日本に「寄付」が根付かない。「NPO」は胡散臭い。
そう思っている人は多いと思います。
ボクもそう思う気持ちがよくわかります。
著者はそうしたことも含めて「寄付」とは何か。
「寄付」の現状から今後の可能性まで研究者の目からその詳細を記載しています。
ブックカバーには以下のように概要が記載されています。
「世界的に見ても寄付行動や見知らぬ人への人助け,ボランティア活動が低調とされる国・日本。日本寄 . . . 本文を読む
1970年代から80年代にかけて活躍した著名な登山家や冒険家である,植村直己,長谷川恒男,星野道夫,山田昇,河野兵市,小西政継の6人がやり遂げた足跡を,「山と溪谷」の元編集長が綴った交流の記録です。
ブックカバーには以下の概要が記載されています。
「著名な登山家や冒険家6人の事績を,ゆかりの土地への旅を通して綴られた交流の記録。世界的な冒険家・上村直美はグリーンランドへの旅を,後方に記録を残した . . . 本文を読む
著者は警察官僚のOBだそうです。
本の帯に記載された「インテリジェンス・マスターが初めて明かす!中国、ロシア、北朝鮮……スパイ戦争の最前線,極秘任務の数々,壮絶な戦いを語りつくす」という言葉に興味を持って読んでみたのですが。
期待外れでした。
著者は,第一章の書き出しを「1980年に警察庁に入庁して2021年に退職するまでいかなる仕事をしてきたか」としています。経歴を事実に基づいて記載しているこ . . . 本文を読む
本の表紙の帯には「江戸・芽生児・大正・昭和 破壊と創造の首都比較 40年の集大成!写真点数451点」と記載されています。
その中でボクが最も感動したのは「東京大空襲」と「関東大震災」からの復興を捉えた写真です。
戦後80年の間の変化に感慨深いものを感じるとともに,現代の人にはないたくましさとエネルギーが伝わってきました。
皇居のお堀を段々畑にしたり,不忍池を田んぼとして活用したり,とにかく生きる . . . 本文を読む
「孤高の人」に続いて読んでみました。
この作品も学生時代に読んだので,概要は覚えていました。
最初に読んだときは,アイガー,マッターホルンがどこにあるのかさえも知りませんでした。
そして30年以上が経過した三年前にスイス,フランスを訪れて山の中腹まで登山電車で登ったので,ある程度の地理を理解したうえで読み進みました。
やっぱり自分の目で見たところを振り返ると,その光景を思い描きながら読むことがで . . . 本文を読む
このタイトルを読んだだけでは自動車メーカーのお話だとは思いませんが,本の帯を読んで納得して読んでみました。
帯には以下のような記載があります。
「最後にして最高のガソリン車を造れ!
EV(電気自動車)全盛の時代が目前に迫っていた。大手自動車メーカー・トミタの社長、村雨克明は、後世に残るガソリンエンジン車として、トミタの最高級車種「エンペラー」の新型モデルの開発を決意する。村雨は、イタリアの老舗自 . . . 本文を読む
上巻に引き続いて読んだのですが・・・・・・
ブックカバーには,
「いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する文太郎が初めてパーティを組んだのは昭和11年の厳冬であった。家庭をもって山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を断つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じ“なぜ山に登るのか"の問いに鋭く迫った山岳 . . . 本文を読む
かつて乱読した新田次郎氏の作品を読み返しているのですが,この作品も読みごたえがあります。ブックカバーには以下の記載があります。
「昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎"。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒 . . . 本文を読む
東京五輪は国立競技場の設計変更に始まり,招致をめぐっては贈賄の捜査が始まり,今もなお裁判が続いています。
開催前からゴタゴタ続きの東京五輪でした。
開催費用もどんぶり勘定だったために大きく跳ね上がったことを思い出してください。
数々の問題が噴出する中で始まった東京五輪。
そして終了後に発覚した汚職事件はいつ終了を迎えるのか。
本書では,その東京五輪を舞台とした汚職事件を追った,読売新聞社会部記 . . . 本文を読む
カレーが大好きなので,本書のタイトルに惹かれて読んでみました。
日本で食べるカレーと本場のカレーでは違いがあることはわかるが,カレーそのものを否定した書き方には違和感がありました。
インドではもともと野菜や肉を炒めた料理があって,それを「kari」「karil」と言ったそうです。
当然煮込んでスパイスを入れる料理もあるのだからそれがカレーでいいだろうと思うのだけど,なぜそれを否定するのかわかりま . . . 本文を読む