人間の『欲』は『底知れぬもの』。ハイパワーを出せるとDXCCもスピードアップする。DXのメインストリートである『14MHz』に出られると、あたりまえだが『DXCC』も飛躍的に伸びる。さらに、14MHz・200W免許を下ろすと『まぁまぁDXが楽しめる』というのは『無線界の平均点』の話し。
【写真:DXCCも眼中にあるが、別の目標があれば21MHzも、結構楽しい】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆平均点思考は、偏差値思考と『変わらない』のじゃないか・・・?。
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趣味だから、カネがかかって当たり前・・・。
道楽人は『このように言う』。
確かに、自分の趣味・道楽の分野だから、
カネをかけたければ、かければいいし、
工夫して楽しめるなら、カネをあんまりかけずに楽しめる。
このアンテナは、しつこいくらい掲載している、
私が物置小屋から発掘した『ガラクタ』でこしらえた、
製作費『ゼロ円』の『DIY-GP』。
ファイバーポールや、それを固定するコンクリートブロックは購入したが、
実際に『アンテナ』として動作する部材は『すべて、ジャンク品』。
それでも、DXが楽しめている。
コンディションがいい時期に、
集中的に、21MHzを運用していると、
14MHzでは『フツー』にできるEUも、
タイミング次第で、21MHzでも交信できてしまう。
おまけに、14MHzより高い周波数帯は『パワー』がいらない。
こんな感じで、EU諸国との交信はスリリングだ。
14MHzと比較すれば、
21MHzの方がコンディションに左右されるのは仕方がない。
私が、現在『21MHzばかり運用する』理由は、
近々、旧電話級(現4級)で『再開局を予定している友人』に、
どうやったら、HFのDXを楽しめるかのシュミレーションも含んでいる。
本やWebサイトの『請け売り』で『楽しめますよ』では、
実際に、彼が困ったときに『応えられない』のはよろしくない。
私自身が『自分さえよければ』の考えならば、
もっとDXをやりやすい周波数帯で運用すればいい。
だが、無線を通じて知り合って、
長年、ムセン以外の交友関係を深めてきただけに、
彼には『遠回り』してほしくないのと、
当面は『4級免許の操作範囲』で運用するだろうから、
多少の『不便』は告げてある。
それでも、工夫次第、タイミング次第でEUもできるのを、
私は『身をもって体験しておきたい』と考えて、
あえて『4級的運用』をやっている。
私の操作範囲で『目いっぱいの出力』を出せば、
もっとDXCCも伸びるだろう。
でも、あえて『4級的運用で、どこまでできるかな?』も、
やってみると『案外、できるやん。不便も意外と楽しいなぁ』だ。
これとて『10W』での交信である。
FT8の『閾値(しきい値)』は『-24dB』くらい。
太陽黒点数が少ない日は『コンディションが悪い』と判断して、
多くの局が『居場所である14MHzに戻っていく』。
そんな日でも、21MHzのコンディションが上がるタイミングもあり、
混んでいないときは『あっさり』とEUと交信ができ、
おまけに『へぇー、10Wでも、案外、いいレポートが返ってきたな』だ。
ハイパワーがフツーの局から見たら『ほんまかいな!?』かも知れないが、
南アフリカとも、10Wで交信が成立するのである。
私が、かつて『WAC(六大陸州)』を初めて達成したのが、
21MHzのSSBだったから『このサイクル25に乗れば、十分遊べる』と、
過去の経験値が『裏付け』として『自信を持って遊べている』のだ。
要は『定点観測』という『ワッチ』に尽きる。
小電力でも『遊ぶ』には『不便』も伴うが、
その分、交信成立したときの喜びは『ひとしお』だ。
足りないくらいが、おもしろいし、
不便だからこそ、できたときの『値打ち』を感じるのである。
趣味だから、カネをかけるのも、自分が判断すればいいし、
趣味だから、カネをかけずに、工夫するのもいい。
まぁ『トレンド』に乗って『先端技術』には、
多少敏感であった方が、いいかも・・・と思う。
私の先輩は、8J1RL(南極)と『10Wで、できたよ』と言っていました。
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