岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

老後の住まいへの関心

2011年11月24日 | Weblog
 午前中生活クラブ生協主催の講演を頼まれ、シニア層ではなく親の老後と自分自身の老後の問題を抱える中年女性を中心とした約60名の方々と老後の住まいについての現状、課題、今後の方向などについて私見も交えて1時間ばかり講師を務めてきました。

 生活クラブ生協は会員有志が毎月福祉基金を出し合って地域で活動している団体に活動資金を寄付しており、金額はそんなにお大きくありませんが、個々の会員さんの魂が入った貴重な基金だと思い、その審査員の一つとして関わって来ました。

 10月にサービス付き高齢者向け住まい法という新しい法律が制定されましたが、中身が抽象的すぎて一般市民には内容が理解できず、介護保険を中心とした施設は入居困難な時代に老後の住まいを誰とどのような方法で過ごすかは大きな社会問題だと思っています。

 中年の方々には今ある制度理解より、自分が老後になった時に誰とどのような住まい方をしたいのか、を考えたほうが得策だと思うのですが・・・。

 我が国全体がこれからの少子高齢社会の住まいのあり方について混乱しているのが現状のように思われますから・・・。