過去に、起業経験もありますが、起業にも『物事の順序がある』のを知らずに起業してしまいました。ヴィジョンだけでは事業も成り立たないのは、当たり前のこと。やはり『いかに現預金を厚くするか』も並行して行動しないと、起業家の95%が失敗するのは『当然の結果』だと、今さらながら感じます。60歳を過ぎた今、このまま逃げ切った方がラクだわ・・・と感じています。
【写真:会社員という職業?は、最強の資産形成かも知れません】
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◆起業家の甘言に惑わされるな。
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1,やりたいことがある
2,やれることがある
3,きちんと資産形成ができる
これは、会社員であれ事業主であれ、同じことだと思っています。
儲かれば儲かるほど、事業主は『おカネの悩み』が増えていきます。
例えば『翌月は納税』の月なら『そのカネ、あるか?』とか。
あるいは、金融機関との付き合いも、まぁまぁストレスがかかります。
どうあれ、運転資金は借りられるなら、借りて現預金を厚くすべきです。
会社員は、決算書を作らなくても済みますね。
本来ならば、ざっくりと家計簿を付けて、
家計の損益計算書や貸借対照表を『自分で作れる』方が、
資産形成には近づけると感じます。
まぁ、金持ちになりたいのであれば、
零細企業の創業社長になるのがいいと思います。
かといって、誰もが『自分のビジネスモデルを描けるのか?』と疑問が残ります。
定年退職までに『借金を完済しておくこと』です。
1,住宅ローンも、定年までに完済
2,自動車ローンも、定年までに完済
3,教育ローンも、定年までに完済
4,生命保険も、定年までに『最適な補償に見直す』
これで『人生の四大支出』の課題は、ほぼクリアできますね。
まぁ、定年後に年金という『生活保障』が得られて、
さらに『なんちゃって起業』であれば『好きにやればいい』のです。
多くの方が、40歳~50歳代で『起業するぞ!』とかやるでしょう。
人生で、一番、おカネが必要な時期に大丈夫か?。
会社員であれ、起業家であれ、
大事なことは『現預金を厚くすることに注力すべき』です。
その第一歩は『普通預金残高を日々、きちんと把握しているか?』です。
コンビニATMの手数料が無頓着な人は、カネにザルで現預金が貯まりませんね。
総合口座で『定期預金』ができるのは知っていて社会人として当然のスキルです。
普通預金残高を『少な目』にしておいて、
総合口座の定期預金や定額預金を『厚く』しておくと、
急な出費でも『担保定期預金』や『担保定額預金』から90%が引き出せますね。
これって、事業所でいえば『当座貸越』を得たのと同じだと思います。
事業をされている方からすれば『当貸(とうたい)』の与信が厳しいのは周知のことです。
会社員であれば、難しいことを考えず『例え、1,000円でも定期の担保額を増やすこと』です。
今は、少し金利も回復してきましたが、そんなものは『どうでもいい目くそ鼻くそ』です。
1,金利より
2,便利を取る
ゆうちょ総合口座の後半に『定期・定額』の預入ができますが、30件までしか記載できません。
1,小金ができたら、例え1,000円でも定期や定額に入れる
2,30件の記載を満たしたら、一旦解約して、1件にまとめる
3,再び、30件の記載を増やしていく
令和6年6月現在、ゆうちょの定期の金利なんて、5年ものでも『たった0.40%』です。
この程度の少額でも、積み上げれば『誰でも現預金を厚くできる』はずです。
事業所ではありませんから、金融機関から『無理に運転資金を借りて現預金を厚くする必要はない』です。
きちんと、自分で『運用できる基礎を作るべきだ』と感じます。
1,厚生年金
2,自分で積み上げた現預金
3,自分で考えて実行した投資信託
この程度を、きちんとやっておけば『定年後、たいした心配はない』です。
起業家が『うちは無借金経営』とか言っている人がいますが、
こういう人は、実のところ『金融機関との付き合い方を全く知らない経営音痴』です。
運転資金を借りて、使わずに現預金を厚くして、
そこから返済していけば、実質無借金経営になります。
1,軽い借金
2,重い借金
借金には、大きく分けて『2種類』あります。
1,運転資金
2,設備資金
設備資金は、金融機関から借りて、そのまま機械の会社にカネが移動します。
現金が機械に『資産の中身が変わっただけ』ですが、
自己資金で購入することは稀で、借入金で機械を買いますね。
この場合、利益から返済するため『重たい借金』になると考えます。
ここらが、きちんと明確にできていない人が多いためか、
借金≒悪のような図式になっていると感じます。
個人の場合も、住宅ローンや自動車ローン、教育ローン等々、
利益の中から得られる給料から払っていかなければならず、
結果的に『重たい借金になる』のですね。
定年までに完済できないと、定年延長して借金返済のために働き続けなければなりません。
いかがでしょうか。
最強な会社員は『余計なビジネスモデルを考えず、きちんと現預金を厚くできれば、
それだけで十分に「勝ち組」だ』と言えます。
安易な起業は、踏み出す前に『もう一度考えること』が大事ではないでしょうカネ(笑)。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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