uSDXトランシーバーを組み立てた。このuSDXは80m, 40m, 20m, 15m, 10mの5バンドのもの。
基板には表面実装部品(SMD)が取り付けてあるのでリード部品などを取り付けるだけで完成できるキットです。(老眼でも作れるキット)
一番苦労するのはトロイドにコイルを巻く作業です。13個を巻き終えたらホッと。
一応ケースに入れて電源オンしてみた。
大丈夫か?動きました😅
調整はローパスフィルターと効率の調整で、コイルの粗密or巻き直しで行う。
まず、LPFの調整で2次高調波をカットする様にπ型LPFのコイルLx2の調整をする。これはnanoVNAでCHANNELをCH1 THROUGH、FORMATをLOGMAGにして行なう様です。通過特性を使うのは初めてかも?
nanoVNAのCH0をuSDXのRF基板のRF-GNDに繋ぎ、uSDXのアンテナ端子からnanoVNAのCH1に接続してノッチの周波数を見る。
結果は80m以外は第2高調波の周波数にノッチを合わせることができた。減衰量は60dB程度。
80mはコイルL52を巻き変えて巻数を13t → 12t にして再調整。ノッチの周波数を見ながら2f目指して調整を行いOKとなった。
次に効率の調整。これはLPFの前段のコイルLx1で行なうが、この調整のときにファイルのFDT86256を壊してしまった。
40m, 20m, 15mバンドで5W程度の出力。効率は60%強までは確認したが10mでやってしまった。壊れた原因はuSDXのアンテナ端子SMAに繋いだSMA←→M変換ケーブルのSMAコネクターの圧着箇所が外れてSWRが無限になってしまったため😢
ファイルのFDT86256はここら辺では入手し難いので通販サイトに注文した。また壊す恐れがあるので、多めに5個発注。
実際にアンテナを繋いで聞いてみると、結構いける様だ。それとCWのデコードができるのが良い。
2024.01.20.加筆
FDT86256が届いたので新しいのと交換して出力と効率の調整を行った。最初は怖かったのでUSB接続(5V)で調整。その後12Vの電源を繋いで調整した。
各バンドで5W程度の出力。効率はハイバンドがちょっと悪い(60%強)だけど、まあ良いか!
最後にFTDX101と鳴き合わせで周波数の補正。メニュー 8.3 Ref fre で次の値となった。