“がんばって!貴方の結婚お手伝いします。” 結納は、結婚の確約に伴なう儀式の一つ。婚姻により両家が親類(親族)となり「結」びつくことを祝い、贈り物を「納」め合う儀式。一般的には新郎家から、新婦家へ、結納の品を納める。本来は帯や着物地などに縁起物を添えて贈るが、現代では帯や着物の代わりに金子包み(結納金)を贈る。(結納金を帯地料・小袖料などというのはこの名残り)結納は通常、両家の間の私的な儀式であるが、結納により「結婚をします」という約束を正式に交わしたことになる。結納品の数は5品・7品・9品など奇数とされる。これは陰陽五行説(陰陽道)により奇数は陽数とよび縁起の良い数、偶数は陰数とよび縁起の悪い数とされたことによる。現在では、格式を重んじる結納を行わず、結婚式・結婚披露宴に先立ち新郎新婦の両親や家族らと共に食事会を行うなど、婚約の確認を済ませることも多く、金銭や縁起物の品を贈らない結納も存在する。
新郎家からの結納納め
1.仲人が新郎家へ赴き、結納品を預かる。
2.仲人が結納品を新婦家へ持参し手渡す。
3.新婦家で仲人をもてなす。
4.新婦家が仲人へ結納品の受書を預ける。
5.仲人が受書を新郎家へ持参し手渡す。
6.新郎家で仲人をもてなす。
新婦家からの結納返し
(正式には結納納めの後日改めて行われるが、最近では同日に行われることが多い。この場合、新婦側の受書と結納返しは一緒に受け渡しされる。古い考えを重んじる方の中には、結納返しを結納と同日に行うことを「つき返し」といって嫌う方もいる)
1.仲人が新婦家へ赴き、結納品を預かる。
2.仲人が結納品を新郎家へ持参し手渡す。
3.新郎家で仲人をもてなす。
4.新郎家が仲人へ結納品の受書を預ける。
5.仲人が受書を新婦家へ持参し手渡す。
6.新婦家で仲人をもてなす。
結納・結納返しののちに花嫁道具を納める荷納め(荷物納め)が行われるが、最近では省略されたり、結納返しと同日に行われることも多い。略式には、仲人と新郎家がそろって新婦家へ赴き、双方の結納品の授受を行い、新婦家が饗応する。新郎家・新婦家・仲人が料亭やホテルなどに一堂に会し、双方の結納品の授受を行い、会食する方法などがある。なお、男性が女性の家に婿に入る婿取り婚の場合は新郎家、新婦家の対応が反対となる。
仲人岩本ホームページ