文藝別冊で総特集「俵万智」を読む。やっぱり凄い素敵な人、震える歌。30年前に手にした「サラダ記念日」を読み返した。
歌人・松村正直は「近代短歌と異なる現代短歌の起点として 今後は俵万智の登場(サラダ記念日)した昭和62年を区切りにする見方も出てくるだろう。短歌史を見直す作業も必要になる。」と言い切っている。 そこで、今更・・、とか 短歌はちょっと、とか 素人なので…、とか言わずに だったらこの先月刊行された文藝別冊「俵万智」(河出書房新社)を読んでほしい。この中で穂村弘が取り上げ解説したものを読むと、唸ってしまう、嬉しくなる、凄いと思う、から、ね。 だって、僕らって その時々 折々に 傍に居る 傍に居た パートナーに 繰り返し繰り返し 恋しながら 生きてきたし、生きてゆくんだものね、そんな心情 彼女の歌は 謳ってくれるし 気付かされるんですよ・・・・。 僕らみんな ドラマの主人公かもって。