<記憶のために>
仕事も定年退職しており、
日長ブラブラとしている毎日であったが、
このときばかりは、冷や汗もの。
糖尿病が悪化したものとばかり思い込んでいたので、
本人だけでなく家族さえも、
「大したことないんじゃない?」
「日頃ちゃんと治療していないから、こんなことに」
などと、あくまで糖尿病の悪化どまり。
膵臓あたりがおかしいのかなぁ?
くらいの感覚しかなかった。
黄疸が出るのは、血液の再生の流れの過程で、
赤血球破壊→肝細胞→胆管→十二指腸
というながれになっていて、
このながれのどこがが詰まったり、
肝臓の機能が低下したりすると、ビリルビンが血中に
行ってしまい、血中のビリルビンが上昇する。
すると皮膚や眼球が黄色に染まってしまう。
胆管辺りが怪しいのかな?
という推測はあったよね。
本人も同じ推測なので、常に楽観視していた。
「ちょっと行ってくらぁ」