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金子みすず 取材記その2

2023年03月14日 09時44分09秒 | 暮らし

♪金子みすずの取材は、まずは、山陰本線の厚狭?駅から仙崎まで切符を買います。

厚狭?は、いったい?なんと読むのでしょう?とJR窓口係りの方に聞ききました。「えーと、なんと?読むのでしょうネ?」と、まあ駅員さんも知らない! しばらくして、「あさ」と読むことを教えてくれました。

♪新幹線を降りて、その厚狭駅前に立つと、なにやら?立派な銅像がありました。近づいてみると、それは、寝太郎伝説の三年寝太郎!「え?ここ厚狭が寝太郎の故郷!」とびっくりしました。

説明には「荒れはてた土地を豊かな水田にした」とあり、背丈は5メートルはあるだろうか、寝太郎はこの町のシンボルとして厚狭駅前に聳え立っていました。

♪金子みすずを訪ねる旅は、その豊かな水田地帯を、上に上に登って、中国山脈(山地と言ったほうが適切かも?)を越え日本海にたどり着く旅です。列車は車窓にひろがるのどかな山あいの稲作地帯を走る美祢線です。だが、稲作地帯といっても田んぼのあぜ道や農道に敷いたような2本の線路です…と、言っては、叱られそうですが…。

線路はゆるやかな曲線を描きながら、目にしみる緑の中を、なんどもなんども川を交差しながら、川の流れに沿って走っていきます。そのコトコトのんびりの列車は、たったの一両、ワンマンカーでディーゼル車。一日に何本かの列車で、高校生が主な利用客と聞きました。

♪と、びっくり。車窓から見える大きく削られたセメント色の山肌、まるで恐ろしい砦がせまってくるようです。その中を、美祢線は「挨拶アナウンスもなく」突っ込んでいきます。一瞬「どうなんだ!だ!」と。

でも、いつのまにか、私は銀河鉄道に乗って、はるかなはるかな旅にでたような気分!そして「金子みすずを訪ねるたびは、こんなにも遠いのかー!」と心の底から感じいりました。つづきはNextブログで。

★☆★  投稿者 / 五十野惇
元NHKおかあさんといっしょディレクター/元聖徳大学・東京家政学院大学教授
Email   pappy@mvh.biglobe.ne.jp
ホームページ  http://www5a.biglobe.ne.jp/~pappy/

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