<箱庭の雨蛙は頭が良すぎ>
1) ある日小さな箱庭に雨蛙がやってきて、100匹?200匹もの卵を産み付けた。
その名を「ぴょん太」と「ぴょん子」名付けよう・・
春頃から賢そうな雨蛙が時々現れて、↑の雨蛙、雨降りの日は大きな声で鳴いていた。
この家のご主人はお人好しのようなので、雨蛙は安心して今年は住みつくことに・・
頭の良い雨蛙は、時々畑へ食事にでかけ気分よくしてると・・・
ここのご主人は
「危ないだろ道路を横切ったら車に跳ねられてしまうぞ」と言って箱庭に戻されてしまう。
ピョコタンピョコタン逃げまわるのであるが、ご主人の手は素早く直ぐに捕まってしまう。
当分ぴょん太は姿を見せず、ご主人は諦めていたようだ。
そんなある日、ぴょん太はぴょん子を連れて箱庭に戻ってきた。
2) それから毎夜雨蛙の大合唱・・・眠れ眠れという子守唄とはほど遠い賑やかし・・
3) そして卵からうようよとオタマジャクシに孵ったのである。
4) 梅雨も明けて、それはそれは猛暑が続き
この猛暑の中オタマジャクシは小さな小さな蛙になって箱庭をピョコタンピョコタンと
飛び回っている。
ホテイアオイの水草の上で10匹近く、くつろいでいる
5) 全部のオタマが孵ってしまったら箱庭は子蛙に占領されてしまう。
田圃に今戻したら・・可哀想すぎる。
隣町のお母さん「この暑さで田圃には雨蛙は一匹もいませんよ」
「お百姓さんは毎日田圃を見回って、雨降ってくれないかな」と