仕事も趣味も『何をするか』より『誰とやるか』が大事だと学びました。また『責任範疇はどこまでか』も重要で『この仕事は、どこまでやるか。いい仕事をするには、どこで止めるか』も大事な要素です。好き嫌いはあると思いますが、Apple社の再建を事例にしてみます。今の広告業界はApple社なくしては、違う道に行っていたと言っても過言ではないでしょう。
【写真:こんなTOY-ANTでも『遊べるよ』と教えてくれた人がいた】
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◆何をするかも大事ですが、どこで止めるかは、もっと大事。
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FT8/FT4等が流行っています。
アマチュア無線は『孤高な趣味』で『原則、自分ひとりでやるもの』。
でも、情報交換は『やはり、人』ですね。
結局は『誰とやるか』『誰と連絡を取り合うか』、
そして『どこまでやって、どこで止めるか』。
無線に限らず『趣味』なんてものは、
カネも時間も人づきあいも『際限なく』の『沼世界』です。
資格が必要なアマチュア無線ですが、
昨今の上級者?を見ていると『大したことないな』とも感じます。
私は、資格こそ持っていますが『どうでもいいや』と思っていますよ。
むしろ、3級くらいで『無理なく遊ぶ』のが『適当』なのじゃないかな。
・誰と連絡を取り合うか(遊びは「孤高に」やろう!)
・どこまでやるか
・どこで止めるか
『ものすごく大事なファクターじゃないか』と、最近、特に感じます。
さて、話はぶっ飛びますが・・・。
あのApple社(iPhone、MacBookなどの)も、
1990年代に『倒産の危機』がありました。
再建のために呼び戻されたのが、
創業者のスティーブジョブズ。何をやったでしょう。
彼がAppleの再建を行い、復活を果たしたことは、
ご存知の方も多いと思います。
ジョブズがやったことで有名なことは『商品ライン』を、
バッサリと、切り捨てたことです。
コンピュータとOSというコア事業だけを残し、
それ以外の事業部と製品群を片っ端から切り捨てました。
かつてアップルは、プリンタ、サーバ、モニタ、デジタルカメラ、
アプリケーションソフトウェア、各種アクセサリなど、
コンピュータ関連の製品を幅広く扱うメーカーでしたが、
それらをバッサリ捨てました。
コア事業だけにフォーカスしたマーケティングを行い、
見事に再建させました。
ジョブズはAppleに帰って来たわけですが、
何が決め手で帰ってきたのでしょうか?。
そもそも、ダメ企業に戻り再建しようなんてのは、
多くの人が思いません。
戻っても復活する可能性の方が低いわけですから。
ジョブズがAppleを再建できると思った、
希望を見出したのは『人』でした。
Apple社内に、再建にふさわしい人材が潜んでいることに気づいたと聞きます。
初期のアップルが掲げた『世界を変える』という、
ビジョンへの熱い情熱を持ち、
最高に美しい商品を作ることへのジョブズのこだわりを共有し、
個人のクリエイティビティを刺激する、
『精神のための自転車』を作りたいという夢を持つ人材・・・、でした。
彼が『会社を再建できる』と思ったのは、
Appleの商品が良いとか、
システムが優れているとか、
アイデアで良いものが思いついていたとか、
そういうものではなく『人』だったというわけです。
多くの人が復活した要因は、
iPhoneやiPodだと思いがちですが、
実は商品ではなく『人』だったということなのです。
ビジョナリーカンパニー著者のジムコリンズは、
『偉大な企業を動かす要因について、
四半世紀以上に渡って徹底的に研究する中で、
わかったことがある』と言います。
何よりも大事で、絶対に失敗してはならないのが、
『最初に人を選ぶのが原則だ』ということです。
あらゆる事業活動の中で、
正しい人材をバスに載せること以上に重要なものはない。といいます。
『最初に誰をバスに乗せるかを決めて、
それから目的地を決める。という言葉がありますが、
何をするか?よりも、誰とやるのか?が重要だということです。
『最初に誰をバスに乗せるかを決めて、
それから目的地を決める』という言葉がありますが、
『何をするか?より』も『誰とやるのか』が『最重要だ』ということです。
どれだけ素晴らしい事業や、目的があったとしても・・・。
それを実現するのは『人』ですし、行動するのも『人』ですね。
だから『最初の人選』重要になるのです。
正しい事業アイデアよりも、正しい人材の方がはるかに重要だ考えます。
特定のアイデア(戦術)は失敗に終わる可能性が高いから余計に、
人材の方が大事だと。
今考えているアイデア、事業戦略にしか適性のない人を集めたら、
そのアイデアが失敗した時、もしくは、
別のアイデアに挑戦しなければいけない時にどうするのか?。
逆に最初からアイデアが成功して、
さらに別のアイデアが見つかったらどう対処するのか?。
特定の戦術だけに特化した(適した?)人材を採用するのは、
最初から失敗の確率を高めるものです。
良いアイデアがあっても、実現できなければ意味ないですし、
実現するとしても、人によって全然違うものができてしまうワケですから。
『偉大な企業を作るための最も重要なスキルは、
人材について優れた意思決定をする能力だ。正しい人材無くして、
偉大な企業はつくれない』(ジムコリンズ)
アイデアよりも、人材。商品よりも、人材。
結局、そのアイデアを実行するのも、素晴らしい商品を作るのも、
人材なわけです。
アマチュア無線から、話が逸れましたが『誰と』は、
非常に大事なファクターです。
FT8が流行っているからといっても『誰に刺激をもらうか』が大事なのです。
私が『ともだち』と『仲間』の『線引き』をしているのは、
広告屋時代に確信した、アップル社の話しに納得をしたからでした。
アマチュア無線の教科書が『動画だ』という方も、
大勢いらっしゃると認識しています。
その動画の作り手の『人』は、本当に信頼できますか。
主観的な表現に偏っていませんか。
私は『今の無線界』を危惧してなりません。
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