見上げてごらんモンゴルの星を☆

2013年7月~1年9か月のmongolian生活

一旦休憩。

2013-10-31 00:36:03 | 日記

 

実はもう学校を休んで2週間になる。

思い起こせば9月の末、多分扁桃腺が腫れて高熱がでて。

それから10月入ってずっと微熱が続き、夜になると熱が上がるという日があった。

きっと新しい土地で職場で、疲れやすくなってるんだろうと思ってたけど、

39度熱が出てしんどかった夜に病院へいかないとこりゃまずいかなと思い、同僚に病院へ連れて行ってもらった。

 

チョイバルサンでも検査したが、一度首都に上がって検査、治療した方がいいということになり上京。

原因がわかり、薬を処方されたおかげで熱が出ることはなくなった。

 

9月末の高熱で腎臓機能がやられて、炎症をおこしていたらしい。だから夜になると高熱が出てたよう。

しっかり治さないと慢性化することもあるらしい。ちゃんと治そう。

 

チョイバルサンでは、

学校に行けず、準備したセミナーもできず、これからだったクラブも授業もなーんにもできずに家にいることが歯痒くて。

いろんな国で活動している隊員のがんばっている様子をFacebookで見ると焦ったりして。

 

でも、同期の友達が、「私たち、活動始まって今日まで、かなり急ピッチで頑張ってきたんだと思うよ。もうちょっとゆっくりでもいいのかもね。」

もう一人の子が、「まだ1年半もあるからさ、焦ることないと思うよ。」

って言ってくれて、ふと我に返った。

 

わたし、まだ活動始まって1か月半しか経ってないのに、「あれもやりたい、これもやりたい。1年半しかない。」って勝手に焦ってたなと。

頑張るのは悪いことじゃないけど、自分のキャパをわかってやらないとな・・・。仕事に人一倍時間のかかる私・・・。毎晩、結構遅くまで準備してたな・・・。

 

首都に上がって、隊員連絡所にきて、諦めがついた。いくらモヤモヤしてもしょうがない。一旦休憩するしかない。

11月半ばから始まる2学期(モンゴルは4学期制)から、また子どもたちや先生たちと楽しくやっていこう。

 

そのための充電期間だと思おう。

 


ハエとの戦い~ялаатай байлдах~

2013-08-16 23:39:04 | 日記

              (写真は私の部屋から見える風景)

 チョイバルサンに来て、10日経過。いろいろなことがありすぎて、書きたいことがいっぱい。

ネットは繋がったものの、なんせ遅すぎるもんで、なかなか更新する気になれず・・・そんなこんなしているうちに残しておきたいことがたまりに溜まった。

では、前にFacebookにも写真載せたハエについて。

私の部屋の裏は牛小屋と馬小屋があり、窓を開けておくと部屋の中にハエが30匹も50匹も入ってくる。

まずは、定番のハエたたきを買い対処。

・・・・・・夜中たたいてても終わらず、眠れない。(かなりハエたたきはうまくなったが)

 

次にハエ取りシートを購入して対処。(写真が縦にならんかった)

・・・・・・結構効果あり。でも、全員くっついてはくれず、ぐっすりは眠れない。

 

ま、あと1か月もすりゃハエも減ってくるかな、と諦めかけていたころ、

 

急きょ私が働く小学校の先生たちの夕食会に呼ばれ、(正確には夜ごはん食べてないならおいでよ、と言われ、ノーメイク、部屋着姿で行ったら、なんと先生たち勢ぞろいだった。)そこでハエの話したら、一人の先生が(バギー先生)「それなら明日、ハエ用の網戸買いにいくよ!」と。

 

なんだ~網戸売ってるんじゃん~と思い、次の日一緒に買いに行った。

 

しかし、そんな生易しいもんではなく、うちの窓4か所のサイズをすべて測り、それに合わせて網、網を固定する枠、接着剤を買う。一つの店で揃うわけもなく、5件くらい生活用品屋を周り、やっとすべてのものが揃った。網戸そのものを自分で作らなきゃいけないんだ、こりゃあ大変だぁ・・・

 

そして、「イヅミ、肉をもっと食べなきゃ」と言って、別の先生の家に私を残していった。私がオユーナー先生の家で、羊のお腹の肉入りイタ飯を食べているころ、バギー先生は2人の息子に夕飯を作り、そのあとうちに来てくれた。

 

一般家庭の主婦兼教師とは思えぬ職人技で網戸をこしらえていくバギー先生。やっとできた網戸がちょっとだけ大きくて、窓におさまらず、またやりなおしになったとき、「モンゴル人はあきらめないよ~」と言って、夜9時半近くまで一緒にやってくれた。あきらめない「шантарахгүй」という言葉を覚えた。

 

モンゴルの一般家庭では、トイレの便座や今回の網戸など、必要なら自分でサイズの合うものを買ってきて自分でつけることが多い。(新築の家は違うかもしれないが)家や車も、自分たちで直している姿をしょっちゅう見かける。この、地方でのモンゴル人の生活能力の高さは見習うところがたくさんある。

 

おかげでハエとの戦いは一件落着!!網戸って素晴らしい!!涼しいし、快適になった!!バギー先生、本当にありがとう!!

 

そして、一見不愛想に見えて、シャイなモンゴル人だが、実は親切で本当に細部まで面倒を見てくれる人が多い。

ここチョイバルサンに来て、そんな親切な人たちにかなり助けられている。

お世話になってばかりじゃなくて、私も早く役にたてるようにならなきゃなぁ。そのためにも、モンゴル語の勉強、がんばらねば。

 

最近の私のモンゴル語の先生は近所の子ども。昨日、今日と、(ウヌンバータル君11歳)にモンゴルの将棋「シャタル」(形はチェスに似てるがルールは将棋とほとんど同じ)を教えてもらった。

 

また、今日は同じ団地の子どもたちとバレーボールらしい遊び(これまたおもしろい遊びだった)をして遊んだ。モンゴルの子ども、これまた素直でかわいい。(子どもの話はまた今度・・・。)

 

学校始まるまでもうあと少し。近所の子どもたちと遊んでモンゴル語を教えてもらおう。


いよいよ任地へ・・・~баяртай Улаанбаатар~

2013-08-01 00:49:17 | 日記

  モンゴルに来てから1か月経過。そして明日、いよいよ1年8か月活動する任地、チョイバルサン(ウランバートルから北東に約600キロ)に行く。

モンゴルの地に降り立つとき、飛行機の窓からの景色を見て、ぞわぞわし、感動したのがなんだかだいぶ前のことのように感じる。そして、最初は何もかもがもの珍しく、ちょろちょろ街を練り歩いた。

街中を走るトロリーバス。路線は複雑でわかりにくいが、一人でも少しずつ乗れるようになってきた。語学の授業が終わった午後は、ウランバートル市内、絵を見に行ったり、店を物色したりした。

 

近くの食堂の定食みたいなの。(これは豪華満腹フルコース)肉多いけど、野菜もとれておいしい。左上の肉まんのかわみたいなのは「マントゥ」といって、モンゴルの人はよく食べている。毎日食堂で食べていると、油っこさの洗礼を受ける・・・。

 

 

この1か月、午前中は毎日語学学校に通い、モンゴル語の勉強をした。

ゲル(遊牧民のおうち)作りの授業

 

 

 訓練所でのモンゴル語の勉強は、まったくわからなかったモンゴル語が、徐々にわかるようになっていくのが楽しくてしょうがなかった。

 モンゴルにきてみると、まず現地の人の話が速く聞こえ、まったく何言ってるのかわからない・・・また、モンゴル語の発音は日本にない発音が多く、こちらの言っていることがなかなか伝わらない・・・コミュニケーションをとる難しさを実感。

それに加え、書いている文章と違う読み方をすることが多い。(モンゴルの人からすると、簡単に略しているようだが、こちらからするともっとややこしい・・・)

と、知れば知るほどため息のでる日々だったように思う。

でも、やっぱり、少しでもモンゴル人と話せたり、心が通い合う瞬間があると素直に嬉しいし、もっとがんばろう!という気になる。

先日会った、配属先の学校の校長先生が、「待ちに待った日本の先生が来てくれて、夢が叶った、嬉しい」と言ってくれて、(期待の高さに尻込みするが・・)素直に嬉しかったし、モチベーションが一気に上がった。

早くモンゴルの人と話せるようになりたい!!早く授業できるようになりたい!!

 

 

 最近、よく離任式(3月の最後、学校とお別れする日)のことを思い出す。今の感情は離任式のときと似ているからかもしれない。これからどうなるか、自分にできるのか、不安でどうしようもない気持ち。これから起こる想像もつかないようなことや、新しい出逢いへの期待。

 昔から漠然と、やりたいと思ってたことに挑戦してみようと思ったこと。子どもたちの頑張る姿を見て、私もまた一つ、頑張って挑戦してみようと思ったことなどを子ども達に話した。そして、やらないで後悔することはあっても、やって後悔することは絶対にない。だから行って、できる限りのことをしてきます、と。


今は響かなくても、いつか、子どもがそういった場面にあった時、「そういえばあんなこと言ってモンゴル行った先生いたな~」と思い出して、少しでも影響になったら嬉しい。