【70才のタッチ・アンド・ブースト】ーイソじいの”山””遍路””闘病””ファミリー”ー

【新連載】 『四国曼荼羅花遍路-通し打ち45日の マイウェイ』

四国曼荼羅花遍路-通し打ち45日の マイウェイ 13 写真は神峯寺への歩き遍路道登り口

2023-01-23 00:49:48 | 四国曼荼羅花遍路 通し打ち45日のマイウェイ 修業の道場(高知県)編
 (13日目・5月3日) ホテルなはり~27番 神峯寺~28番 大日寺~遊庵 H460m 
         の登山と土佐くろしお鉄道に初めて乗って高知市内へ
   5:45起床、準備、朝風呂→7:05朝食→7:55ホテルなはり発→8:05土佐くろしお鉄道
奈半利駅→8;45唐の浜(神峯寺への登山道)→10:05 27番札所 神峯寺→11:25神峯寺
発→12:20土佐くろしお鉄道 唐の浜駅着→12:42唐の浜駅発→13:54のいち駅着→14:15
昼食→16:15 28番札所 大日寺(道迷いの挙句地元のご婦人に車で送ってもらう)
→16:50ハウス着・泊

 起床後すぐにホテルの露天の朝風呂に入浴。さっさと朝食を食べ、8時前にはホテ
ルなはりを出発した。本日も快晴。本日は行程が長いので、唐の浜~のいち間は土佐
くろしお鉄道を使用した。唐の浜駅からは駅前広場から見えている神峯寺、神峯神
社、展望塔(H569.8m)へと続く舗装道路を登りだす。神峯寺は標高430mを距離約
4Km、平均10%で登る。最初は穏やかな登りだが徐々に傾斜も厳しくなってきて、車
道から山道の遍路道が分岐する地点では結構急な斜度になってくる。この分岐点も自
転車遍路の時に自転車をここに置いて、歩いて登った。前回と変わらず『マムシに注
意』の看板が出ており、何と今回は数歩あるいたところに体長40cmくらいの赤マム
シがいた。足元もカジュアルサンダルであり、本日は好天だけれどやはり遍路道は断
念して舗装道へ。標高350m位以上からはかなり急坂となり、自動車もスリップしてい
る。2時間で何とか登り切った。
(神峯寺境内と神峯の水)

 自転車遍路の時には寺の庭園が素晴らしく、紫陽花の花が見事で神峯の水と呼ばれ
る湧水がさわやかで、とても印象深い寺だった。今回はまだ開花していないのか、株
が少なくなったのか、紫陽花のウェルカム・ブロッソムは見られなかったが、端正に
手入れされた庭は変わらずで20年の年月が寺と周りの山をより一層シンクロさせてい
る。納経所の前にきれいな善根宿ができていた。自転車の時は、真夏で暑い中、納経
所で聞かれたので「自転車遍路です」と答えると、「お接待です」と言われ、よく冷
えたスイカを頂いた。その後夫人に再会できるか楽しみにしていたが、お会いするこ
とはできなかった。きれいな境内を廻り、お参りを済ませてもう一度善根宿を見て、
また来ることがあれば利用させて頂こうと思い、下山した。
(神峯寺の奇麗な善根宿)

 唐の浜駅までの下りは55分だった。神峯寺から次の大日寺まで約40km、歩きだと1
日半要する。唐の浜駅から、のいち駅までくろしお鉄道で1時間12分なので、土佐く
ろしお鉄道を利用し、一気に高知市内へと向かうこととした。
 14時前にのいち駅着。近くにスーパーマルヤスがあり、フードコートで焼きそば定
食の昼食。食後28番札所 大日寺を目指した。ところが道に迷いに迷い、挙句車の車
庫入れをしていた女性に場所をきくと丁寧に教えてくださったのだがよくわからな
い。それではとスマホで地図を示してくれたけれどますますわからなくなってきた。
 それではと大日寺まで送ってくれるという。ありがたくお接待と思い、送って頂い
て無事大日寺につくことができた。私は、地図は北が上になっている地図を見て、方
角や地形をイメージして動くという認知機能で、どこへ行っても道迷いや方向を外す
ことはない。山のサークルでも道探し、方向定めでは頼りにされている。ところが北
が上でないとイメージがぐちゃぐちゃになって方向が分からなくなりパニックになっ
てしまう。南半球へ行ってもやはりパニクってしまう。遍路地図は、まさに『道迷い
地図』。これは批判ではなく私の認知機能の問題だと思うので、実際は詳細に情報が
書かれ、必携の地図であるとは思いますが。
 28番札所大日寺駐車場まで送っていただいた後、大日寺のお参りを済ませた。自転
車遍路で来たときは、古い里寺という思い出だが、今はきれいに改築されている。里
寺と思っていたが、小高い里山にあるし、周囲の街並みも奇麗になっている。
 本日宿泊のハウスは住宅街の中にあって、きれいに黄色く塗られた普通の2階建て
住宅でB$B(Bed and Breakfast)の雰囲気。ご夫妻(だと思いますが)で経営しておら
れているが、“お宿”と言ってはおられるが、ボランティアかお接待かと思うほど細や
かなお心遣いのおもてなし。まったくアットホームの雰囲気でホッとする。おまけに
夕食のおかずは豚の生姜焼きに鯵のフライ、野菜煮物他の家庭料理。料金は1食分か
と思っていたら朝食はお接待とのこと。
 宿泊の部屋は2階の3部屋のようで、最大4人収容か。本日は神奈川から来た男性の
若者と私と2人で、彼も通し打ちを目指していて、1番からずっと歩いてきているとの
こと。明日も歩く日なので、エールを交換して、早く就寝した。
        (本日移動距離約47.5km、 うち歩行30,754歩  歩行22,5km、)

(朝の奈半利の街並み)

(神峯寺境内から麓、土佐湾を望む)

(土佐湾に沿って走る、土佐くろしお鉄道)

(大日寺山門)

(大日寺境内)

(ハウスのアットホームな夕食)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿