岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

カワハギ釣り

2008-12-24 00:26:41 | 釣りレポ
どもども最近すっかり釣りに行かない陸サーファーならぬ陸アングラー、釣りに関する各種雑誌を買い貯め、情報ばかりの頭でっかちiwaYohであります。
これではイカンと釣友O俣を誘って久しぶりの釣行を計画しました。
実は前日まで外房は大原の鈴栄丸さんにショウサイフグの予約を入れておいたのですが、昨夕に電話があり、雨の上風邪も強く条件が悪そうなので出船を取りやめるという連絡が入り断念。

一瞬諦めかけたのですが、「大原は太平洋の外海だが内海の東京湾奥はどうだ!」というO俣氏の情熱に助けられ、湾内の船宿を探してみることに。
となればおなじみ浦安の吉久さんに電話。
話を聞いたところ、カワハギ、イカなどいくつかの釣りものの船が出るということでリザーブ!


当日決めた狙いは、ショウサイフグと同じ竿&リールがあれば仕掛けを換えるだけで狙えるカワハギ。
まあ無難といえば無難です。
防寒服もばっちりですぜ!(※ペコポン人スーツを着ているわけではありません・・・って解らない人は飛ばしてください)


さて、東西線の鉄橋の下を潜って東京湾に向かいます。
正直吉久さんにお世話になるときには、シロギスやタチウオと夏場が多いのですが、冬利用するのは初めてです。
さて、船が出発したら漁場までは1時間ちょっと、船室でコテッと寝ながら待ちます。
すっかりいい気持ちで寝ていると、「着きましたよ」とO俣氏に起こされてしまいました。
(  ̄~ ̄)ウ~ム疲れてるのかな~。

【資料提供 浦安吉久】
カワハギの仕掛けは、胴付きの枝針が3本、その下に25~30号の錘をつけるだけ。
餌はアサリ、このアサリの水管や足に針を引っかけ黒っぽい腸の中に針先を隠します。
ハリスは5~10cmその先にハゲ針というちょっと特殊な曲がり方をした針を使います。
このハリスと餌のつけ方は、餌とり名人ととあだ名されるカワハギ釣りの長年釣り人の知恵と工夫の結晶で、あの独特のおちょぼ口で餌を吸い込むように食べ、餌を針から吸い取ってしまうのをいかに防いで針がけさせるために全力を尽くした仕掛けです。

更にこれを針がかりさせる為には、餌を常に縦方向に揺らせて誘い、時に止めてフェイントをかけ、カワハギを餌に集中させることが重要です。
錘で底を叩くようにする「たたき釣り」、錘を底に着けたまま道糸弛ませるのと張るのを繰り返す「たるませ釣り」等が代表的な釣り方ですね。

まあ理屈ばかりこねくり回してないで、さっさと釣りましょうか。
しかし天候は雨、気温も相当低く体に染みます。
防水加工してある防寒服ですが、僅かな隙間から少しでも水が入り込むと、ものすごい冷たさが体に走ります。

それにしても釣れないなあ・・・。
船には自分とO俣氏の他に、2名の組が乗っていたのですが、ポイントを2箇所ほど巡っても、かかってくるのはトラギス類ばかり。
ただトラギスは天ぷらで美味しいのでキープです。
ちなみに、「トラギス類」と書きましたが、この辺で上がってくるのは、主に「クラカケトラギス」、次に「オキトラギス」、そしてたまに本家の「トラギス」が上がってきます。
微妙に食味の違いがあるのですが、それは食べるときのお楽しみで。

なんて話していると竿先がクククッ・・・と
(*゜∀゜)「オオッ~!キタか!?」
と思わせて上がってきたのはササノハベラ・・・ああカワハギは何処・・・。
しかし、関東圏では見向きも去れないベラですが、実は美味しい魚で、関西圏では商品的にも流通しているとのこと。
というわけでベラもキープ。
まあ、ベラ類が嫌われるのは食味がどうこうよりも、こうやってシロギスやカワハギの外道として連れてきてしまうところでしょうな。かわいそうな奴です。

そしてポイントを変えること三流し目。
もともと、カワハギ釣りというのは先に紹介したように、ワリと難しい釣りで、いきなりの挑戦は無謀だったのかな・・・とか思っていると・・・。
クンッ!と竿先が引っかかるような当り!、続いてククク・・・と竿が引き込まれます。
これは、トラギスとも先のベラとも違う引き!急いでリールを巻き上げると、上がって来たのは・・・見事18cm程のカワハギ!
ようやく本命ゲット!
つり始めてここまで1時間くらい、もう釣れないかと思いましたが、これでようやく安心。

なんとなくコツが判ってきたので、ここからポツポツと追加していきます。
ちょっと遅れてO俣氏にも来始めましたね。

しばらくして来ましたよ・・・グイ~~ンと竿が引き込まれるような、今までよりかなり重い引き具合・・・一瞬カワハギじゃないんじゃないか?と思いましたが、そんなことはなくしっかりカワハギ!

しかも


25cm超の大型、満足の1枚ですな。


ちなみに珍しい外道でマダイの稚魚。
最初ハナダイ(チダイ)かと思ったのですが、尾びれの黒いところが決め手でマダイと判りました。
小さいものの人生初のマダイでありました。


気がつけば結構な数のカワハギ&外道たち。

・・・実はですね、このカワハギ船、イカ船でもあるんです。
ポイントがカワハギと一緒なのと、実は20人以上の定員に対して実はカワハギ狙い4名、イカ狙い1名という状況。
胴調子のやわらかめの竿と、エギ(イカ用の疑似餌)も用意していたので、そちらに持ちかえて・・・とここでやってきました突然の船酔い!
前日呑み過ぎたのが祟ったか?それとも船上での細かい作業が効いたのか?
とにかくオエ~~。
まあとにかく良型の1枚も含めそれなりにカワハギが釣れているので安心してダウン・・・そのまま納竿となってしまいました・・・うう・・・。

それでは釣果発表!


まずはO俣氏。
ウマヅラハギ1枚を含む計10枚。
私が船酔いでダウンしている間に結構来ていたようです。



んで、私。
25cmの良型の他も結構良い型が並ぶ9枚。

そして・・・。

外道もいろいろ。
左は上から、アカササノハベラ、マダイ、そして一番下がタマガンゾウビラメは魚としてはそんなに珍しくないのですが、「でべら」という干物や、新潟では「ふなべた」という通り名で刺身で食べたりします。
左側はトラギス類、真赤なのがトラギス、オレンジ色がオキトラギス、そして少しくすんだトラ模様が倉掛トラギスです。

船宿のご主人に言われたのですが、この天候の中10枚近く上げるのは難しいそうで、O俣氏、iwaYohともに「なかなか上手い」とお褒め言葉をいただきました。
しかしなあ・・・途中船酔いがなければ後5枚は追加できたと思うんだけどなあ・・・またはイカ。

次回は好天候の時に行ってみたいものです。

さ~~次はこのカワハギ&外道クッキングですよ!


■キモパン!カワハギ釣り地獄


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