無銭業務日誌 - JA6MXU -

No moneyのHamの業務日誌
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APRS 9600bps 奮闘記

2021-02-28 17:45:00 | APRS
 自宅付近は現在ハンディー機でAPRSビーコンを出しながら歩き回っても、たまに捕捉されるくらいの不感地帯です。
 そんなわけで自宅に自前のI-Gateを430MHz/9600bpsでやってみようと思ったところです。必要機材は無線機、TNC、インターフェースなどですが、TNCが無い。9600bpsのTNCとなると入手は困難か?
KENWOODやアルインコなどの無線機を購入できれば良いのでしょうが、今は無理だし先も無理。そこでAGWPEを使って9600bpsを実験してみました。
 無線機はID-880 これはデータ入出力用のミニDIN6ピン端子付き。インターフェースはFT-857用のSB-2000MK2 これはデータ入出力にミニDIN6ピンでICOMにそのまま使える。パソコンはWires-X のノードを走らせているものを使用した。
 AGW Packet EngineとAGW Packet Monitorをダウンロードして展開。UI-View32はダウンロードと登録して使える状態にしておいた。
ICOM ID-880

CG Antenna SB-2000MK2

 まずは1200bpsで試したら何ら問題無し、そこでAGWPEを9600bpsに設定してみると上手くいかない。I-Gateからの送信は偶に復調できるがI-Gate側の受信は全く復調できない。パソコンのサウンド音量を調整するもお手上げ状態です。
 9600bpsは諦めかけたがこんなページを見つけて

9600bpsに若干の期待を持ったところでした。
 そんなことを数日間やっていたところ隣の市の局がTNCを持ってくれました。

上はKAM, 下はPK-232MBXです。KAMは昔は所有していた機種ですがPK-232は全く知りませんでした。これらのTNCは後で試してみることにして先ずは9600bpsの実用化を目指すことにしました。
 まずAPRSを恒久的に使うのに専用の簡単なインターフェース(PTT, Audio)を作ってみました。

 簡単だけど老眼には厳しく悪戦苦闘。PTTはシリアルポートのRTSでトランジスタをスイッチする回路です。無線機とはミニDIN6ピンでの接続になります。材料は手持ちのもので。ケースは1.5mmのアルミ板をコの字型に曲げました。アルミ板の切断、穴開け、ヤスリ掛け、折り曲げに時間を相当使ったけど、今回初めてカッターナイフで切断したら結果は良好でした。

 インターフェースができたのでAGWPEで9600bpsで一応確認してみると、何と送受信ともにデコードしています。どこが違うのか?パソコンのサウンド調整でSB-2000の時はマイクブーストをONにしないとレベル不足だったのが、このインターフェースではマイクブーストOFFでレベル調整ができました。アレレ!ですが意外に簡単にオッケー。
 とりあえず上手くいっているので、このまましばらく使ってみます。
 APRS 9600bps は10日以上の時間をかけての奮闘でした。






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