昨日から我が家は天国と地獄と言いたいところですが、地獄の中をさまよいました。
夫が眼の具合が悪いと言うので某眼科に出掛けました。色々と検査の結果結膜炎という診断で私は帰りのタクシーの手配を受付の女性に頼みました。
眼科の隣が薬局。処方をしてもらっている間にタクシー到着。 タクシーの運転手に待っているように頼んでくるからと言って、表に出て後ろを振り返ったら夫が段差を踏み外してコンクリートの上でモロに転倒をしています。
救急車で住まいに付属している診療所に運んでもらいました。
その夜、TVを見ていた夫の部屋からまたしても大音響。 今度はいすから立ち上がろうとして又してもすさまじい転倒の仕方!
私の力ではもう助け起こすのも無理 、トイレに連れて行くのも無理。 オムツをさせることも交換も私には出来ません。
看護婦さんやスタッフの方が夜中にも来宅をし世話をしてくれました。 ただただ感謝!
骨折が心配なので介護用の車で熱海国際病院に行きました。 案の定股関節の部分が骨折、有無を言わさず即刻入院です。
眼の検査で瞳孔が開きよく見えない状態で私を後追いし、段差を踏み外すなどとは私にしてみれば予想外の出来事・・・・・でもこのような行動パターンをとるのが夫です。
長年共に暮らしているので、年を取ってから次々に病に冒される彼を可哀想に思っています。 病と闘いそれを克服するのは夫自身。
私ができるのは泰然としたフリをするくらい。
現在 恐山の事を思い出しブログに綴っています。
上の画像は地獄、でも山頂には地蔵がそれこそ泰然と立ち人々を救っています。
この場を通り過ぎるとそこは極楽!
瓦礫だらけの地獄を通過し、エメラルドグリーンの「宇曾利山湖」を眺めるとまさにここは極楽だと感じます。 一挙に救われます。
遠くに聳える山は「釜臥山」。
本当に美しく平和な風景。 もっとも良く晴れていた日ですからそのように思ったのかもしれません。
ちなみにこの湖はph3.5という弱酸性。生息している魚類は酸性に適応力のあるウグイのみだそうです。
地獄を越えて極楽に到達するのか、最初に極楽があって地獄に落ちるのか、最後の最後までわかりません。
わからないから生きていけるんでしょうね!