待つ心
生きることで一番大変なこと大切なことは「待つ」ことと良く聞きます。一九八三(昭和五七)年の大ヒット曲「待つわ」、かわいいふりしてあの子 わりとやるもんだねと…あるように、「待つ」はやはり人生の大テーマですね。
その「待つ」を子育ての大きなキーワードにしている幼稚園や保育園、施設などが日本にはいくつもあると聞き驚いています。
その一つに、子どもへの具体的な接し方、ほめ方、心育て、食べ物のこと、身体育て、能力育てなど、そこにはいつも「待つ」をキーワードにして、待つ子育てをしている幼児教室があります。それから、登校拒否やひきこもりなどの悩みに答えようと、「待つ」をキーワードにして、待つ子育てを語りかけている先生もいます。
今では古い子どもの歌になっていますが、もういくつねるとお正月…(作詞:東くめ、作曲:滝廉太郎)は、歌うことで楽しいお正月を思い起こし、待ち遠しい子どもの気持ちを表現しています。
まあ、「待つ」とは、物事を成しとげるには長い時間がかかるということでしょうか。諺に「桃栗三年柿八年」があります。ここでは、実がなるまでの年数を言っているのですが、それにしても、あの柿の木、春の新緑の見事さ、そして花が咲き、(着地した)花びらの数の多さ、実がなってもまだまだあおい柿の実、その柿の実が熟していく様子は、おいしくなるだけに「待つ心」を教えてくれます。
かき(詞、五十野惇)
♪ すこしずつ すこしずつ
いろづく いろづく
まいにち まいにち
みあげていた みあげていた
♪ かきの み
かきの み
♪ もう たべられる かな
もう たべられる かな
ブログネーム(とい)…
たくさんの柿がきれいに色づく瞬間を一度見てみたいです。でも、それは無理ですね。待って待って色づくのですね。
なお、ささやかですが、私たち家族の作品に「毎月のお話パピーちゃん絵本・全十二冊」(発行メイト)があります。そのなかの十一月号「ちいさいパピーちゃんのかき」は、動物達のユーモラスな行為を通して自然や「待つ」の意味を問いかけています。詳しくはWEB検索「五十野惇」でご覧いただけます
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