育児日記

主に聞きつつ、主にあってこの子たちを育てて行くのは、私の使命です。

主の守りの中で

2006-04-05 10:44:26 | Weblog
9月から彼女は、家庭福祉員のもとでずっと過ごして来た
そして、3月31日、最終日を無事に迎えた

なんとか、ぎりぎりにみつかったこの場所で彼女は本当にたくさんのことを吸収して来た
最も成長が早いこの時期、共にいることが出来ないことは、本当に残念
しかし、彼女の様子が手に取るように分かる毎日の連絡帳の文章は、貴重なものであり
これからも宝物になるだろう

最終日、迎えに行くとすっかり帰り支度をして彼女は待っていた
半年分のお礼を保育士の方にしていると、
「これは私達からの入園祝いです」
と、御自宅で炊いてくださったお赤飯を差し出してくれた

さらに、帰宅直前欲しがる彼女に、お赤飯をお箸で口元まで運んでくださり
彼女は満足
さらに、
「ごま塩が大好きだもんね 
いつもお弁当の御飯もごま塩めがけてスプーンを使ってるし」
と、ごま塩をたっぷりかけてくださりもう一口

これが最後になるだなんてわかりっこない彼女は、いつものように手を振っていた

帰り道、桜が満開の公園を通って行った
きっとこの半年は私よりもずっとずっと彼女のことを保育士の方は知っていたはず
ごま塩がまさか好きだなんてお母さんは知らなかった
お母さんは、知らなかったとしても、彼女をきちんと見てくれる方がいて
その後ろには、主がいつもいつも彼女のそばにいてくださる

どんなにこの半年、主が与えてくださったこの場所で
彼女が主に守られて来たかということが
帰り道に自然と湧きあがる感謝の思いでいっぱいになった
そして、涙も流れていた

本当に彼女はこの場所で祝福されていた

昨日、荷物を取りに数日ぶりに訪れた家庭福祉員のお宅に
彼女は本当に当たり前のように、靴を脱ぎ、部屋に入って行き
大好きだったというおんぶひもを持って、おんぶをせがんでいた

まだまだ、ここにいる方が彼女にとっても慣れていて、安心
でも、次の保育園もスタートした
良く分からないまま彼女は、多くの子供達に囲まれる生活が始まった

しかし、この新しい保育園も主が次に開いてくださった場所
主は、彼女をこの場所でも守ってくださると確信している