリズムなどでは,科学的でない話題先行でふざけすぎである.「FANTOMが明らかにしたSTAP原理の一端」とか名打つと,いちぶSTAP嫌い勢力なのかふざけ連中なのかが苦い顔するとか,あるんじゃなかろうか.FANTOMの研究もメディアは本当は理解できるのいないのを隠そうという,そういうのじゃなかろうか.FANTOMの結果は,生命現象の理解のための基盤になるようだから.

 

[memo]

 リプログラミング---全能性の組み替え

 要素と準同型

 


生物学用語(5)

2015-02-04 12:45:06 | 本と雑誌

【エピジェネティックス(epigenetics)】DNAの塩基配列に変化を起こすことなく,DNA複製(DNA replication),細胞分裂を経て伝達される遺伝子機能の変化,ならびにその制御機構を研究する学問分野.発生機構や形質の変化の多くがDNA塩基配列に起因することが明らかにされる一方で,後天的にDNAメチル化やヒストン修飾などのクロマチンへの修飾を介した遺伝子発現制御により,遺伝情報が細胞分裂や,時には世代を越えて伝えられることが知られ,これらDNA塩基配列以外の遺伝情報をエピジェネティックスと限定的に呼ぶ慣例ができた.

読んだだけではよく分からないが、がん遺伝子とがん抑制遺伝子の発見物語のような感じだろうかと思う.ヘテロ接合性の消失(対立遺伝子の欠失)とか,正常細胞ががん細胞に変わっているわけだから,性染色体異常とか性染色体の不活性化とか関係するような,何らかの共通なものを持つ状態が生じるということはないのだろうか.生物は,複雑な仕組みで,互いに影響したり,変化を促進するものと,抑制するものの変異の集積が,シグナルとして,いろいろな機能に影響したり,例えば,消化・分解や運動や情報記憶などに,伝達されて,食べ物の好みの変化と平衡感覚や脳の機能への影響が同時に出てくるとか.こういうことも,エピジェネティックな見地となるのだろうか.小脳の大事な部分となる細胞をES細胞やiPS細胞から作ったというニュースもあったが,根本では繋がっている問題なのかもしれない.乱流を巧みに制御して,運河を維持しているような感じなのだろうか.未知なものは,決め手がよくわかりにくい.情報も錯綜するし、時間的な遅れも生じる.解釈の変転もよく起こる.例えば、胎児胎盤に寄与する細胞とかも、そういうものだろうか.ESだと双方には寄与しないらしいので、特殊なES細胞を作成することも、研究の一環となるのではなかろうか.そのような具体的な内容が、未だ語られることが少ない感じがする.大きなビジネスに直結するから、情報管制が敷かれていることが原因だろうか.知りたいという欲求と相反する,ビジネスの過剰な秘密主義は,軍事や医療関係の製薬会社などの方が当事者ではなかろうか.たいしてどうでもいいのに,ぶら下らなければカッコつかないのがメディア関係や担がれ学者ではなかろうか.