見上げてごらんモンゴルの星を☆

2013年7月~1年9か月のmongolian生活

学校がディスコに・・・

2013-09-11 22:45:52 | 学校

乳製品食べ過ぎてお腹ピーピーなのにビールが飲みたい今日この頃。

先週から急に寒くなり、ウランバートルでは初雪がちらついたとか。

 

 

さて、学校始まって半月経過。3か月も休んでた先生や子ども達だから、急に忙しくはならないだろう、のんびりぼちぼちってな感じかな、と思いきや、

いきなり13連勤・・・(;´Д`)忙しいのはありがたいこと!と自分に言い聞かせるも、最初の何日かは何言ってるかわからない環境に朝から晩までいることで、夜には頭ガンガンになってた。(今はだいぶ慣れたけど・・・)

 

学校始まってからしたこと。

9月2日、3日で1年生から5年生、全20クラスに自己紹介をして周った。スケッチブックもって、絵やジェスチャーで自己紹介。

私の変なモンゴル語を一生懸命聞いてくれ、クイズにも反応良く手を挙げてくれ、何より、みんなキラキラした笑顔で笑ってくれたモンゴルの子どもたち。

久しぶりに子どもたちの前に立ったこの感覚、何とも言えない幸せを感じた♪

学校から離れた、この5か月があったからこうした感覚を改めて感じられたのかも。

 

 

そして嬉しいのが、この自己紹介に周ったあと、ほとんどの子どもが会うと「いづみバクシャ~(先生)コニチワ~!!」ってあいさつしてくれる。

(普段あまりあいさつしてる姿を見かけないんだけど)、最初だからおもしろいのかなぁ。でもこれをずっと定着させていきたいな。

他の先生にもこんな風にあいさつすればいいのになぁと思うけど・・・(こわいのかなぁ・・・)

 

 

 

4日 いろんな教室に「入ってもいいですか~??」って言って授業を見てまわる。

    そして、自分が担当するクラブ(放課後かなりの頻度でやるのでクラブというか部活)が決まった。

    1つ目は、リコーダークラブ

     リコーダーは80個、以前に日本からの支援で学校に入っている。けど、教えられる先生がいないらしい・・・。

     また、始業式で吹いたのを見て、「先生がリコーダークラブやるならやりたい!」って言ってくれた子が何人かいたので。

 

    2つ目は、、、なんと・・・ダンスクラブ・・・(´Д`)日本の踊りを教えられるか??と校長先生に言われて、つい、「できる!!」と言ってしまった・・・。

     南中ソーランなら若干わかるかな~できるかも・・・と思い・・・でも心配・・・

     今から動画見て、練習しなければ!!2月のお祭りでお披露目予定らしいのでそれまで子どもたちとがんばる!!

     でも、やりたいな、と思ったのは子どもたちの踊ってる姿見て。

5年生のモンゴルの踊り見て、バラバラではあるけど、一生懸命踊る姿見て、この子たちとなにか一緒に頑張っていけたら最高だな、と思った。

しかも後ろでみんなの真似して踊る私にとても丁寧にモンゴル舞踊を教えてくれ、「先生、今度日本の踊り、教えて!」と言われっちゃったからには・・・

やるっきゃない!!             

 この2つの部活、何人来るかわからないけど、これらを通して、技術だけじゃなく、心を育てていきたいなぁ~と思う。

 

私の配属先の学校は、2部制。(モンゴルのほとんどの学校は)午前のクラスと午後のクラスに分かれており、日本の学校のように、長い休み時間や掃除、委員会の時間はなく、先生たちは少ない時間で勉強を教えるのでかなりいっぱいいっぱいだと思う。

なので、学校は勉強をするところで、学級活動的なことはあまりされてない。先生が教室を離れると、すぐけんかが勃発するし、手や足もすぐに出る子たちが多い。

完成度じゃなくて、それまでの過程、心の変化が大事なんだよって、子どもや先生たちにわかってもらえたらいいな、と思う。

 

 

 

その後、5,6,7日と3日間連続で先生たちの校内研修、首都から講師の先生方が来たり、県の教育庁の人たちが来たりしてかなり大がかりな研修だった。

なぜかテレビ局も来ている。小、中、高の先生たち総勢50人以上はいるのかな。

うちの学校は、新しい教科書を今年、お試しで使うことになった県で1校の学校で、先生たちも連日教材研究していて、かなり熱心。研修も夜7時過ぎで続いた・・・

 

 

そして、始業式から慣れないモンゴル語での教育用語を朝から晩まで聞き、疲れ果ててやっとこ土曜日の研修が終わったと思いきや、、、

 

夜には研修の打ち上げが・・・!!

学校の講堂で飲めや踊れやの大パーティー。講堂がミラーボールやスモークでディスコ状態(クラブというよりディスコという言葉の方が当てはまる)になり、校長も首都から来た偉い人たちも踊りまくる・・・。

疲れを通り越し、そんな変な状況が面白すぎて、私も浴衣で踊る・・・。最後は全員でGANHAM STILE。いくら大変で疲れても、みんなで飲んで歌って踊れば疲れも吹っ飛ぶね!って、、、日本の先生たちも、モンゴルの先生たちも一緒だな、と思った。(日本はさすがに学校がディスコにはならないけど)

 

 

 

 

さあ、や~っと日曜日、ゆっくりできる~と思いきや・・・朝「今から田舎に行くよ!!」と電話。結局首都からの方々を田舎へお連れするのに同行することになった。

ま、疲れが癒されるほどのいい景色&湖が見られ、とった魚ももらえたので、これもよしだったかな(^^。

 

 

 

てなわけで、結局休みなしで2週目に突入。2週目からは、小学校の先生たちに日本の小学校の総合的な学習の時間についての活動例を紹介したり、(モンゴルにも日本の総合をモデルにして同じような教科ができたのだか、先生たちは調べ学習をどうやっていったらいいのかわからず、結局やれていないらしい)

5年生の理科の授業」に入って、授業の進め方を先生たちと考えて一緒にやっている。理科の授業についてはまた今度・・・

 

また、3年生のクラスに日本の紹介をしておりがみしたり、図工や体育の授業に飛び入り参加してちょろっとゲームやらせてもらったり。

 

最近は私がふらふらしていると子どもや先生たちが「教室入って入って!」って声をかけてくれるようになったのが嬉しい。

清掃員さんや警備員さん、調理員さんたちも最初は怖く感じたけど、今はすごく優しくて、お茶の時間の食べ物をくれたり、よく話しかけてくれるのも嬉しい。 

先生たちも、みんな、「ちゃんと食べてる?家は寒くない?怖くない?寂しくない?」とよく気にかけてくれる。

みんな優しくて、面倒見がよくて、すごくいい人たち。だけど、一歩教室に入ると子どもを怒鳴って静かにさせたり、手をあげるたりすることも多く、心が痛む。みんな悪い人たちじゃないのになぁ・・・。日本で学んだいろんな工夫を見せて、先生も子どもたちも「楽しい」授業ができるように手助けできればいいな。

 

今まで当たり前だと感じていたことも、違う土地にくると全然違うことに気付かされ、今まで教わったことの大切さに気づかされる。

何が正しい、どっちが正しいとかはないのかもしれないけど、少なくとも違う文化や考えがお互いの刺激になったり、ふと気づかされることはなかなかあることじゃないし、貴重なことなのかもなと。

 

 

ここ最近つくづく思うことは、四小での3年間で学んだことの大きさ。そして、そのことにかなり助けられ支えられてるなと。

子どもや授業に対しての考え方や先生たちや子どもから教わったこと。

いまここの学校で何かしようってなった時、四小での経験がもとになって考えたり活かされたりしてる。その前の講師経験や幼稚園も入ってるかもしれない。

でも、たった3年で、自分で全部考えられるわけでもなく、今もなお、職場の人たちの助けを借りてるし、これからもたくさん助けてを借りることになると思う・・・。

それと、同期隊員の助けと、先輩隊員の助けもかなり大きい。いろ~んなひとに助けられ、今の自分の活動ができているんだな~と思う。

みなさん、ホントにありがとうございますm(__)m

 

 

 

 

なんだか長くなってしまったので今日はこの辺で・・・。最後にモンゴルの給食(と言ってもお茶の時間って感じかな)の写真を。

スーテイツァイの中に黄色いお米が入ってる。ボダータイツァイ。

 

 

   

チョイバルサンではかなりの頻度で登場。ピロシキ。

 

 マントゥボーズ。肉まん。

 

 

 

味覚と胃の大きさがモンゴル仕様になってきた。体重管理、気を付けなければ・・・・・・


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hirkoki)
2013-09-19 15:42:56
ぜひ、キッズが踊ってるmovieを見せておくれ!!

学校がdiscoって!!
なんてカッコいいんだ!!

izumi先生のモンゴルブログ、今のオレにはまさにチョー効くRED BULLです!

ありがとう!
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ヒロキさんへ (izumi)
2013-09-19 20:50:14
果たしてかっこいいといえるディスコか・・・

なんだかバブルのときの日本のようです。

おもしろいよ。
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Unknown (23-2SV 大原)
2013-09-20 09:00:56
はじめてコメントさせて頂きます。ケンブリッジスタンダードという現行のスタンダードの前のものでカリキュラムや教科書を作っていたとき、イギリスでも3年生ぐらいから調べ学習の嵐で、モンゴルでは無理でしょうと思いましたが、1部やってみました。やはり、調べるべきものがないので、「適当にかいて嘘でも迷信で猛者も確かなことのように発表をしっかりする」となってしまい、大事なポイントが達成できないと思いました。教科書やカリキュラムを作る前に、そういうものについても勉強も一切無く書くからそういうことになります。現行の教科書も問題が噴出して暗礁に乗り上げそうな模様、実際の授業の様子を教えて頂ければ、教科書を書いている人に伝えられるので、是非教えてください。(アンケートがありますが、それはちゃんと書かない可能性が高いので)。仕事大変かも知れませんが頑張ってくださいね!
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大原さん (izumi)
2013-09-24 00:52:36
コメントありがとうございます。

理科にしても総合にしても、今まで先生と子どもとのやり取りだった授業から、子どもたちが自分たちで考えたり調べたり発表したりする授業に慣れるまでにはかなりの時間がかかるだろうな~と思います。

でもやってみなきゃ何も変わらないですよね・・・。
(日本もかなりの時間がかかってこうなったんだろうな、と)

一気に変えることは難しいけれど、少しずつでも、気長にやってみようと思います。

田舎の1校の実践ですが、それが少しでも参考になれば、と思うので、またできる限りお伝えしたいと思います。

先生も子どもも苦戦しているけど、明らかに子どもは楽しそうに取り組んでいるし、先生も一生懸命に授業について考えていると思います!

あと、理科の教科書、前のと比べたら、かなり変わって良くなったと、私は思います!!(まだ1オリラルしか見てないですけど・・・)
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