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金子みすず 取材記その3

2023年03月20日 11時11分40秒 | 暮らし

♪金子みすずは大正末期、26歳の若さで昭和の初め自死。散逸し埋もれてしまった作品を数十年の長い間、童謡詩人の矢崎節夫さんの努力によって(今でいうオッカケ)、甦らせました。遺稿集からも含め、金子みすずの残した詩は512編と聞きました。それを現代に問いかけ知らせた矢崎節夫さんの御働きの尊さはいかばかりだったか改めて言うまでもないでしょう。

♪ところで、金子みすずの生誕地仙崎(せんざき)のある長門市に着くと思いがけない風景?に戸惑いました。居酒屋、スナック、焼き鳥や、すし屋…等、飲食店が目に付きその数は500件以上とか。タクシーの運転手さんは「金子みすずの512編より多い!」と言ってました。

♪私は、宿に着くなり、お腹もすいたので早速街中に出ました。そこには、道路や路地をを挟んで軒を連ねる飲食店、それから3~4階ものビル全部が飲食店だったり、その飲食店の数にびっくり。看板の中には、金子みすずの「みすず」とか、金子みすずの詩の題名「露」とか「大漁」とか「繭」とか「かなりや」とか「不思議」とかの看板、それから3~4階ものビルの飲食店内の壁には、それこそ達筆でしかも大きな文字で「大漁」とか、「私と小鳥と鈴と」等、金子みすずの詩が看板や壁いっぱいに書かれてありました。

 

♪私は、お腹もすいていたので、「くいだおれ」とかいうおすし屋さんに行きました。さすがは海辺の町だけにおいしさは抜群でした。店のおかみさんは「人口に比して飲食店が多くてね…」と、やや不景気ふうのお話をしていました。

 

♪それにしても、赤い灯、青い灯、それも金子みすずの言葉で賑わう長門市界隈の飲食店を、もし、金子みすずが詩にしたら、なんと詠むか想像すると、おもわず「キャーッ」と、笑ってしまいました。つづきはNextブログで。

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