路地裏で考える (ちくま新書) | |
平川 克美 | |
筑摩書房 |
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本は、娯楽書、啓蒙書、教養書のいずれかに分類される。わたしは、娯楽としての読書を最優先にしている。読書の楽しみは、読書をしなければわからない。楽しみのない読書は苦役である。誰も、好き好んで苦役を甘受しようとはしないだろう。(P.043)
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「やだね、まったく」と、苦笑いひとつ。
ついつい「好き好んで苦役を甘受しようと」するオヤジがここにいる。
とはいえ平川さんの本は、わたしにとっては娯楽のようなものだろう。
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確かに、大人とは齢を経ただけの人間のことでもないし、自分で自分を大人だと思っているものを指すのでもない。では、どのような人間が大人であるのか。おそらくは、自分以外の他者が自分を必要としており、自分が必要とされていることを引き受けるということで、ひとは大人になるのではないかと思う。
わたしにとって大人とは、端的に、自分以外のもののために生きることを引き受けた人間のことを言う。(P.089)
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うん、ハズレがない。
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