♪Oさんは映像編集用のパソコンの裏に、SAさんは大道具として使用している積み木の後ろに、Aさんは合成映像作成用クロマキー幕の中に、HAさんは映像字幕（テロップ）機器の後ろに、…機器とケーブルが蜘蛛の巣のように張り巡らされたスタジオのあちこちに散りました。そこへ、50分遅れのMIさんがスタジオIN。♪その日は、卒業制作のゼミでした。制作は共同作業ですから、時間通りに集まった学生は、遅刻をしているMIさんに、しびれを切らしていたようです。MIさんから「今、校門よ、あと一分待って！」と携帯連絡が入ると、スタジオ内の学生から「みんな！かくれんぼしよう！」とかけ声が出ました。すかさず立ち上がり隠れたものの、「わたくしたち、もう！22歳になるのよ…」と誰か。♪女性は一人 TV 3台分のおしゃべりをするとも聞きますから、スタジオ内は一瞬超（チョウ）静まり返って、わたくし一人だけが取り残され、なんだか、わたくしまでもが、かくれんぼをする時の、あの子どものような胸さわぎを感じました。♪この胸さわぎこそ童心というのでしょうか。その童心を持ち合わせることを世界に訴えた作者、サン＝テグジュベリ「星の王子さま」をめぐって、パリでの取材の折、街角で若い女性から「私は大きくなるにつれ、大人と大人がどう付き合ったらよいか判らない時があります。私は作者のサン＝テグジュベリがいうように、大人は昔子どもだったころを思い出し、童心に返って見る必要があると思います。そうすれば、大人と大人はもっとよく判り合えると思います。」と聞きました。♪女子学生の「かくれんぼ」に思わぬ出会いに、わたくしは人がだれでも持っていた子どものころの純な心が、彼女たちの心に生きているからこそ、彼女たちは仲よしなのだなと思いました。
※「パピーちゃん」の絵本やビデオ、CD、DVD（推薦：ノッポさんこと高見映さん）について、もっと知りたい方は、ホームページ「五十野惇フォーラム」へ。
ここでは、TVアニメ「アルプスの少女・ハイジ」の主題歌をうたう大杉久美子さんが「パピーちゃん絵本」の主題歌をうたっています。「パピーちゃんと小鳩くるみの幼児学習ビデオ」も合わせ紹介されています。
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