「お正月半ばまでは お客様は少ないので 個人店は お休みにするところが多いですよ。」 と言う話があり、昨年同様に成人式が終わるまでは“冬期臨時休業”にしている。 その長いお休みも折り返しを過ぎて、やっと 溜まっていた疲れが取れてきたように感じる。 朝の3時前に目が覚める習慣も 昨日あたりからは7時にならないと起き上がれなくなっている。 かといって、早くパンを作りたいと思うほどの 職人でもなさそうだ。それどころか ああ、又始まるのかと溜息混じりになる。まだまだ二流、三流だからだろう。 苦痛を感じる仕事など「夢」なんかじゃない、と言う人もいた。が、そうとは思わない。 こういうことも ぜえ~んぶ経験していく、超えていく、力尽きるまで投げ出さない・・・・それでいいと思う。 格好よく、颯爽としてお店に立っていたい。 スマートそうで微笑み絶やさず パンの香りの中に立っていたい。 本当は グタグタで 弱虫親爺で 火傷だらけで飛び廻っていようと・・・。 あの優雅に湖面を進む白鳥でさえ 水中の脚は必死で 水をかき、漕いでいる。 それでいい。それがいい。 今年も 自分のことを自嘲気味に「パン屋の親爺」なんて言わずにいこう。 団塊の世代だし、来年は還暦を迎える。けれど、ちょっと気取って ちょっぴりトキメキながらの毎日でありたい。 ーーーーーーー確定申告の準備をしながら(今年も税金を納めないですみそうだ)、俺って「ワーキングプア」っていう奴なのかもと笑ってみた。 それでも そうしてでも 「今年もがんばっていくぞ。 パンに恋して、いよいよ始動!」です。