まつたけ山復活させ隊運動ニュース Part.2

松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる。

まつたけ山復活させ隊 NEWS LRTTER 1706

2024-05-09 22:57:00 | マツタケの林地栽培

5月10日(金)第884回活動報告

 
朝は冷え込みましたが、気温はぐんぐんと上がって爽やかな夏日となりました。
本日は5月恒例の茶摘みの日。山へは上がらずメンバーほぼ総出でBCの畑で茶摘みをし、摘んだ一番茶を煎って新茶を嗜むという贅沢な日。もちろん金曜日ですから、なでしこ班の美味しいお昼も供されました。
 
 
参加者は27人、BCは10時前からわらわらとフライングスタート。お昼の準備を早々に始める人、籠を持って茶畑へ向かう人、玉城山班(旧宮崎班)は枯損松の処理で山へ、それぞれがそれぞれに散っていきました。
 
 
山の腐葉土を削り取って土壌作りから始めたこの茶畑、50本ほどの苗木を植えたのは18年ほど前。お茶が採れる立派な茶畑になるのに要した年数は10年、茶摘みができるようになったのはここ最近のことらしい。手と目は“一芯ニ葉“の新芽を摘みとる作業に集中しつつもメンバー歴の長い方達が話される会の歴史もしっかり聞き取ります。
 
 
籠一杯に摘み取った新芽は、竈門に運ばれます。絶妙なタイミングで盛大に火を焚かれた竈門には、蒸し器が湯気を揚げてスタンバイ。火を起こし鍋の湯を滾らせる、長年の経験の賜物ですよね。横の竈門には大鍋一杯のチキンカレーもぐつぐつ。上がる湯気と美味しそうな香りがBCを包んでいます。
 
 
摘んだまま置いておくと醗酵し始めるので、それを止める為に2分蒸していきます。時計を横目に確認しながら1分経ったところで軽くかき混ぜ、2分過ぎたら段ボールの上にあけ冷めるのを待っていよいよ手揉みの工程です。
 
 
葉っぱを捩るように掌で優しく、でも十分な力で揉んでいきます。これがなかなか難しい。潰さずに繊維を壊す、掌に集中するのですが思ったようには動いてくれません。これは手揉み上手な方のゴットハンド!
 
 
揉んだ茶っ葉は、ホットプレートで温めて水分を飛ばし乾かしていきます。焦げないように常に動かしながら優しく温めています。熟練者の手の動きは滑らかです。
 
 
この工程は何度も、お茶の水分が飛んで乾燥するまで行われます。すると、次第に糖分が出てくるのか手に絡みつくようになり、そしてお茶の香りが立ってきて、なぜか出汁や松茸の香りまでしてきます。揉んだり煎ったりすることで旨み成分が出てきているのでしょうか。
 
 
12時過ぎにやっと一番茶が完成です!
ファーストフラッシュ、巷では高値がつく貴重なお茶。手は緑色になりましたが、手作りのお茶です。それも自前の無農薬畑から、なんて贅沢なことでしょうか。
 
 
と、横を見ると美味しそうな畑で採ったばかりの新鮮野菜入りヘルシーサラダです。
朝から立ちっぱなしです、見た途端にお腹が空いてきました。
 
 
美味しそうに煮込まれたチキンカレーも、出来上がっていました。
もちろん竈門で炊いて、お櫃に移されたご飯も蒸されて丁度食べ頃です。
 
 
竈門の準備をしてくれた後に、お山へ枯れ葉処理をしに出かけていたハードワーカーなシゲミの里班も丁度ご帰還して、ほろほろに剥がれ落ちてくるチキンの骨つきカレーをみんなで満喫したのでした。
 
 
汗をかいて身体を動かした後にみんなで頂くお食事は美味。緑のお山で聞こえてくるのは、鳥や虫の声、焚き火の爆ぜる音、見上げる空には立ち上がる煙を揺らす風。人生ってなかなかのものです。
 
 
今日のお片付け当番は、ヤマガラ班と山の端班(旧川本班)です。お手製給湯器からお湯を取り、油の付いた食器やお鍋をドシドシ洗っていきます。連携プレーであっという間に片付いていきます。
 


そして締めは、出来立ての新茶と差し入れて頂いた阿闍梨餅!
完璧な一日、今日も皆さまお疲れ様でした。
次週は18日土曜日です。 
 
ご報告
4月より班長交代により2つの班の名称が変更となりました。また、参加者名は実名を避け参加人数の記載のみとすることになりました。
 
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(ナカマ記)
 
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