世界中でベストセラーとなった『ケインとアベル』の姉妹編です。ずいぶん前に読んだので,なんとなく記憶に残っている程度でしたが,読み進むうちに少しずつ記憶がよみがえってきました。20世紀初頭から現代へと,父からホテル王国を受け継いだ娘の壮大な一代記です。
ブックカバーの折り返しには小説の概要が以下の通り記載されています。
「名作の改訂版を初邦訳!
祖国ポーランドを追われ、無一文でアメリカの地に辿り着 . . . 本文を読む
この作品は1996年に単行本として刊行されました。
並木さんという富士山の強力体験した21年間を描いたものです。
そして,「文庫版のあとがき」に記載されていますが,「山好きの若者でさえ,強力の存在を知らない時代になりました」というヤマケイの編集者の荻原氏の言葉からこの作品の文庫化が決まったそうです。
ブックカバーの折り返しには以下のように概要が記載されています。
「斜面はアイスバーンと化し、人を . . . 本文を読む
上巻に引き続き読んでみました。
下巻は自分の記憶と対比しながら読み進むことができました。
泥沼化するベトナム戦争,デタントの進展と「新冷戦」への転換,そしてゴルバチョフの登場を経て冷戦が終わるまでが描かれています。
ブックカバーの折り返しには以下のように概要が記載されています。
「キューバミサイル危機後,泥沼化するベトナム戦争が世界に衝撃を与えた。1960年代末から米中ソはデタントへ向かうものの . . . 本文を読む
この時代の世界の動きに興味があり,タイトルに惹かれて読んでみました。
上巻では,第二次世界大戦後の,大国の協調が崩壊して冷戦が始まる経緯から、朝鮮戦争,脱植民地化の進展,さらに1962年のキューバ・ミサイル危機までが描かれています。
ブックカバーの折り返しには以下のように概要が記載されています。
「1945年に第二次世界大戦が終わると大国の協調は崩壊し,アメリカ中心の西側陣営とソ連中心の東側陣営 . . . 本文を読む
ボクは子育て中の共働きの難しさ,国が取るべき政策に関心があるので,何かヒントがあるかなと思って読んでみました。
ブックカバーの折り返しには以下の概要が記載されています。
「男性育休や働き方改革等、社員のウェルビーイングが企業の重要課題となった現代。しかし、すべてのケアワークを妻に担わせ、ペイドワークに時間を無制限に注入してきた中高年男性が大方を占める経営層と、現場で働くミレニアル世代では、ワーク . . . 本文を読む
大東亜戦争時の東南アジアを舞台にした小説です。
とても興味のある時代なので,本書を読んでみました。
第13回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作ということから,ミステリ小説のジャンルだとは思いますが,史実を捉えた作品で会って興味深く読み進みました。
ブックカバーの折り返しには以下の概要書きされています。
「1936年,父子家庭で育った滝口鞠は,名門女子専門学校を不合格になったのを機に,父が綿花貿易を . . . 本文を読む
萩堂顕氏の作品を読んだのは初めてでした。
第二次世界大戦終結後の米軍占領下の琉球,その最西端の与那国島与那国,そして台湾が舞台とした長編の作品です。
主人公の武庭純はサイボーグの密売の貿易商人です。
彼は島の警官から元憲兵の探しの依頼を受けます。
さらにアメリカ側から,姿も形も知れない 『含光』というものを手に入れるよう依頼される。
相棒の島人である玉城とともに奔走する主人公は,壮絶な戦いへと入 . . . 本文を読む
「はじめに」に記載されているとおり,この本は,2019年から2023年までの約四年間にわたり,馬の知識ゼロだった著者が初めて馬の世界に足を踏み入れ,引退競走馬をめぐる世界の全貌を求めて各地を訪ね,様々な人に出会いながら,馬の魅力にグイグイと引き込まれていく旅の記録です。
競馬業界では毎年約7千頭のサラブレッドが生産されるそうですが,その一方で約6千頭が引退するそうです。
そして,その多くが行方不 . . . 本文を読む
終戦の日をどのように過ごされましたか。
ボクはこの本を読んで過ごしました。
誰もが「戦争はあってはならない」と思いつつ,今もなお世界中で戦争は続いています。
そして日本には「在日米軍基地」が各地に点在しています。
そうした現状について掘り下げて知りたいと思い,この本を読んでみました。
ブックカバーの折り返しには以下のように概要が記載されています。
「世界で最も多くの米軍基地を抱え、米兵が駐留す . . . 本文を読む
誰もが学校の歴史の時間に学んだ将軍,足利尊氏を描いた小説です。
タイトルにある「極楽」とは,まさに尊氏の持って生まれた性格だとしています。
実際に影では「極楽殿」と言われていたのかもしれないが,やる気なし,使命感なし,執着なし,なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?
そこまで書くの?と思ってしまいました。
いくら小説とはいえ,ここまで尊氏をバカにした記載はいかがなものかと思いました。
そもそ . . . 本文を読む