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Performance Automotive Registration Service (ピーエーアール)  

   

    PA-Rの仕事,モノ作りを考える。溶接,CFRP成型,改造車の強度計算及び登録,車検

久しぶりにキャンプ気分を味わいたい、、、ute tent 日本初?!

2017-08-13 19:56:34 | 自動車

30年以上前からトラックの荷台でキャンプをする事に合理性を感じていた。

その荷台の平面がありがたいくらいに快適なのだ。

そもそもトラックというものは運用する人間の操作空間を確保し、荷物を安全に移動させるための搬具である。

私な運送屋じゃないので、この「荷台と運転席を別々にした構造」をいかにして遊ぶか?が課題となるのだが今回はキャンプ。

平面を有効利用すべく、寝る空間と食う空間を作ることにする。

時期が時期なので蚊に集られてはたまらない、、網戸は必須。もちろん雨もシャットアウトだ。

しかし、裁縫をやったのは小学校の家庭科で雑巾を縫ったくらいか?と言うくらい間が空いている。いや、、あの時は手縫い、、それ以前にミシンを使ったことがない、、、、、

 

雑巾より大きいが、やってみりゃなんとかなるもんだと作業開始。ミシンは友人からの借り物です。

 

そして一週間程掛かってしまったがなんとか形になった。

Malooのute tentを作った日本人は多分私だけでしょう。。。

このテントの良いところは設営時間約5分。

後端部の張り出し部分でシャワーが使える優れモノ。ポータブルトイレを用意すれば、、、、まあそれなりです。

 

今回使った糸の長さは400メートル弱、失敗って言っても大したロスもありませんでしたが糸って結構使うもんです、、

 


ラングラー TJ クラッチ故障

2017-08-01 20:54:12 | 自動車

昨日、「クラッチを踏むとガリガリ異音が出て走れない」と電話で問い合わせ。

最初はスレブシリンダーが漏れてクラッチが切れないのか?とも考えてスレブシリンダーを探すと、何と!マスターシリンダーと配管が一体式で7万円以上だ。

ちなみに、このスレブシリンダーとは日本で言うところの「レリーズシリンダー」の事。アメリカではスレブシリンダーと言うのです。

こんな高い部品じゃ注文ミスも痛い出費となるため、現場に行き現車確認をすることにした。

車を走らせ40分、現場に到着し、問題の箇所を確認するが漏れていない、、、

そしてエンジン始動でクラッチを踏むと凄い異音。

即レリーズベアリングの異音と判明したが今まで聞いたことのない異音である。

積載車に乗せ自社に戻り、早速ミッションを下ろすとレリーズベアリングのリテーナスプリングが分解、レリーズベアリングホルダーが90度回転したため、レリーズフォークから外れてしまい、クラッチを操作するとクラッチカバーの外周をフォークが押す状態だった。

それにしても半クラ使おうがクラッチを酷使しようが、そもそもこのバネ細すぎやしないだろうか??

そしてバネが分解した後、ベアリングホルダーがフォークの間にハマりこんでクラッチが作用しなくなるアホな構造。

どうみてもバネ強度不足が明確なのだ。

バネが折れても90度回転して脱落しないベアリングホルダーの形状にしてくれればこういう事態にならんのではなかろうか?

 

 

 


古い車の樹脂整形補修

2017-07-19 21:24:13 | 自動車

車齢も30年が経過すると樹脂パーツの劣化が激しく脆くなる。

そこに容赦なくネジを締め付ければ割れてしまう事間違いなし。

古い部品は割れないような力加減をするセンスが必要なのだ。

今回、メーター部分を外す予定なんぞ全くなかったがトラブル続きでそんな部品に出くわしてしまった。本当に予定外、、、

これはメーター周りのパネル裏だが、こういう状況に出くわした時、一般人はどう対処するのであろう?大きな丸ワッシャーを挟んでネジこむか?無視して無意味に指定のネジを突っ込むか?不幸にも今回は後者のやり方でやり過ごされていた。

しかし、こういう状況を見ると我慢できなくなる性分で困る。

そこで下の画像は同種の樹脂を熱溶着させて整形した状態。

実はここ数年、接着剤を使った記憶と言えば指を切った時に瞬間接着剤を使って止血した位しか無い。


エアコン修理

2017-07-07 22:14:13 | 自動車

今年の5月に馬鹿高い代替えフロンガスを3本半入れたと言うが、コンプレッサーがカチカチ断続運転をしている。

所有者さんはまだ数時間しかエアコンを使っていない。

このまま使い続けりゃクラッチが壊れるのも時間の問題である。

何処の何方がレトロフィットとして組み込んだのか解りませぬが明らかに失敗例。

今回の漏れはリークテスターが反応しなかった為、各接続部位8箇所を外しOリングの点検から仕切り直しとなった。

すると出てくる出てくる問題点。

134ガスに対応出来ない黒く古いR12用のOリングは潰れて形が固まっている。

また、部分的にせっかく入れた134対応のOリングはアッセンブリーミスで外周が千切れている。

 

配管途中にあるオリフィスチューブはその存在を無視されたのか知らなかったのか?異物が絡みついたまま放置プレイ。

結局、各部位に特別な漏れ止め処置を施した後、Oリングを全て交換し再組み付けを完了。

真空引きをした後POE+オイルとCOLD12プロパンガスを3本入れたらオリフィスチューブの高圧パイプが白く凍るほどバッチリ冷えました。

これでしばらく様子を見て、万が一漏れるようなら配管途中のゴムホースも134対応に変え、コンプレッサーも交換しないとダメですな、、、一度でも不適合なガスやオイルを入れられるとゴム類が覿面にヤラレます。

今やネットでレトロフィットの材料が安易に入手出来る時代、しかしながら素人が見よう見まねでやっても上手くいかない典型的な失敗例のご紹介でした。


ジョイントヨークからのATFリーク

2017-07-06 22:56:23 | 自動車

TH350トランスミッションのオイルリーク、とはいってもU-ジョイントヨーク中心にあるピンホールからの漏れ。

元々はヨーク内部のエア抜き用のピンホールだと思われるが、

アウトプットハウジング内に過剰なATFが溜まり込むと厄介な漏れとなる。

本来はアウトプット内に適量が循環するようになっているが、ミッション内部シールの経年劣化で本来の機能が失われた時にこのような状況になると推測され、理想を言えばミッションのO/H。

シャフトを外して見ると、、なんとヨーク内にタオル生地がギュ〜っと、、

こんなもの突っ込んでも数分後には飽和状態。