『昼寝するお化け』は、週刊ポストに連載中のエッセイ。著者は、曽野綾子氏。
10.13号で興味あるエッセイを書いておられる。
1995年に日本財団の会長就任に際しての話。
~(前略)私は人中に出るのが苦痛ではないか。
写真に撮られると思うだけで疲れる精神は直っていなかったではないか。
でも私は一種の実験に自分を追い込むことにした。
私は自分の頭の後ろ、髪の中に、秘密のスイッチがあると思うことにしたのである。
私は出勤の日には、家の玄関を出る時に、この秘密のスイッチをオンにした。
それから後の私は、本来の私とは少し別物に変身する。
スイッチをオンにしてから普通なら十時間、もう少し長く財団にいる日もあるが、
それでも十二、三時間過ぎれば、元の偏屈な自分に戻れると自分に言い聞かせたのである。
(後略)~
ほとんどの方が、何らかの用事で家を出入りします。そのとき、曽野氏の言われるような「スイッチ」をオン・オフしているのでしょう。
これは、気構え、心構えとでもいうものでしょう。
問題は、オンはできても『オフできない』状態にある身体と心でしょう。
みなさんは、どのようにして『オフ』してますか?
10.13号で興味あるエッセイを書いておられる。
1995年に日本財団の会長就任に際しての話。
~(前略)私は人中に出るのが苦痛ではないか。
写真に撮られると思うだけで疲れる精神は直っていなかったではないか。
でも私は一種の実験に自分を追い込むことにした。
私は自分の頭の後ろ、髪の中に、秘密のスイッチがあると思うことにしたのである。
私は出勤の日には、家の玄関を出る時に、この秘密のスイッチをオンにした。
それから後の私は、本来の私とは少し別物に変身する。
スイッチをオンにしてから普通なら十時間、もう少し長く財団にいる日もあるが、
それでも十二、三時間過ぎれば、元の偏屈な自分に戻れると自分に言い聞かせたのである。
(後略)~
ほとんどの方が、何らかの用事で家を出入りします。そのとき、曽野氏の言われるような「スイッチ」をオン・オフしているのでしょう。
これは、気構え、心構えとでもいうものでしょう。
問題は、オンはできても『オフできない』状態にある身体と心でしょう。
みなさんは、どのようにして『オフ』してますか?