私はサルがやってくると嬉しさ100%。 でもけっこう毛嫌いされているらしくこの日も傍のマンションの管理人らしき人が箒を振り回し追い払っていました。
そのうち空砲が鳴り響き子ザルを抱いたメスも林の茂みに入って行きました。 子ザルがいる時期はサルも凶暴になるといいます。
本来動物がいた場所に侵入をしているのは人間なんだけどね。
恐怖に満ちたそしてどこか悲しげな表情のサルが目立ちます。
上の画像は昨日もUPしました。
写真のサークルのお仲間でアムールトラを撮りにインドに行ったり、別の方はアフリカのサファリに行かれる方がいます。
どの動物も恐怖や悲惨な表情を見せていません(動物は保護をされているし・・・・・)。 それなのに湯河原のサルが悲しそうな表情なんて!
農家の方が作物を荒らされるのを嫌って常にサルを憎むからなんでしょう。
農地を借りて小規模な農業を趣味でやっておられた方がいました(もう亡くなられましたが)。 カボチャを収穫しようと畑に行くと、サルがやってきていて両脇にカボチャを抱え茂みに逃げていくのだそうです。
当事者ではないので無責任にもサルの姿を想像した私はケタケタと笑ってしまいました。
「サル 憎い?」
「憎っくいよーもう。 許せない。 それも食べごろになるの待って獲って行くんだよ。」
「わかるわ。 その気持ち。 それにしても食べごろを待って・・・というところがスゴイわね」
「ハクビシンも来るしさ。 竹の子が採りごろにはイノシシが土を掘って食べちゃうんだから」
サルより悲惨な顔で言っていらしたのを思い出します。
湯河原はミカンの産地です。 樹下にはゴロゴロと落下したミカンが収穫される事もなく落ちています。
贅沢なサルはミカンを食べず新鮮な野菜が食べたいのでしょうね。せめて落ちているミカンを食べれば良いのに!
地獄谷に行かなくてもサルに会えて良かった! 地獄谷のサルは観光資源ですから、空砲を撃つどころか出現を歓迎されています。
環境が表情なども造っていきますね。 私は見栄を張って出来るだけ幸せそうな表情になるように努力をしています。
ぐっと背筋を伸ばし、悲しいときも辛いときも唇をかみしめてがんばっているんです。誰も信じないだろうけど・・・・・。
湯河原のサルものんびり楽しそうな表情を見せる環境になることを願います。