新・JANI-OHBLOG

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映画 機動戦士ガンダム ククルスドアンの島

2022-06-07 20:46:00 | 映画
※映画の内容についてネタバレがあります。ご注意のほどよろしくお願いいたします。

どうもです。

先日ですが、映画 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島を鑑賞して参りました。



シン・ウルトラマンも鑑賞済みですが、感想書くタイミングを逸しました。

さて、今作は機動戦士ガンダムTHEORIGINの世界観でアムロ達ホワイトベース隊を前面に出した貴重な映像作品になります。TVシリーズにも増して人物描写が丁寧に描かれ、見応えのあるものになっていました。とにかく安彦監督がキャラクターに注ぐ優しい視線が本来なら殺伐としたストーリーに対してとても効果的に映るのでした。またMS戦については富野監督のそれとは一線を画し、まるで人同士の戦いのような描写になっていましたね。正直こうした地に足がついた演出を見てしまうとハサウェイ辺りの映画はちょっと気取りすぎかなあ、と。だから思いもよらない所を拾われてネタにされてしまうよね。すみません余計な雑感です。

とにかくこの作品限りだからか、端々に用意された往年の観客に向けたであろうファンサービスが行き届き過ぎていて少々申し訳ないくらいでした。富野作品だったなら通常運転のツンの所が全く無いものね。

一方で気になった点はやはりククルスドアンの描き方になりますか。TVシリーズではドアンはあくまで脱走兵であり、罪の意識から子供達を育てていました。だから追手を武力で退けているうちは戦いから逃れられない訳で、アムロによって武器であるザクを投げ捨てられた事で憑き物が落ちるという演出に意味があったと。
今作のドアンはマクベの策略によって島に仕掛けられ、各都市に向けて発射を待つ水爆を無力化するという使命を持っている為、現役の有事の人な訳です。なので全然枯れていないし、戦士のままそこにいる為戦闘自体を忌避する素振りもありません。そんな危険な状況で多くの子供達を事態を知らせないまま平時のように育てるのはどうなんだろう?と疑問は残ります。
このドアンであったなら戦争が終わって子供達をしかるべき場所へ送り出した後は、案外軍属に帰るんじゃないかな?と思うのです。



1週目ですってよ。リピーター狙いの週替わり特典も当たり前になりましたね。




コメント
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