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老舗ワタクシ本舗

大好きなドラマの事、日常の出来事など。

『おいしいプロポーズ』 最終回 「あなただけを愛してる」

2006-06-28 17:29:50 | 『ドラマ本舗06’4月期ドラマ』
道造(橋爪功)が春樹(小出恵介)と鈴子(長谷川京子)の
交際を巡り言い争いをしたことが原因で倒れてしまい緊急入院する。
春樹は道造が入院している間、道造の代理を務めることになり、
鈴子のことを思いつつも仕事に忙殺される。

道造が倒れたことを気に病んでいた鈴子はそんな春樹の姿を垣間見て、
春樹のことを思いつつも二人の関係に不安を感じていく。

そんな矢先、鈴子の元にミチル(サエコ)が現れる。
ミチルは鈴子の不安に追い討ちをかけるかのように
春樹と自分の婚約パーティーの招待状を鈴子に突きつけ去っていく。

数日後・・。鈴子はマネージャー(西村雅彦)ら従業員の仲間たちと
内装工事をし終えた店を訪れるが、なんと新装された店も春樹の計らいで
バンビーナという名を付けられていた。

マネージャーらは新生バンビーナで働けることに大喜びするが、
そんな皆に鈴子はバンビーナを辞めると、自分の新たな決意を告げる。

そしてその夜、もう一つの決意を胸に秘めた鈴子は店に春樹を呼び出し、
春樹に以前作った思い出の料理"片思いのスープ"を振舞い、
春樹に自分の決意を告げるが・・・。

公式HPより

道造が春樹と自分との交際のせいで、倒れ、入院した。
責任を感じる鈴子・・・。
そして、春樹もまた、迷い悩むのだった。
翌朝、春樹の秘書・大河内(おおかわち)が社員食堂にやってくる。
そっと鈴子を呼び出し、道造の容態は落ち着いたが倒れた事は内密にと告げます。
そして、仕事が忙しい春樹にランチを運んで欲しいと言うのでした。

ランチを運んだ鈴子、仕事に忙殺される春樹は、鈴子に5分だけでも此処にいて。
と鈴子を引き止めるのでした。
笑顔で腰掛る鈴子ですが、その顔から直ぐに笑顔は消えて・・・。
社食に戻った鈴子を待っていたのは、ミチルからの婚約パーティーの招待状だったのです。
マキはミチルを止めようとしますが、鈴子は静かに話を聞き、そんなに春樹が好きなのかと・・

その夜、鈴子の兄・徹が鈴子たちの部屋で暮らす事になり、マキが姪で徹の子供である
ちはるにふたりの交際を告げようとしていた。
その時鈴子に電話が
「ああ俺。今ひと段落したところ。」
「お疲れ様。」
「何してたの?」
「お兄ちゃんがうちで暮らすことになったの。それでみんなで、
一緒に引越し蕎麦食べてたの。」
「へぇー。楽しそうだね!」
「もしもし?どうかした?」
「ううん。」
「ねえ、会いたいな。」
「今日も、会ったじゃない。」
「二人っきりで、もっとゆっくりと。不思議だなぁ~、心の中で思っていることが
ちゃんと言えてる。君といるとさ、自分のことが好きになれそうな気がするよ。」
「・・・」
「じゃあ又かけるね。」
「うん。」
春樹がくれたストラップを見つめ、切ない表情の鈴子・・・。

翌日、婚約パーティーのチケットを見せられる春樹、直ぐにでも道造に抗議に行きたいが
その道造が不在のため、仕事に追われ、身動きが取れない、鈴子は昼食を届けにやって来るが、
春樹のいつになく真剣な表情、そして、株主たちを説得する、その仕事振りを見せ付けられ、
頼もしい反面、春樹の置かれた立場を考えずにはいられなくなるのでした。

鈴子は道造を見舞います・・・。
(道造、本当に大した事がなさそう、見舞いが来たら慌ててベッドに横になる。)

ほどなく、店の改装は終わり、スタッフは新店に顔を出します。
するとそこには、「バンビーナ」の看板が・・・
春樹の計らいで、新店の名前も「バンビーナ」になっていたのです。
マネージャーを始めスタッフが喜ぶ中、鈴子もまたひとつの決心をするのでした。
イタリアから招いた新しいシェフの試験を受けるスタッフ。
鈴子の事は春樹から聞いていると、握手するシェフ。
見事スタッフが全員合格し、祝杯を挙げるバンビーナスタッフ。
そこで、鈴子は店を辞めると宣言、一同を驚かせます。
春樹の婚約のせいかと尋ねる大河内、しかし、鈴子は自分の味で勝負がしたい、
その為に、もう一度イタリアに修行に行きたいのだと話すのでした。

スタッフが帰った後、料理を始める鈴子。
すると、春樹がやって来た。
「いらっしゃいませ。」丁寧に頭を下げる鈴子。
「何だよ、急に電話かけてきて。」
「ごめんね。仕事で忙しいと思ったんだけど、さあ、座って!
もう料理は出来ているの。」
テーブルに着く春樹
「これって・・!?」
それは、あの片思いのスープ。
「どうぞ。」鈴子が微笑む。
「じゃあ頂きます。」
「いける!確かこのスープのいわれはさ、その昔、ナポリの貧しい船乗りが、
一人の美しい女性に恋をしたのが始まりじゃない?あ、違った。
美しいシェフだった!」
鈴子と春樹は笑う。
「けれどその女性は、別の男性を選んで結婚してしまったんです。
その船乗りの悲しみの涙がナポリの塩となり、この片思いのスープが生まれた。」
「よく作ったよな、そんな話。」
「ロマンチックでしょう?でもね、本当の結末はそうじゃないの・・・
その女性は別の男性を選んだんじゃない。・・・現実を選んだのよ。
このスープが・・・私があなたに作る最後の料理。」
鈴子はそう言いバッグの中から3千万の小切手を取り出す。
「この小切手、あなたのお父様から頂いてきたの。前に話したでしょう?
私の夢は自分の店を持つこと。これだけあれば充分その夢は叶うわ。」
「どういうこと?」
「わからないの!?この小切手と引き換えに、あなたと別れることにしたのよ!」
「・・・嘘だろ。まさか本気でそんなこ・・」
「本気よ!」
「・・・嘘だ!俺は信じない。」
「もうおしまいなの、私たち。あなただってその方がいいでしょう?
来週此処で婚約パーティーがあるんだから・・・
いつまでも私と別れずにいても仕方ないじゃない!」
「それは何とかするって!」
「出来るの?あなたに!」
「・・・」
「私もう信じられないの・・・だから現実を選んだの、話はそれだけ。」
冷たい表情でそう言い放つ鈴子。
「まだ終わってない!」
見詰め合う二人。

そこへ、藤森がやって来た。
「どうして・・・。」
「彼女に呼ばれてね。」
「これからのこと、いろいろ相談に乗ってもらおうと思って。
その小切手は、現金化しないといけないし、藤森さんだったら全て安心して
任せられるでしょ!?」
鈴子が藤森に寄り添う。
「もう、話は済んだのか?」藤森。
「ええ。」
「じゃあ、お引取り願おうか。」
呆然と立ち尽くす春樹・・・。
納得出来ないまま、車を走らせる春樹。

翌日、春樹はバンビーナにやって来た。だが、厨房に鈴子はいない。
「シェフは?」
「それが・・・店を辞めてしまって・・・。」と大河内マネージャー。
「辞めた!?いつ?」
「え・・・鈴子から何も聞いていないんですか?」マキが驚く。

車に戻った春樹は鈴子に電話しようとすると、秘書の大河内から着信。
「常務、どちらにいらっしゃるんですか。株主との懇談会がもうすぐ始まります。
直ぐに戻ってきて下さい。」
「わかった。」
ハンドルを叩きつける春樹。
助手席に放り出された携帯には、鈴子からプレゼントされたストラップが・・・。

その頃鈴子はイタリアに行くために旅行会社を訪れていた。
ミラノ行きは新装バンビーナの開店と婚約パーティーが行われる日。
その帰り道、鈴子は春樹とバスケットをしたあの公園で足を止める。
シュートを決めた時の春樹、突然のキス、お揃いのストラップのプレゼント、
春樹の微笑み。
鈴子は携帯のストラップに触れながら、春樹とのことを思い出していた。
その時、鈴子の手の中で携帯が鳴った。
戸惑いながら、電話に出る鈴子。
「もしもし・・・。」
「もしもし?会ってもう1度話がしたい!」
「・・・」
「もしもし?」
「聞いてるわ・・・」
「今どこにいる?」
「私はもう会いたくないの。会っても、話すことないし・・・」
「どこだよ!?」
春樹は受話器の向こうから、バスケットをする声がすることに気づく。
「あの公園!?直ぐ行く!待ってて。」

公園の脇に車を止め駆け出す春樹、でもそこに鈴子の姿はなかった。
電話をかけてみる春樹。
「もしもし、どこにいる!?」
「もう会えないの、あなたとは。私たち別れたのよ。」
「俺はそんなつもりはない!」
「・・・困らせないで。」
「会って、ちゃんと話そう!」
「だからあなたとはもう会わないって決めたの!あなたはミチルさんと婚約して、
お父様の後を継ぐのがいいの。ミチルさん、本当にあなたのことが好きよ。
彼女となら上手くいくわ。」
「俺が好きなのは君なんだ!君を愛してる!」
見つからないように、公園の隅で春樹を見つめながら話す鈴子。そして、背を向け
「・・・私は・・・あなたの人生を変えたくない!」
「たとえそうなったとしても、それは君のせいじゃない。」
「私のせいよ!そうなったら、私この先ずっとあなたに責任感じ続けることになる!
そんなの耐えられない・・・。それだったら・・・今ここであなたと別れた方が
よっぽど気が楽なの!・・・私があなたと別れたいのよ・・・。」
泣きながら訴える鈴子。
「愛してる・・・。」
「・・・もう二度と電話してこないで。」
「愛してる!」
「・・・迷惑なのよ!」
「愛してるんだよ!」
「・・・もう切るわ。さよなら。」
涙を必死に堪えてそう答えると、鈴子は電話を切った。
電話を切られて呆然となり、ベンチに座り込む春樹。
鈴子の涙は嗚咽に変わり・・・
ベンチでうな垂れる春樹の背中を見つめる鈴子。
彼の幸せを願うように微笑み、ゆっくりと公園を後にする。

切られた携帯のストラップに触れながら、考え込む春樹。
車に戻ると、ワイパーに鈴子のストラップが置いてあった。
驚き、手に取り、泣き崩れる春樹・・・。

オープニングセレモニーの朝、鈴子は空港にいた。
そこに、藤森がやってくる。
このままでいいのか尋ねる藤森に鈴子は
「いいの、この方が、私ね、一生恨まれてもいいの・・・
彼が私の為に苦しむ姿なんて見るくらいなら・・・
私と出会ったことなんて後悔して欲しいの。」
そして、鈴子はイタリアに飛び立った。

バンビーナではミチルが春樹の到着を待ちわびていた。
「あの!春樹さんはまだですか?」ミチルが聞く。
仕事を終わらせ、春樹が会場に向おうとする、そこへ藤森がやって来た。
「何か?」
「今、彼女を見送ってきた。イタリアへ行った。もう1度修行をやり直すんだって。」
「そうですか。」
「それだけか?」
「それ以上何を言えと・・・失礼!」
「彼女一人悪者にするつもりか!?彼女、君と別れる条件として、
小切手なんか最初から受け取るつもりはなかった。」
藤森はそう言いテーブルに例の小切手を置く。
「自分が日本を離れたとき、君の父親に返して欲しいって俺は言われてる。
君が苦しむ姿は見たくない、そう言ってたよ。その為に、一生恨まれてもいいって。」
藤森が帰ったあと、小切手を見つめながら鈴子の言葉を思い出す春樹・・・。
車を運転しながら、思い浮かぶのはストラップを渡したときの鈴子のはにかんだ笑顔。
一緒に料理をしたこと、乾杯したこと、抱きしめたこと・・・。

ーおいしい料理はお金では作れません。料理人の心で作るものです。ー
ーあなたはお兄さんじゃない!あなた自身でしょう!?ー
ー信じてたいの。あなたの言葉を・・・。ー
鈴子の言葉が頭をよぎり、春樹は思わず車を止める。
ー大事なのは、自分の気持ちだって、あなたがそう教えてくれた。ー
ー君といると、俺は本当の自分になれるんだ!ー
ー彼女と出会って、自分らしく生きようと、そう決めました!ー
鈴子と出会ってからの自分の言葉を振り返り・・・
そして再び車を走らせる。

バンビーナに到着し、車から降りる、何かを決めた春樹・・。
「何してたんだ。遅いじゃないか。」道造が出迎える。
「社長!これをお返しします。」そう言い鈴子の小切手を渡す。
「それと、俺をクビにして下さい。親として息子の勘当もお願いします。」
「勘当ってお前、何言ってるんだよ。」

司会者が、パーティーの開始を告げ、春樹を紹介する。
祝福の拍手の中、歩き出す春樹、笑顔で春樹を迎えるミチルだったが、
春樹の表情に、顔が曇る。
「今日はみなさんに、お話しなければならないことがあります。」

ー 一年後 ー
ビルの一室、大河内と片付け物をする春樹。
「美味しそうな食材ですよ!常務!」パソコンの画面を持ち出して大河内
「常務はやめて下さい!今はふたりだけの会社なんですから。」
「本当に良かったんですか?一緒に辞めたりなんかして。」
「私は何処までも常務と一緒です!」
又、常務と言ってしまい、口に手を当てる大河内。
「こんにちは!」
ミチルが入ってくる。
「又来たのか!」
「だって会いたいんだもの。これ、差し入れ。」
「懲りませんねー。婚約を断られたのに。」と大河内。
「いいの!私は延期しただけだと思ってるんだから。」
「まだそんなこと言ってるのか?」
「私は諦めることが嫌いなの。」
「じゃ、行ってきます!」
「行ってらっしゃい!」
二人に見送られ、春樹は元気に出かけていく。
「ああ、そういえば、いいお紅茶があったんですよ・・・」
紅茶を探す大河内。
(ついでに、この人と良くなっちゃえ!ミチル。だったら応援する。)

電話をしながら歩く春樹。
「はい。では僕はこれから日高物産の方を回りますので。」
春樹の携帯にはお揃いのストラップが仲良く揺れている。

公園の道にバンビーナと書かれたA看板が・・・足を止める春樹。
「バンビーナ!?」
看板の先に目をやると、移動レストランが・・・。車の中で注文を聞く人影、
「わかりました、かけてお待ちください。」
かがんだその人は鈴子!!
車の中で調理する鈴子。客にスパゲッティーとサラダのセットを出した後、
歩道に置かれたテーブルを掃除する。
「小さいけどいい店だ。」
「グラッチェ。美味しいわよ。味には自信があるの!」
そう言いながら声がした方を見ると手が止まる鈴子。
見詰め合う二人・・・。
「注文していいかな?」
「・・・」
「片思いのスープを一つ。」
鈴子の驚きの表情が、やがて笑顔に変わっていく。
「ベーネ!」
二人は嬉しそうに、少し照れたように微笑み合った。

片思いのスープの横に、鈴子と春樹の携帯。
春樹の携帯についていた2本のストラップは、又それぞれの場所へと付け替えられ
これからのふたりの幸せを物語るように・・・。

ーFineー

終わってしまいましたね。(;;)
毎週楽しみにしていたのに・・・バンビに会えないかと思うと寂しい。
しかし、ハッピーエンドで何よりだったよ!
婚約パーティーをどのようにして乗り切ったのかは謎だが(笑)
ミチルが一役買った事は間違いないだろう・・・。
そして、懲りないミチルには大河内が!?何てね・・^^
レストランチェーンも大成功で、道造は新聞に取り上げられていたし。
でも、考えてみれば、婚約破棄して、勘当されたところで、マキ辺りが、
鈴子に報告してもよさそうだがね・・・(笑)
イタリアに「来ちゃった!」とか言って、あの夢みたいに、追いかけたりしてさっ!春樹。
妄想はこれ位にして、最終回も残すところ「弁護士のくず」だけとなりました。
次クールは何が私を虜にしてくれるのでしょう!?
その前に映画も観たいが・・・
義父が退院してくるため、サイクルに慣れるまで、時間がかかりそうです。
仕事も決算を前に立て込んできたし・・・^^;トホホ。

<第1話>
<第2話>
<第3話>
<第4話>
<第5話>
<第6話>
<第7話>
<第8話>
<第9話>



<キャスト>
白石鈴子(28) …… 長谷川京子
葛城春樹(24) …… 小出恵介
大河内民雄(43) …… 西村雅彦
島崎沙織(26) …… 小林麻央
浅倉ミチル(19) …… サエコ
柏木マキ(28) …… 小池栄子
大河内孝信(33) …… 石井正則

桑原裕介(27) …… 天野浩成
藤田翔(20) …… 大東俊介
メアリー富田(18) …… 石田未来
片瀬未来(20) …… 清水由紀
社長秘書(27) …… 大門真紀
白石ちはる(9) …… 黒田凜

白石徹(34) …… 天野ひろゆき
藤森拓海(31) …… 小澤征悦

葛城道造(62) …… 橋爪功


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2 コメント

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Unknown (mari)
2006-06-29 18:44:45
めいままさん、こんばんは。

春樹に会えなくなると思うと寂しいですね。

年下の情熱で、”おいしいプロポーズ”を

強引にして欲しかったですね。
返信する
Unknown (めいまま)
2006-06-30 00:21:29
♪mariさん、こんばんは。

ドラマが終わってしまって寂しいですぅ~。

もう少し、強引な”プロポーズ”待ってたんですけどね・・・

相手が年上だけに、遠慮させない位の強引さが欲しかったよ~!

バンビめ!最後まで、ヤキモキさせやがって!?^^;

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