2019年の深堀車種はCJ3B-J3に致します。やはり気になる車両が存在するからです。その③

CJ3B-J3の、ご先祖はCJ3B-J1,CJ3B-J2でCKD立ち上がりました。この頃のウイルス製の4Jエンジンを搭載したCJ3B-J3に関する諸元表が存在しています。外国自動車という扱いで型式認定がされた形跡も残っています。また、詳細まではお伝えできませんが、昭和29年（1955年）6月19日付けで認可がおりたようです。馬力は、その後の初期のJH4エンジンと同じ70HPと記載されています。製造者は、新三菱重工業株式会社名古屋製作所となっています。（別添1）残念ながら、JH4エンジン搭載の初期型CJ3B-J3の諸元表は持ち合わせていません。JH4エンジンの馬力が76HPに強化された後期型には、昭和36年（1961年）8月頃から切り替わったようです。昭和33年（1958年）5月8日には、KE31ディーゼルエンジンを搭載したCJ3B-JC3が型式認定されたようです。その後、昭和36年（1961年）8月にJ3（通称J3R右ハンドル）が、それとほぼ同じタイミングでJ3D（通称J3RD右ハンドル）がラインアップされました。CJ3B-JC3（別添2）、J3（別添3）、J3D（別添4）が当時の諸元表で参考資料となります。膨大な資料ですが、これらがルーツになります。

　《別添1：CJ3B-J3　J4エンジン搭載車両の諸元表》昭和29年（1955年）作成版
　　
　　
　　
　　

　《別添2：CJ3B-JC3　KE31エンジン搭載車両の諸元表》昭和33年（1958年）作成版
　　
　　
　　
　　
　　
　　

　《別添3：J3　JH4エンジン搭載車両の諸元表》昭和36年（1961年）作成版　通称J3R
　　

　　
　　
　　
　　
　　

　《別添4：J3D　KE31エンジン搭載車両の諸元表》昭和36年（1961年）作成版　通称J3RD
　　
　　

　　
　　
　　
　　
　　
　　
　　

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