さあ~て、かなり更新をサボってしまった。
一度忙しさに負けて更新しなくなると、なかなか手をだしづらくなる・・・このままいくと1年たたずしてこのブログも終わっっちゃう・・・?
いや、それはいけん。記録としてモンゴルの1年9か月をちゃんと残しておくべく、再開。
モンゴルは厳しい冬をやっとこさ乗り越え、春になりました。とはいってもモンゴル東の果ての、山など遮るもののないどこまでも続く平原のこの地は春は砂嵐の時期でして、、、ここ最近の天候は、砂嵐7割、晴天3割といったところ。
それでも、確実に気温は暖かくなってきており、木々に葉っぱがつき、草が生え、雨もほとんど降らないのでそりゃあ、ほんのちょっとのことなんだけど、でも季節の移り変わりがこんなにも嬉しいものなのかと思う、今日この頃。小さいことに喜びを感じていることがまた嬉しい。
今学期は2年生の図工と生活科(理科)と総合の学習に入っている。モンゴルでは校外学習もなければ、学校の外に出て活動している姿もほとんど見ない。
寒い時期はしょうがないけど、暖かくなってきた今の時期、しかも6月から8月は夏休みだから、外で活動できるのはホントに今の時期くらいしかない。だから、今、いっぱい外に出て、子どもたちに生の体験をさせよう。教科書の物ばっかりじゃなく、本物に触れて見て聞いて学ばせよう、と先生達に話してみた。
てなわけで今学期、2年生は図工で作った作品(風車や船)を持って校庭や湖で遊び、理科や総合では野菜を育てている家庭に行って見学させてもらったりと、普段は椅子に座っていることがほとんどの先生や子どもたちが、よく動いています(笑)。
こないだ行ったクラスの子の家
「野菜の育て方を友達のお家から学ぼう」
あらかじめ、聞きたいこと、知りたいことをノートにメモして行きました。
外で見学させてもらうだけかと思いきや、迎えてくれたおじいちゃん、おばあちゃんが中にはいってはいって、と。
これがまさにモンゴルのおもてなしの心。すごいな~とおどろく私。
29人ほどいるクラスの子どもを、ひと部屋の家に招き入れた。
みんなでおじいちゃんに詩を詠いました。おじいちゃん、ちょっと涙ぐむ。いいなあ。
クラスみんなにお菓子とお茶をだしてくれました。しかも、「クラスの友達がみーんな来てくれるなんて、こんないいことはないねえ、おじいちゃん、」といいながら。なんて気持ちの良い家庭だろう・・・涙
心優しいおじいちゃん、おばあちゃんに心和んで・・・・と、幸せに浸っているばっかじゃ、いけん、いけん。
本題の観察。ちゃんとしなきゃ。
家の庭にハウスを立てていました。
キャベツ、トマト、キュウリなどなど。少しずつ芽を出していました。
考えてきたことをちゃんと質問しました。
汲んできた水を少しおいてから水をやることや、
家畜の糞を肥料として使っている事なども学びました。
(これは人参)
チャッツァルガーンというモンゴルでは定番の、ビタミンたっぷりの実がなる木も育てていました。水のやり方も教わってやらせてもらった。
子どもも教師も学び多き一日。こういう体験、いっぱいさせてあげたい。
この後、時刻は夕方の7時近くまでなっていたが、心優しいこの家庭は、なんと夕ご飯のスープまでみんなにごちそうしてくれました・・・。
そして、秋にはみんなでできた野菜を食べようねと。
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