三菱ジープ互助会

全国の三菱ジーパーとの連携の輪を拡大しよう。
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②J3等車両研究
③部品調達他

三菱ジープJ58とJ59、そもそもの疑問 その④の1

2016-10-22 11:58:33 | 日記
折角の機会なのでナローJ58の専用リーフレットについて、表紙の後の内容をスキャンしてみました。スキャナーがA4用なので、工夫して切り貼りをしてみます。

 
 

 
 








《まじまさんから頂戴したコメント》まさしく頂戴したコメントの通りです。

手元にあります'81年11月発行の三菱新型車解説書・L-J59に以下のように記載されております
 ■開発のねらい・開発のポイント ジープ シリーズに新型車として追加したL-J59(B)は、J-J58の次期車で、56年排出ガス規制に適合させるため、噴流希薄燃焼方式を採用しているG52B型エンジンを搭載した。G52B型エンジンは、最高出力100ps/5000rpm、最大トルク16.5kgm/3000rpmであるJ-J58との相違点●エンジン・G52Bエンジンの搭載、●G54B用のキャブレタの採用、●EGR装置の採用、●2次空気導入装置の採用、●ダッシュポットの採用、●ヒューエルシステム・バージコントロールバルブの採用、●ボデー・ステッププレートの位置変更、●イクイプメント・ヒーターホースの形状変更 だと言う事です。

上記の事を踏まえ、J57@日野市さまの疑問に答えるとすれば、①、②はその通りです。
③J58が画期的だったのはガソリン車として初めて4ナンバー登録が可能であった事でしょう。当時1ナンバーの自賠責保険料は非常に高額で、任意保険も現在のように乗用車からの等級引き継ぎが出来ないため、新規契約扱いで、小型車登録が出来る事によりこれらがクリアされたからであったと思われます。ディーゼル車に抵抗のある人たちにも受け入れられたのでしょう。④については当時の価格表がないので正確には判りませんが、後のJ54→J53→J55と高額になっているので、当然高くなっていると考えられます。⑤は、J58はH-J58が昭和50年のナローの時代からワイドのH-J58、その後のJ-J58時代へと続き昭和56年までの6年に対し、J59は昭和56年後半〜昭和61年までと、やや製造が短い事、J58で既に4ナンバーガソリン車需要がある程度満たされていた事、排ガス規制対応でJ58よりも若干トルクが劣るなどが理由かと思われます。⑥の「通」な車だという評価は、私自身は聞いたことがないですが、あえて言うなら車重が軽く(1150kg)、重量配分も前軸610kg、後軸540kgでバランスも良く、吹け上がりも良いのでオンロードでもオフロードでも軽快感を感じられたからではないかと思います。

★三菱ジープ互助会★
 代表発起人J57改@日野市
 当方へのアクセスは、jeep-gojyokai@crux.ocn.ne.jp まで

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