仙人をめざして

2011年1月新装 
 第1部「パン屋の気持ち」及び 第2部「疾風伝」は 2010年12月26日で閉幕

必需品

2009年08月17日 | Weblog
帰省、最初に ああ関西だから・・・って思うのは、到着駅で エスカレーターでの立つ位置。 関西では、動かぬ人は右に 歩く人は左になる。関東とは逆だ。  確かフランスでもそうだった、おお関西はフランスと一緒かよ、って記憶している。  帰省をして ゴロゴロうろうろしていて感じる「自分にとって これが無いと暮らし難いもの」が 数点ハッキリしてくる。   ①「ウオッシュレット」 これでないと トイレに行けない。 ②パールホワイト色の「シルクのトランクス」こそ マイ・ベスト・パンツなのだ。  ③風呂上りの「ベビーパウダー」って なんて優れものなんだ。  ④誰でもいい、「隣で手を握ってくれる女」がいないと眠れない。・・・・と、こんなところ。
 胃腸の弱いこともあって いつでもトイレに行ける心構えをしておくのだが、十数年前から ウオッシュレットでないと 嫌なのだ。 海外旅行でも 携帯ウオッシュレット・ミニとやらを持って行ったぐらいだ。 最近は 殆どのところが備えているが、お店に入っても 一番最初に気になるのが トイレなのだ。です。  パンツは いつからかブリーフよりもトランクスが好きになり、それもシルクがいい。下半身全体?の開放感は ここから始まるものだと思っている。 ベビーパウダーだが、かつては あの白い粉が首周りや腋の下 お尻と股の間あたりに飛び散るのが なんともいえぬ快感だった。 最近は 飛び散らぬようにと 固形タイプがあり ちょっと興醒め。 が、ともかく好きだ。   4つ目は、一人寝は 昔から苦手だということ。どうも寝つけない。 そういえば サラリーマン時代も宿泊出張は出来るだけ避けてきた。名古屋も天童、十和田も 日帰りでやった。  
 なにかにこだわるものでもないし、たいした信念も無い。  ただ、自分のウチ以外で過ごしていると 「これって、どうなん・・・・、。」と思うことってある、のです。



 お休み終盤

2009年08月15日 | インポート

夏休みも終盤になると 手の掛かるものからの仕事が始まる。  先ずは 天然酵母の生種作りから、明後日にはロールケーキのスポンジを焼いて 次には菓子生地を作る。  休みって あっという間に過ぎていくんだ・・・・・あ~ぁ。   この休み中に 好きな俳優二人の訃報。 白馬童子の山城新伍と「ながーく愛して」の大原麗子。  真正面に座ってもらって 話し続けてもらいたい俳優さんのお二人。 最期は ちょっと寂しそう。 よく云われる「生まれ方は選べない、が 死に方は選べる。 生きざまは自分が作る。」     C62  この休み、地震あり、豪雨、落雷あり。地球って確かに おかしくなってきてないかしらん・・・。  30年後には 国内でパン屋はなくなって カリー屋さんばかりで ナンなんかを作ってる職人がいっぱいだったり。 米作も出来なくって バナナ作りが主流とか。  30年後、50年後を 見届けられたら、ーー いいや 見ないほうがいいのかも、でも 子供達はどうなってるのか・・・・・・。      休みの時ぐらいにしか考えぬことを 考えてました。


絵を描く

2009年08月15日 | Weblog
終戦記念日、気が重くなるほど 繰り返し関連番組が続く。  その中で、ちょっぴり書き留めておきたい言葉に出会った。   上田市にある「無言館」という美術館の館長の窪島誠一郎(父は水上勉)さんが登場されていた。 この美術館の由来や そこに蒐集 展示された作品についての貴重な そして素晴らしいとも思えるドラマも 心揺らされるものだったが、 窪島誠一郎さんの話すことに唸った。
「出征を目前にした若い美大生達が 必死に描いたのは、反戦とか平和の祈りとかといったものではなかった。 自分の一番 大切な人、家族、生家の前の風景、道などを 耀かんばかりの魅力たっぷりの筆で書き上げている。  恋人の全裸像、家族達の肖像など。   絵は 文学や映像とは全く違う表現文化だと感じる。文学は 好きな人も嫌いな人もその全てを描写していかなければならないといえる。でも、絵は 好きなものだけを愛するものだけを全霊かけて描き表すもの、そう思えるのです。  この美大生達の絵を観ていると 限られた命を前に描くのは愛するものであり、人はどこまでも人を、人間を愛していくものなのだと。」といったようなものでした。    
 職人を辞めた後は 仙人になるつもりだが、絵も描いてみたい。

衰弱

2009年08月15日 | Weblog
タンクトップと言うのかどうか、終日 袖なしのTシャツで過ごす。 なんとなく腕を触ると いやに柔らかくほっそりしている。 連日働いている時のそれとは明らかに違う。もうちょっと、逞しい・・・硬いはずなのに。 ほんの数日間休んだだけで 筋肉?が落ちてしまったに違いない。   昨夜観たテレビの中で脳の活性を促すことについて「一日の中なら 30分程度でいいからその間 必死で懸命に何かを考える、ということを毎日やってごらんなさい」と言う医者の話を聞いた。 心身の衰えは、動くこと働くこと 考えること描くこと 書くこと喋り尽くすこと 悩むこと反省後悔すること、なんかで 少しは防げるということだろうか。   夏休み中、ゆっくり休むのはいいが 夕食後にちょっと腹筋と腕立てをしたり、読まずに積んだままの本をめくったり、女房か娘に思いっきり理路整然と喋りとおしたり と、そんなことも考えたほうがいいのかもしれない。  そうそう、今日から実行すべきだ ぞォ。

誤解されることを覚悟で

2009年08月09日 | Weblog
仕事のことを中心に、差し障りなく 出来るだけ健康的に書いていこうとする もう1つのブログがある。 それだけでは いつごろ どんなことを思い書こうとしていたのかが解らない、残せない。 ということで、もう1つの面 どろっとしたことも そこそこ書いておきたいというのが このブログ。 これらの二つ、どちらも 本人で本当だというのが正解。 こうでないと、毎日のように書いていく意味も薄いと思ったからだ。  でも、自分以外のことがメインだったり 公開しなくても 書き残すだけでいいのでは、って いうこともあって、削除、非公開ということをしたものもある。
 他人の目を意識して ほのぼのと、時には教訓めいた 文章を残すことだけのブログなんかは ネットで公表することもないだろうとも思う。 辛いこと、悲鳴も挙げるのが普通の人だろうから・・・・。
 対談しているのとは違って 文章だけでは 書き損じもあって 誤解も多い。でも、書いておきたいことは書き残したいはず、とも思っている。


 PS;
愛読している某氏のブログに 相田みつを、谷川俊太郎、吉野弘「祝婚歌」について書かれている。   で、このことについて僕は・・・・「相田みつを」随分以前に お洒落っぽく思って気に入ってた時期もありましたが、すっかり鼻についてしまいました。彼の過ごし方や作品作りの様子を知る機会があったのですが、ウンザリしました。 谷川さんの 生命保険会社の詩、は初めて聴いた瞬間に 詩ではないと思いました。 作者を知らなきゃあ 高い評価をする人なんて居ないでしょう、あれは宣伝文だということに同感。 祝婚歌・・・彼でなくても どっかのお偉いさんがかけそうな詩、お説教です。         と感じたのです。
 誤解されることを覚悟で 舌足らずの文章にしておきました。

お盆連休

2009年08月09日 | インポート

 今日から定休を含めて 10日間の連休。  明日深夜から高速バスで帰省。  今月は日曜日もお休み、朝市と今回はじめての夕市には出店せず 日・月・火曜が定休日。    この時季 知り合いのお店でも 1ヵ月間お休みするなど パン屋さんには「売れ難い季節」で、大型店でも 夕方には天候によっては 30%引きなどの値札が登場することも多い。 

 まっ、少しゆっくりさせていただくことに・・・・・。      Utiwa1   

材料を買っているところからは、もう 秋の製品の提案があった。 この時期から始めないと競争に勝てないとのこと。 シュトーレン用の材料もお盆開けには買って、フルーツのラム酒漬けを始めることになる。

 もう一度 書いておこう・・・・・・「少しゆっくりさせていただくことに」と

      今、地震が・・・・。

新作「ひまりちゃんパン」Himari


姉妹

2009年08月09日 | Weblog
 どこかに同じようなことを書いているかも、って思いながら(日記風でない思い付きで書くブログは こういうことがある)でも 書いておこうと思う。 当家は愛娘3人の女系。 一家5人中4名が女、猫はオスとはいうものの去勢済み。で、かつてはハーレム状態・・・。   30歳になったばかりの長女は結婚していて 先日第2子出産。自宅通勤の次女は20代最後の歳、一人暮らしの末っ娘は ちょっと離れていて 5つほど若い・・・。で、この3人 相変わらず「誕生日プレゼントの交換」「お泊り訪問」「買い物お付き合い」「衣服の貸し借り」などを続けているのだ。  男の、兄弟では絶対ないだろう、と思う。 そんな記憶は全くないし、有り得ない事だ。  女同士って 凄いんだと思いつつ、3姉妹でよかったとも思う。 羨ましいというほどでもないが、もっと歳を重ねても そういう間柄でいられるんだろうから[姉妹]で それも3人、で よかった。 母親にも 何かあるとメールを送り続けているようだし・・・・、親父と男の子の間には そういうことは殆どない。     親子、男同士というのは テレビドラマでも登場するような ああいう?間柄が 事実多いと思う。   なんでだろう、と考えたりするのは面倒・・・・・ ともあれ「3姉妹の父親」は ひたすら「いい男と結婚してくれ、父親のように真摯な働き者で詩情豊かな頑張り屋さんと出逢ってくれ。」などと思い上がった要望と、「男って その殆どは浮気者で見掛け倒しで嘘つきが多いから気をつけろよ。」という体験?からの祈りをおくる日々だ。   いまのところ「3姉妹の父親」は、とても幸せな気分である。   

凡人

2009年08月02日 | Weblog
 『1Q84』 読了。  どう感じとり、どう読んだのか 等という高尚なものを書けそうにない。作者の意図とか 社会や時代へのメッセージなども 読み取ってそうにない。 
 ともかく なかなか、おもしろかった。 
が、青豆が自殺してしまうのは どうかな、と 凡人は 思う。    
それと、 この『1Q84』に限らないが  人間の 人間らしさやその極限や 人と人との打ち合い男女の魂の触れ合い・・・・なんかを描くのには やはり、どうしても こんなにも 性、性交、セックス、性器のことを 持ち出し書き上げなければならないのだろうかなあ、とも。 
 確かに 最近の 重厚な名作って呼ばれてる新刊を読むと そんな箇所をよく目にする。 こういう場面を登場させずに、こんな詳細な描写などせずに ストーリーを進ませるのは不可能なんだろうかなあ・・・・。  ストーリーを忘れ この種の行為描写にぞくぞくするのも 凡人だからなのだろうが。