どうも昨日公開した取扱い説明書(旧版)は、昭和29年(1954年)6月19日届出の初代CJ3B-J3のものである可能性が高いようです。この旧版の車両のエンジンはJH4(ジャパニーズハリケーン)だと思っていましたが、そうではなくF頭型で、この取扱い説明書諸元表の右肩に『1953年以降』との記載があることから、私は4J型であると推測します。昭和29年(1954年)6月19日届出資料の機関部分を抜き書きすると以下のようになります。
・型式番号 4J型
・製作会社 ウイリス・モータース(米国)
・種類 ガソリン機関
・冷却方式 水冷式
・シリンダー数及び配列 4直列
・サイクル 4
・燃焼室型式 F頭型
・シリンダーヘッド型式 分離式
・内径x行程 79.4x111.1㎜
・総排気量 2199㏄
・圧縮比 6.9:1
・圧縮圧力 9.3
・最高爆発圧力 32
・最高平均有効圧力 9.7
・最大出力 70/4000
・最大トルク 15.8/2000
・機関寸法 669x591x837㎜
・機関整備重量 228㎏
・ピストンリング数(圧力リング) 2
・ピストンリング数(油リング) 1
・ピストン型式 楕円筒型下スロット入
・ピストン材質 ローエキス
・吸気弁開閉時期(開)9°
・吸気弁開閉時期(閉)50°
・排気弁開閉時期(開)47°
・排気弁開閉時期(閉)12°
・弁間隙(吸)0.46㎜
・弁間隙(排)0.41㎜
・点火方式 バッテリーコイル式
・点火時期 5°
・点火順序 1-3-4-2
・始動方式 始動電動機
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続く
先ほど帰宅。実は、日野市の自宅から箱根湯元まで車で2時間半なんです。ジープではなく小型乗用車で、すいません。蒲鉾屋さんのビルから撮影した一枚です。何と箱根登山鉄道の風祭駅に直結しているんですね。驚きました。家内と次女を拾ってまた2時間半の道のりでした。
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以下は、旧版と新版の取扱い説明書の最初に記載のある主要諸元のコピーです。上から古い順番になります。昭和29年6月19日の申請時諸元表、その後に発行された取扱い説明書旧版、同新版です。一体この間にどこをどのように仕様変更をしてきたのでしょうか。なかなか奥が深くなってきました。
《昭和29年6月版》
これはほとんどの方は目にしたことが
ないと思います。出発点のデータです。
《旧版》発行時期不明
これはあまり目にすることがありません。
左クリックで拡大されます。
《新版》発行時期不明皆さんが良く目にする寸法表です。
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