12月2日(土) 第864回活動報告
京都岩倉は京都盆地の中の盆地内盆地。朝の冷え込みは今冬一番と言われた昨日に続き家々の屋根や畑には霜が降りていました。しかし陽が昇ると10時の集合時間頃には気持ちの良い山作業日和となりました。
本日の参加者は、河原、前田、大島、川本、周田、福田、松浦、内田、川崎、仲間、ハイン、松本、内本、阿閉(仁)、阿閉(眞)、柴山、山田、橋本、関、西川、宮崎の21名のみなさんでした。
香川山BCの発生実績は今年は残念ながら0でしたが、昨年までは増減はあるものの発生が継続していました。
温暖化と少雨の影響は推測できますが、さらにやっかいなことに一時下火に見えていたマツノザイセンチュウ感染マツが再び増え始めており、私たちの管理の及ばない非管理地での増加が顕著になってきています。
放置すればBCの感染が爆発的に増加する恐れもあります。中間宿主マツノマダラカミキリの遠方からの飛来も予想され完全に防御することは不可能ですが、周辺の感染松を除去することで少しでも影響を減少させようと、隣地の管理者の了解を得て各班協力のもと感染松の除去を行いました。
1本の感染松からマツノマダラカミキリの幼虫が見つかりました。福田さんが撮影しておいてくれましたので、まだ見たことがない方はその姿を目に焼き付けておきましょう。
なお、ヤマガラ班は午前中のみ継続中のD区の作業に従事。広い区域を7区画に分画し、現在4区画目に取り組み中とのことです。筆者は感染マツ除去作業参加のため取材できていません。悪しからず。午後からはヤマガラ班も感染マツ除去と玉切り整理作業に加わっていただきました。
ハインさん、仲間さん管理のミツバチも「気温低下とともに活動が鈍ってきているが、日中暖かくなると活動を続けている」とのこと。ちょっと意外でした。少なくなった花蜜を探して飛び回っているようです。働き者ですねえ。寒くなってくるとオオスズメバチも来なくなって安心して出かけやすいのもあるのかもしれません。このまま冬眠して冬を越せるか観察と支援を続けたいとのことです。
<隣地の感染マツ除去作業>
除伐した感染松は薪にして循環させますので薪サイズに切断します。
見つかったマツノマダラカミキリの幼虫。
暖かくなる3月下旬頃からマツノザイセンチュウを内包した成虫となって木から出て飛翔、他の松に感染を広げてしまいます。
下の画像をクリックすると拡大画像が見られます(ただし少し荒いです)。
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(宮崎 記)
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